することもなく、こんなとき普通なら漫然とテレビを見るところだろうけど、普段地上波テレビを見ないのであのうるささががまんできなくなっている。ぼんやりスカパーをつける。
だけど最近はスカパー人気がなくて予算減なのか、人気があって怠慢なのか（後者ならいいけど）、同じ番組ばかりな気がする。「NCIS」「LOW ＆ ORDER 性犯罪特捜班」の帯・・・またかー。よく見るから、見たエピソードに出会う確率高いんだよね。「フロスト警部」・・・まえに全部見たし、2時間ものだから気軽じゃないんだよね。
 
結局必殺仕事人を見る。まあ、日本語のほうがぼんやりできるし。
 
京本政樹と村上弘明が出ているシーズン。
母子家庭の娘が大店のお嬢様にいじめられる話。母のほうも、大店の父親にだまされて与力に手篭めにされてしまう。（娘の意地悪を詫び、謝らせたいから是非にと連れて行かれたら、与力が待ってて寝具もセット済み。）
 
母親は汚れた身を恥じて自殺。娘の嫁入りにと貯めていたお金を、仕事人の一員の女（おかよだったかな？正しく覚えていないけど、おかよということで話を進める。）、おかよに託す。
しかしなんと、悲しみのあまり大店に飛び込んで文句をつけた娘を、悪党たちは殺してしまう。
 
というわけで、「いや、この人に託したって、どーすんの？ 母親やるの？」という問題も解決。
おかよの差し出す小判を、主水が受け取り飄々と出ていく。京本政樹が受け取り沈痛な面持ちで出ていく。村上弘明が怒りを秘めて受け取り、出ていく。
 
おかよはなんか変な装置で悪をやっつけるのだが、操作を補佐する若者がいる。確か通称ぼうや。
 
ぼうやが小判を取りにきて、おかよも小判を取り、いよいよ復讐。
 
しかしぼうやもおかよも1枚ずつなの？
この人たち2人でセットじゃん。
主水も京本政樹も村上弘明も各自1人ずつ殺すのが通例。で、いつもこの人たちは2人セットで1人殺ってるじゃん。
2人で1枚じゃないの？
 
ルパン一味がそれぞれ役割は違っても等分に分け前を分けるとしたら、それは分かるけどさー。
 
しかし夫に言ったら、仕方ないという。
必ずしも一人一殺というわけでもなく、ボスにたどり着くまでに何人もやっつけるときもあるし、簡単に殺れる奴もいれば手強い奴もいる。
言い出したらキリがないから、一律一人幾らとするしかないのだろうと。
つまり、「それを言ったら、俺なんてこうだぜ」という不満が次々出てきては立ち行かないから、はじめから一切の差をつけず「仕事の内容に関わらず、一人幾ら」としているのだろうと。
 
なるほどそういうこともあるかもしれない。
だから文句をいうのはやめたが、やっぱり釈然としない。
 
仕事人の一員なわけでもなし、わたしが文句を言う筋合いではないのだが。