決めた！旅行に行く！慶良間に行く！　････････････と決めて、行って来た。
 
旅行に行くようになったのは３年前。それまで良さも分からなかったし、お金もなかった。今行くのは、平日に休まざるを得ない時期があって、安いときに行けるためもある。
来年、フルタイムの仕事がうまく見つかったら、もう行けないかも。だってそうなったらもう高いときにしか行けないもの――ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、年末年始、夏休み、春休み、――無理。金額が全然違うんだもの。
 
だからなおさら、「仕事がつぶれて秋に行けるっていうなら今行こう！」と行って来た。
でも安い時期っていうのは、やっぱり安いんだとは思ったけど。
北海道は「この日から安い」という週に行った。そうしたらヒグマウォッチングクルーズはどこもクローズで、かろうじて見つけたところも高波で欠航。湿原は秋っていうよりもう冬だった。
沖縄ももう泳げない時期――とはいえ、ダイビングもシュノーケリングもしないから、これは問題ないけど。
 
それはともかく、わたしにとって旅行って、すごく気負ったことで、特に今回は「これが最後かもしれない」と無理をしたので、お金を払うときもドキドキしたほど。
諦める旅行もたくさんある。伊勢とか、２年前から折に触れて「行きたい」とパンフレットを見るけど、結局「一泊で４万以上なら、安い時期の北海道や沖縄なら３～４泊できる」と思っちゃって。
 
旅行ってとても特別なものなので、行って来たらことこまかにブログにUPする。
自分の中で追体験するのも楽しいし、まとめてはじめて終わった気がする。
ブログというのはもちろんこれではなく、前からやっているもうちょっとソフトでポジティブな日記ブログで、１回の旅行について何日どころか２週間くらいえんえんと語ってたりする。
 
でも、他人の旅行なんて人が見ても面白くないよね？　それを何日も何日も語り続けるなんて。
――そう思って「やめようか」と考えるけど、「でもこれはわたしのブログであって、お金をもらってきちんと書いているライターってわけじゃないんだから、好きなようにしたらいい」と思い直して、気がすむように書いてる。
 
毎日見ているブログの中に、よく旅行にいらっしゃる方がいて、その方ときたらネットでなければお知り合いになることもなかったろうという方だ。
だってわたしとは生活レベルや、社会的レベルが違う気がするから。
その方は、旅行については１～２回の記事で端的にまとめる。
もともと長々書かない方だから、もしかしたら文章の好みもあるかもしれないけど、でも明らかに「あまり長く書いても皆さん退屈でしょ」という洗練された心遣いも混じっている。
 
その方の記事を思い出すと、うーん、と考えてしまう。
今年奮発した２回の旅行について書いていたら、１ヶ月以上かかりそう。だってどっちも気合いが入った旅行だったから。
 
もうひとり、毎日見ているブログの中に、時々旅行に行く人がいる。
時々っていっても、わたしよりはずっと何回も行く。短いスキー旅行なども含めれば、１年に４～５回は行ってるかな？　その中には海外も含まれる。
普段はグルメブログ。
旅行とグルメブログって切り離せないから、旅行に行ったら機内食から外食、宿の食事を書くし、ホテルについても書くし、観光したら観光についても書く。ショッピングとかいろいろ。
だから１週間くらいは旅ブログになる。
 
そのときわたしがどうするかというと――
「あ、旅行か～」と流し見。あるいは飛ばし見。あるいは「まだ今日も旅行か～」とタイトルだけで終わったり。
 
最初の方は、義理があってコメントをしないわけにはいかないので、旅行記事も読む。まあ、長くないし。
でも次の人の場合は、欠かさずコメントをしあうわけではないので、スキップ可能なのだ。
 
毎日見ていて、とても身近に感じているくらいだけど、旅行記事はスキップしちゃう。
ネットでわたしが人の旅行記事を見るのって、検索して何か調べたいときで、そういうとき余計な情報がたくさんあると面倒に感じちゃう。
 
つまり人の旅行の話なんて、面白くないわけだよね。
 
でまた、同じためらい。「他人の旅行の話をえんえん語られても面白くないだろう」
そしてきっと今回も、「でもこれは誰が見るわけでもないようなブログだし、自己満足で好き勝手やっていいものなんじゃないかな」と思い直す。
 
それとも、人の旅行の話も楽しいよ、っていう人もいるのかな？
何かを考えるとき、どうしても自分の考えや感じ方を投影してしまう。誰でもそうだと思う。
わたしはわたしの感じ方を投影しているから「人の旅行の話が楽しいかな？」って思えるけど、「話を聞くの好き」っていう人もいるかもしれない。
 
実際のところ、どうなんだろう？
 
よく、「えー、＊＊に行ってきたの？　聞かせて聞かせて～」っていうことあるし、「今度会うとき写真見せるねー」っていうのもあるけど、あれを本当に心から「聞きたい！聞かせて！」って思ってる人もいるのかな？
 
いや、旅行記とか、紀行文とか、ネットの記事でもライターが書いた紹介記事とか、そういうのはわたしも読むけど。
そういうのじゃなくて、素人がただだらだらと話す旅行の話だよ？
 
 
 
 
やはりいるのかも。
わたしが好奇心の少ないタイプってことなのかも？
 
 
実際のところ、どうなんだろう？