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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

戻ってきたJJとプレンティス(「クリミナル・マインド」Season7)

JJとプレンティスがBAUに戻ってきた。
戻ってくるのは分かってた――海外ドラマブログなどで前に見たから。
 
わたしは「クリミナル・マインド」をスーパードラマTVで見ている。
このチャンネルは特別な料金がかかることもなく、パック料金で見られるのだが、いかんせん特別な料金がかかるチャンネルより放送が遅い。
WOWWOWプライム――だったかな?そこではもっと先のシーズンを放送しているが(最後に確認したとき3つくらい先のシーズンだった)、スーパードラマTVではまだSeason7だ。
 
BAUというのはBehavioral Analysis Unitの略で、行動分析課と訳されている。
(しかしBisiness As Usualの略語もBAUのようで、検索するとそちらがたくさん出てくる。「従来どおり」ということのようだ。「BAUシナリオ」というと「対策をとらなかった場合どうなるか」ということになり、たとえば温暖化問題などでよく使われる言葉だとか。なるほど。)
 
FBIBAUチームが活躍する捜査ドラマで、たいていは連続犯人を追っている。ほとんどが連続殺人犯で、これまでに1,2度、連続放火犯とか連続爆弾犯もいた。
 
チームメンバーは、リーダーのホッチ。(この人が「ダーマ&グレッグ」のグレッグで、それで見始めた。)
アドバイザーというかコンサルタントというかのロッシ。(実はロッシの前任のギデオンのほうが迫力があってよかったと思っている。)
モーガン(黒人男性)
リード(天才的頭脳の持ち主の白人若者、線が細いいかにもなタイプ)
 
JJ(ジェニファー・ジャロウ)(金髪美女)(彼女は最初からいる。6までは広報担当だったが、7からは捜査官)
エミリー・プレンティス(ダークヘア美女)
ガルシア(金髪オタク系)(捜査官ではなくコンピューター技術官)
 
 
長く続くドラマは、いつかどこかで誰かがいなくなる。そして代わりが入ってくる。
もともとプレンティスは、途中から入ってきた「代わり」だった。
 
Season1からメンバーだったエル(ダークヘア美女)は、途中で降板。たしかSeason2あたり?
演じる女優さんが西海岸に家や本拠地があり、東海岸での撮影が多いドラマだったことに耐えきれなくなり、降板したのだとか。
 
 
そして「クリミナル・マインド」Season6では、JJとプレンティス、2人もいなくなった。
まずJJがシーズン開始早々に国防省に引き抜かれる。
シーズン途中でプレンティスが過去の因縁が絡む事件で死亡。しかし実は生きていて、パリで新しい身分証やパスポートを受け取るシーンがエピローグ的に出てくる。
 
JJとプレンティスの降板は、製作費カットのためというのが有力な見方らしく、ネット情報はほぼそれを最終として伝えている。
JJは降板だったし、プレンティスは出演エピソードが大幅カットの予定だったという。
 
 
ところがふたを開けてみると、どうだろう!
金髪美女のJJSeason6の第1話と2話をもって降板。
そうしたら、シーヴァーという金髪美女がJJの穴を埋めた!
 
JJは広報担当だったが、シーヴァーは捜査官。しかしまだ訓練生の身。それなのにBAUに配属された。
 
なんだそりゃ! 年こそ違えど同じタイプの金髪ロングに端正愛らしい顔立ち。
多くのファンが「JJでいいやんけ!!」と怨嗟の声を挙げたとか、挙げないとか。
 
 
製作費カットのためにJJは降板させられ、同じタイプのもっと契約金の安い若い女優がやってくる。
そしてプレンティスも半分くらいのところで降板となる。
Season6はストーリーもあまり評判がよくなく、全体として悪夢のシーズンになったという。
 
で、Season7からはJJもプレンティスも復帰。
可哀想に、人気ドラマのレギュラーの座を射止めたシーヴァー役は、たった1度のシーズンで降板となった。
 
それを知っていて見たのだけれど、なんとシーヴァーはSeason7では一度も出てこなかった。
プレンティス「アシュレイは?」
JJ「スワンのチームに移ったわ」
プレンティス「それはよかったわ」
というような会話で終わり。写真ひとつ出ないまま、思い出したくない過去恥部のようにいなくなってしまった。
 
 
いやでも、わたしもシーヴァーには全然共感や親近感を覚えなかった。
あれはちょっと今ひとつだったと思う。
 
これまで、最初に新人として入ってきたエルは、頑張ろうという気負いがあって、必死で頑張ってベテランたちと肩を並べて仕事をしようとした。
プレンティスは最初からキャリアがあるふうで堂々としていたけれど、特別扱いはされていなかった。
 
ところがシーヴァーは、訓練生の身でいきなり大抜擢という設定。
何がそんなに良かったのか?
 
ロッシの後押しなのである。コネ入社(入ユニット)なのである。
 
シーヴァーの父は大量の人を殺したシリアルキラー。しかしノースダコタ州には死刑がないため、まだ生きて刑務所の中にいる。
ロッシはそんな彼女の特性が、独特の見方を生みだし、捜査に新たな光を与えるはずだというようなことを言う。
 
でもほんのちょっとばかり、ある事件のとき「なぜなら、私の父はシリアルキラーだからよ」というようなことで説得する場面があったほかは、ただの捜査官にしか見えない。
 
いや、まあ、役には立たなくても、時折そういう自分の身の上を思って悲しそうな表情をしていることがあった。
でも誰だって今までいろいろあった。仲間たちは手を差し伸べようとするが、おせっかいはできないので見守っている。当人は苦しみを抱えながら虚勢を張ってつぶれそうになったり、なんとか乗り越えたりしてきた。
 
それがシーヴァーときたら、ロッシがやたらと心配し、気にかけ、励まし、慰め、手取り足取り世話を焼いている。
ロッシは確かにいつもメンバーを気にかけている男、という設定である。そういうシーンは幾度もあった。
それにシーヴァーは若い。まだ訓練生だ。
とはいえ、ロッシはもうシーヴァーの庇護者で、権力のある父親が一人娘を特別扱いして守るような感じで、目に余るくらいだった。甘やかしすぎ。
 
で? シーヴァーの特殊な状況はどう役に立っていたか?
シーヴァーが悲しげな可愛らしい表情を見せる以外、たいした役に立っていない。
 
これじゃあ・・・・・・
ただでさえJJのあとがまということで、厳しい批評の目にさらされているっていうのに。
 
 
可哀想に思ったが、今調べていて知った。
「コンティニアム CPS特捜班」に主演していたのだそうだ。
黒髪になっていて気づかなかったが、あの作品のヒロインか~!
 
クリミナル・マインドに出演していたのが20102011年。
コンティニアムに出演したのが20122015年。
すぐに次があったのか、よかったよかった。
 
コンティニアムはSeason4まで続いて完結したらしい。
ファイナルシーズンとなるSeason44話だそうだ。
最近そういうのはやりなのかな? ファイナルはエピローグ的に短いというのが?
 
シーヴァーが今ひとつだったのは、描かれ方もあると思っていたので、とにかくよかったと思う。




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