たぶん意味不明のつぶやき
わたしはわたしの好きなようにやりたい。
――全体のことじゃない、もちろん。まったく好きなように好きなことばかりしたら、たいがい法に触れる。
ただ、ほんのちょっとした、やり方とかのことで、好きなようにやりたいっていうこと。
はやらない服でも自分に似合うものを着たい、とかそんな程度のこと。
それも本当に好きなものを着るってことじゃなく、たとえばマリー・アントワネットみたいなドレスを着ようとか、19世紀くらいのジプシーみたいな格好をしようとか、そこまで極端じゃなくてもヒッピーみたいな服を着ようとか、そんな程度ですらない。
別に変じゃない服を着る、まったく平凡な選択、ただ「今年のスタイル」じゃなくて、ちょっと自分好みのスタイル。はやってなくても。
その程度のことだけど、ある「こと」について、わたしはわたしの好きなようにやりたい。
迎合しないとか、そんなたいそうな理想を掲げてるわけじゃないけど、好きなようにやりたい。
まあ、その、これは宣言。
どこかでハッキリ言葉にしないと流されて終わるから、自分に対して宣言している。
心の中で言っただけでは弱いから、人に言っている。
でも友人知人、夫にも公に言うのは恥ずかしいというか――
それに知り合いに言うときはこんな漠然とは言えないから――
これはそういう宣言。