Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

イメージ図が頭に浮かんできた(シリーズ:翌4月からの仕事)

昨日の続き。
 
頭の中にふと、イメージ図が浮かんできた。
 
雲の上のライオン神たちの国から、もうすぐおいしい肉が下界に下ろされる。
ありがたい賜りもの。
 
それを狙って、雌伏するケモノたち。
何食わぬ顔で、「そんな話は知りません」「ああ、その肉? 私などもったいなくて」と潜んでる。
 
でも実は、下りてきたらすかさず食らいつこうと、横目で天を睨んでいる。
蹴落としあいは醜くて、雲上の神たちに好かれないので笑顔でいるけれど、いざとなったら見えないところで敵を蹴飛ばす心がまえ。
同じ肉を狙うケモノが分かったら、ひそかに事前につぶしておきたいと考えている。
 
誰が肉を狙っているのか、鵜の目鷹の目で探している。
誰がどう有利で、不利なのか、どうすれば有利を不利に貶められるか、頭を回転させている。
 
誰かがその肉をもらって、ちょっと高い木の上に住めるようになっても、まだ安心はできない。
おいしい肉を食んでいると、かつてのライオン神だった現ライオンが、肉を横取りしていくかもしれない。
ライオン神たちは、かつての仲間には寛容だ。やがて自分も通る道だからだ。しきたりを壊すと、自分のときに得るものが減る。
 
 
なんだか哀れなケモノたち。
おこぼれの肉を命がけで取り合って、得ても得なくても神様に絶対服従、嬉しそうにハッハッと慕う。
自分が得られなくて恨むとしたら、肉を勝ち得たケモノ仲間。
 
自分もそのケモノの末席にいるけれど、仕方ない。
それが今のわたしに望める最高のモノだから。
 
「そんなことまでして欲しくない」「そこまで卑屈になることはできない」なんて言っていられるのは、せめて10年前まで。
 
この戦いに負けたら、他を探して得られる肉は、もっと筋張って堅くておいしくない肉、下手をしたらその上小さい肉になってしまうのだ。




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