恋は嫉妬
よく見ているあるブログで、恋について書かれていた。
面白い人なので、妄想ファンタジーなのか現実の話なのか分からないように書いていた。
妄想ファンタジーなのやら現実なのやら、ほの甘い切ない急接近エピソードのあと、締めくくりが、「ほかの男と出かけた彼女に嫉妬、彼女も自分がほかの女と出かけたと聞くと嫉妬、恋愛=嫉妬、嫉妬しなくなったら恋愛ではないのかも。嫉妬からはプラスのことは生まれない。嫉妬するだけなら恋愛なんてしなくてもいいな」だった。
まあ、そうかも。
本気で恋愛したら、嫉妬しちゃう。別になんでもないことまで。
2人は同じチームの同僚で、仕事の話をしながらコーヒーショップでコーヒー飲んだだけだって、楽しそうに話しているのをもし見てしまったら、「いい友達が同じチームにいてよかったねー」とは思えない。少なくとも100%は思えない。
わたしといるより楽しい? わたしには話せないことまで話せる? わたしとの間にあるものとは違う別の絆がある? ――ばかばかしいと思っても、つい考えちゃうだろうな。
2人の関係が友達的に安定していけば、あるいは結婚して何年も経ったら、もっと落ち着くかもしれない。でもそれはもはや、100%の恋ではなくて、家族愛とか友情とかが混じったものになってる。
恋はつらいことばかり。
会いたくて切なかったり、会えなくて寂しかったり、いつも頭に浮かんできちゃったり、普通にやきもちやいたり、いらないやきもちまでやいたり、それで喧嘩したり、ぎくしゃくしたり、そうなるとそれが気になって仕方なかったり、つらいことばかり。
だから恋は抗いがたい力で人を引きずり込む。
理性的に考えたら、「そんな面倒なこと、やめとこ」って判断してしまうから。
本気の恋は、「恋をしようっと」と判断してするものじゃない。
いつのまにか引きずり込まれていて、気がついたらにっちもさっちもいかなくなってる。
結論はない。
「恋ってそんなもんだよなぁ」って思っただけ。