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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

年末登山、低山、ビール持って、ピクミンと共に


冬休み。
かつての一時期、秋冬は登山シーズンだった。
わたしの登山とは、低山。「本格的な登山ではありません」とかしこまるあまり、いつも「登山」と言えない。今も「低山シーズン」と書こうとして、それでは分かりにくいかと考え直した。名前を言えば誰でも分かるという有名な山に登ったことはない。そんなすごい山は無理。
低山とはどのくらいを指すのか正確には知らないが、わたしの場合は1000メートルを超えたら自分に拍手。


心情的な理由で、何年もの間、山は行っていない。夫も山は気に入っていたので、年に1度くらいは年末年始の冬休みなどに行っていた。
しかし時がだいぶ経ち、心情的な理由が薄れてきたこともあり、そしてビアリングを思いついたためもあり、もう一度行ってみようかと考え始めた。「自然の中にいることを楽しむ」というチェアリングの話を聞いてから、「ビール+自然」をやってみるのはどうかと思っていた。


まずは、年末と年始に1回ずつ、軽く登ってみよう。
夫はチェアリング風に。わたしはビールの小さい缶を持って。


以前行った山の中で、それほどきつくなく、見晴らしがいいところを思い出そうと努力して、『天覚山』に決める。


朝、山の入口は霜で覆われた草の葉がキラキラしている。冬だねぇ。
夫は靴ひもを締め、ストックを準備。わたしは本格的に山歩きを再開するほどの決意ではないので、待ちの姿勢。しかしこれは準備しないと!ピクミンのお花撒き!!



山に登り始めると、誰もお花撒いてないよ!
当然か。山の中は変な道に入りこんで遭難するわけにはいかない。自分だけでなく、いろいろな人に迷惑をかける可能性があるものね。
まして、道のないところには入れない。



この辺は杉や檜が多いことで有名。
季節感は乏しいかもしれないけれど、それもこの辺の山人は慣れている。
わたしはそこまで猛者ではないけれど、杉や檜の山も楽しめる。



あー、大高山の看板とビール。
これ、UNTAPPDに登録してもいいかなぁ?


しかし、この日、大高山には行っていないので、登録はやめておく。
大高山は、「山頂!」という感じの山ではなく、道の途中といったところにある。
埼玉県の飯能駅から西武秩父駅までの駅は、だいたいどの駅からも登れる山がある。それらの山と山をつないで歩く『飯能アルプス』と呼ばれるコースがある。地上に降りずに、山から山へ尾根を歩いていく。その飯能アルプスの途中、大高山はある。



天覚山からの眺めは良い。見晴らしが良く、達成感がある。登った!!というような。
でもあまり長い時間をかけなくても登れる山。それにここは、地味な山なので人がわんさかいないのがいい。きっとビアリングも落ち着いてできるだろう。



どう撮ったら映えるか、試行錯誤。


しかし、そんな試行錯誤は関係ない気がしてきた。
そもそも、山でビールを飲むという行為が、わたしには大変なのではないか? ビアリングなど、無理なのではないか?
と、実際に行ってみて感じた。


まぁ、あのねー、なんというか。女子にはトイレ問題は重要なのだ。いや、少なくとも自分には重要なのだ。
思い起こせば、山歩きをしていた頃は、水分補給を最小限にしていた。あまり飲まないと体に変調が起こって困るから最低限は飲み、しかしトイレに行きたくて困るほどは飲まないようにする。山の中はトイレがあまりない。汗で出ていく分だけ飲むようにしていたっけ。


ビアリングは広めの公園くらいまでがいいかもしれない。



山頂に来ては去りしていく他の方たちは、次の峠を目指して先に進んで行く。
わたしたちは来たときと同じ道を引き返して、同じ駅に下りることにする。


この山は、登っていく途中の草木がバッサリ伐採され、とても見晴らしの良い山歩きを楽しめたが、何年かの間に木々は再び伸びていた。以前ほどの眺望がなくなっている。
そんな感慨にふける一方で、「そうだ、山にはトイレ問題があったのだった。ビアリング計画は修正が必要だな」と心の中でため息。
ビア友を失う可能性が高い2022年4月からの日々。「ひとりで楽しむビール」プランのひとつだったのに、あっという間に潰えた。



山の中を歩きながら、とりあえずいろいろ撮ってみる。



UNTAPPDのあるFriendは、ヨーロッパのどこかに住んでいるようで、わたしが歩くような低山とは別世界の、遥か彼方が見渡せるコースをトレッキングしているらしい。
流れていくActivityの中にその人の写真を見つけると、大きく表示して眺めたりする。しかしそこにビールは映っていない。
その意味が、こうして自分で撮ってみると分かった。わたしのスマホでは、近くのビールと背景の景色とをどちらもハッキリ写すことはできない。なるほど、景色を見せたければビールは入れられないんだな、と納得。



ピクミンのお花は、登山道には咲いていた。
山の中で撒く人、やはりいるのか。


しかし、これも、今後はあまりしないかも。
山の中は電波が安定しないからか、山歩きは直線距離が伸びないからか、歩数のカウントが少ないようだ。わたしの持ち方の問題なのかな。
登ったり下りたり負荷は高いのに、歩数が増えにくいのは微妙な気持ちになる。



太陽が昇っていき、下りてきた頃にはすっかり霜は消えていた。
線路を渡って駅へ。



お疲れさま!


山の眺望を見ながらビール、いいね!
とはいえ、そのあとが心配になることが分かった。


たぶんビアリングは、山のトイレがある場所の近くでするべきなのだ。わたしにとっては。
飲んだあともゆっくり自然の中にいることを楽しんで(歩いて移動せずにその場で)、水分が下りてきてからトイレに寄って帰るのがいいのだろう。
それはわたしの山歩きスタイルには合わないかな。


要検討。

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