ベルギービールデー②/③
ベルギービールデーと勝手に決めて3店はしごの日。
2軒目は、都内で何店舗か展開しているお店のひとつ。
ネットで検索して、ここが一番タップ数が多くて生が飲めると踏んだんだけど。
ベルギービールの店に行くとしたら、難点がある。
わたしはできるだけ生が飲みたい。
それはドリンキングバディも同じ。
ところがベルギービールは日本での歴史が古く、ボトルビールや缶ビールの輸入実績が積まれている。
ボトルビールを提供し続けてきた店も少なくない。
だから「常時60種類のベルギービールがある」と書かれていても、そのうちのいくつが生なのか分からない。
調べて調べて、でもネットでの比較はよく分からないこともある。
このお店なんて、ネットでは「40種類の生」だと思って予約したけど、??だった。
・40種類とは、40種類の中から日によって2~3種類が用意されるということか?
・たとえば「40種類の生とボトルビール」というような書き方で、わたしは「40種類の生」と「(その他のボトルビール)」と思ったが、実際は「40種類」の「生やボトルのビール」だったのか?
素晴らしかったのは、コースターやグラスが専用だったこと。
VEDETTって、ボトルで飲んだときもおいしいと思ったビール。
生で飲める!嬉しいな!
VEDETTコースターもつけてくれて、グラスもVEDETT!
「こちらのVEDETTのコースターは持ち帰っていただいてもいいですよ」とお店のお姉さん。
それは嬉しいな!
それぞれの醸造所のコースターがあるようで、1杯1杯に出してくれる。
けど、「こちらのVEDETTのコースターは」と言われたから、他のは持ち帰らなかった。
まじめ。
午後早い時間だったからか、あまり人はいなかった。
お料理は、珍しくドリンキングバディが食べると言うので、3種類。
もしかしたら気を遣ってくれたのかもしれないけど。
気を遣ってくれたとしても、何を食べたいかは自分の希望をはっきり言う。
これが男友達ってことかな?
女性同士だと、自然に「どれにしようかな」と相手の様子を見るやりとりがあったり、「じゃあ、私はこれにしようかな」と相手とのバランスを取ろうとしたり、2人で食べるものなら「○○さんは何がいい?」みたいな気遣いがあったり、時間かかるけどね。
――わたしが気を遣いすぎなのかな。
ただ飲んでるだけじゃなく、いろいろするので、話題も足りなくなることがない。
・どれを飲むかの検討も必要。飲める量との配分もある。この後にもまだ他の店に行くとしたら、ここでどれだけ飲めるか。としたら、どれとどれが外せないものか。
・どの順番で飲むかの検討も重要。これとこれなら、黒が後のほうがいいよね、とか、重めのビールを後にしたほうがいいけど、どっちが重いかな、とか。
・料理を頼むかどうか? 頼むとしたら、どんな料理が頼んだビールを邪魔しないか? これからも飲むんだからお腹にどのくらい入れておいたほうがいいか?
・ビールが来たら写真を撮らなきゃ。ビールアプリに登録するにも写真を使うし。
・飲む前に、あるいは香りを楽しんでひと口飲んでから、ビールアプリでビールを検索。見つけたらCheck-Inして自分の好き度を数値付け。写真をアップして、どんな風味だったかを選んだり(候補になかったら追加したり)、飲んだお店(家飲みなら買ったお店)を探す。最後に登録!
(わたしの場合は、ついでにそのとき『友達』が飲んでたら軽く見て『いいね!』をタップ。『友達』とは、会ったこともない友達申請してくれたどこかの人。)
・この登録作業中に、いろんな会話がある。
「見つけたから登録して、タグ付けしておくので」「ありがとう」(タグ付けしておくと、付けられたほうはそこから登録できて楽なのだ)
「このビールのテイストって、(候補に出てるのは)Hoppy、Malty、Bitter、Bitterは自分には感じられない――」「Bitterはあまり感じられないなぁ」
「Tartってなんだろう?」「あ、前に他のビールで出てきたことがあって、調べたら『酸っぱい』っていう意味だった」
これが「同じ趣味を持っていると友達になりやすい」ってことだな、まさに。と思う。
前にここにも書いた相談の仕事で、「友達がいない」「友達を作りたい」というのがあって、えー!それはわたしが教えてもらいたいよ!と思いながら、必死でネットなどで検索した。(もちろん検索した結果は参考にしたのであって、そのまま伝えるわけじゃないよ)
友達の作り方まで教えてくれるライターさんは、たいてい「同じ趣味があると仲良くなりやすいからサークルなどに入るとよい」みたいなことを言っていた。
楽しいよね。やっぱり。
2軒目は予想より不完全燃焼で終わったけど、そういう会話とか楽しみとかがあるから気にならない。
「思ったより少なかったね」「ベルギービールはやっぱり難しい」という話も楽しくすることができる。
で、
To be continued...