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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

精神保健福祉士、わたしはこうして合格しました(ってやつ)※しまった、長くなった

自分の勉強法を整理してみようと思う。
よく受験対策書などを出している会社が、「私はこうして合格した」的なものを載せていたりするけれど、それを自分もやりたかった。
(「私はこうして合格しました」なので、ですますで書こうと思う。)


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第21回 精神保健福祉士 110/163(合格点87点)
仕事をしながら、福祉系大学通信教育課程に2年間在籍(3年次編入)
実習あり
4年次に卒業見込みで受験
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使ったもの
●ワークブック
●アプリ:過去問
●アプリ:けあサポ(今日の一問一答、今週・今月の問題)
●アプリ:一問一答+α
●国試ナビ
●模擬問題集
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結論「(的外れでなければ)、自分に合った学習法を貫くのが一番」
わたしにとっての一番は、ワークブック
過去問は必須
家の外での学習にはスマホアプリを活用すると大変有効
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■■4年次の予定
受験のために福祉系大学の3年次に編入して、卒業までの2年で次のように履修しました。
 単位数:173単位
 科目数:44科目
 内訳:スクーリング+レポート科目 25
    レポートのみ科目 17
    スクーリングのみ科目 1
    精神保健福祉援助実習(28日間以上210時間以上)


実習先が決まってから、あるいは実習が終わってからでないと履修できない科目3つを除き、スクーリングやレポート、試験は4年次の6月中に終えました。
7月からは試験対策の学習を始めなければならないと思いながら、履修が一段落したことで力が抜け、過去問3年分を1回ずつやったくらいで、何もせずに過ごしてしまいました。


この時点で、実習のめどがついていなかったことも原因しています。果たして本当に実習できるのか? 28日間も仕事を休むことができるとは思えませんでえした。土日に実習のできるところを自分でも探そうとしてみたり、私事だと言って週に2日くらいずつ平日休むことは可能かもしれないと考えてみたり。しかしどうもできそうにないという結論にいつもたどり着いてしまいます。
実習ができなければ、国家試験は受けられない。受けて合格しても取り消しになる。なので、7月は受験より実習のことでいっぱいでした。


わたしの履修状況では、実習申し込みは5月末まで、実習実施は10~12月のはずでした(大学の規定で5月申し込み者は10~3月の実習となるが、1月には実習終了しないと卒業に間に合わない)。
8月に入り、お盆が近づいてきて、大学事務の夏休み期間に入ると問い合わせもできなくなると思い、実習担当の事務室に電話をしてみました。
すると、大学側の担当者は担当者で、わたしの提出した申し込み票に基づいて探してくれているとのことでした。実習について、こちらの希望と仕事上の困難を相談したり、「とはいえ、夜間や土日の実習というのはほとんどない」という話をされたり、いろいろあったけれど、とにかくなんとなく実習先が決まりかけてきました。
お盆期間の直前に、職場の信頼している元上司に話す機会があり、夏休み明けに現上司に相談することにしました。


ということは、その試験を受けることを職場に知られることになります。
こっそり受けるのと違って、落ちたら落ちたと広まります。
心のどこかに「運よく実習ができて受験したとして、今年受からなくてもまた来年もある」という思いがあったのだと思います。「落ちることはできない」と覚悟が決まってみると、どこかでそう思っていたんだと分かりました。


わたしに残された時間と予定は次の通りです。
8月11日~2月1日までの時間(2/2・2/3が試験日)
内、10月に17日間の施設実習(月~金連続実習)
  12月に12日間の医療機関実習(月・金は仕事、火・水・木・土は実習)



■■わたしの勉強法 準備
スクーリングに行くと、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ先生方が、受験対策法などを伝授してくれることがありました。
〇とにかく過去問を解け
〇最新の精神保健福祉白書に目を通しておくこと
〇4~6月の間は過去問をやって、7月に模擬問題集が出たら、それをやる
〇ワークブックと国試ナビが王道
〇過去問をすることは重要、どういうふうに出題されるかわかるから
〇事例問題をやってみて得意であればよいが、不得意であればそれは「根本的に何か合わないところがある」ということなので、勉強に時間がかかる、だからまず事例問題をやってみる
〇テキストは重要と思う箇所にしるしを入れたりして、汚れているくらいの人が合格する、綺麗に使おうと考えるな


自分に合うと思う方法は取り入れ、実践が難しいと思うものはやりませんでした。
合う・合わない以外にも、時間の余裕や脳の老化具合などの要素があるので、全部をやろうとは思いませんでした。


テキストや参考書、問題集などにはお金を惜しまないことにしました。
しょせん本です。授業料とか実習費用とかと比べたら安いです。精神保健福祉士の受験本なんて何十冊も出ているわけではないので、そこで1万5千円くらいを惜しんでも仕方ないと思うことにしました。
来年もう一度受けるよりもいいです。来年になったら来年また買うことになるんですから。(法律が変わったり、決まっていたことが施行されたりするので、最新のものがいいと思います。)


買った本は以下
●ワークブック 共通科目 (中央法規)
●ワークブック 専門科目 (中央法規)
●国試ナビ 社会福祉士 (中央法規)
●国試ナビ 精神保健福祉士 (中央法規)
●精神保健福祉士 過去問解説集 (中央法規)
●社会福祉士 共通科目 一問一答+α (中央法規)
●社会福祉士 模擬問題集 (中央法規)
●精神保健福祉士 専門科目 模擬問題集 (中央法規)
●社会福祉士 精神保健福祉士 完全合格テキスト 共通科目 (翔泳社)
●精神保健福祉士 完全合格テキスト 専門科目 (翔泳社)
●ユーキャン よく出る単語集
●精神保健福祉士 出る!出る!一問一答 専門科目 (翔泳社)


アプリ用に買ったもの(本と重複)
●社会福祉士 共通科目 過去問
●精神保健福祉士 専門科目 過去問
●社会福祉士 共通科目 模擬問
●精神保健福祉士 専門科目 模擬問
●社会福祉士 共通科目 一問一答+α




■■わたしの勉強法 実践
予定
●8/11~8/19 国試ナビ(共通・専門)をひと通り見る
●8/20~10/9 ワークブック×2回
        過去問・模擬問題
        アプリ(けあサポ):今日の一問一答
〇10/10~10/31 アプリ:過去問
※実習期間のため、通勤電車のみ
●11/1~11/30 ワークブック
        アプリ:模擬問題
〇12/4~12/31 月~土まで実習・仕事のためアプリのみ
※12/26に実習終了、その後は実習後指導のレポートとスクーリング準備


実際
11月は実習と実習の間の大切な学習期間と考えていたのに、実習疲れと解放感でまったく何もしませんでした。痛恨のロスでした。年末にするつもりだったレポートを11月に書いたことだけは、せめてものことでした。(問い合わせたらすべての実習が終わらなくても、1つだけでも実習が終わっていれば書いていいということだったので。)


11月の学習の成果を、11月下旬や12月はじめの模擬試験、在宅受験の模擬試験で試すはずが、サボった後どのくらい脳に残りかすがあるかを見る試験となってしまいました。
3つやって、どれも81~83点程度。会社が違えど模試ってうまく作るものだと納得しました。
60%にはまだ15点足りないことになります。あと15問正解しないといけないわけです。
模擬試験ていうのは難しく作るはずだから、実際はもうちょっととれるはず、と自分を慰めはしても、もうちょっと取っても60%には足りません。


サボったことをあまり気にしすぎると、「こんなにサボったからもうだめだ」のループにはまってしまうので、「やる気がこんなに起きないなら、思い切って休んでもいい」と考えるようにしていました。
とはいえ、さすがにここで持ち直さないと受かるわけがない、と立て直しました。


12月は実習と仕事で何もできないだろうと学習予定からはずしていましたが、とにかく少しでもやること。
2,3度ワークブックをやってみて、自分の方式だと、休日1日当たり2科目がせいぜいだと分かっていたし、平日はこのくらいだろうというのも予想がついていました。おかげで無謀な計画を立てずに済んでよかったと思います。無謀な計画は、たいてい挫折し、それが「もうだめだ」な気持ちを生むので、わたしには危険です。しかも無謀な計画を立てやすいタイプです。


また、模擬問題をやろうとか、一問一答をやろうとか考えていましたが、時間的に無理なものは諦めることも大切。
やらなきゃ → やってない → どうしよう のループに入ると悪い方に行くからです。


結果として、最初に立てた壮大な計画ほどの勉強はできませんでした。


8/11~2/1までに実際にやったこと
1.過去問3年分×1回
2.国試ナビ×1回
3.ワークブック×2回
4.↑と併行して、アプリで過去問3年分×2回
※この辺りで、会場模擬試験×2回、在宅模擬試験×2回
5.ワークブック×2回
6.国試ナビの該当部分を見てから、ワークブック1科目の要領で1回
7.↑と併行して、アプリで一問一答+α
8.模擬問題集×1回(とりあえず3回分90点以上だったことで自信につなぐ)


ワークブックは、読んでいるだけだといつのまにかぼんやりしてしまうので、ひとつひとつを「音読→黙読」しました。
音読することで、意識がワークブックに向かいます。
音読は(わたしには)覚え込むことには向かないので、同じ個所をもう一度黙読して、意味を確認します。
ワークブックは短いいくつかの文章で成り立っています。その塊ごとに、音読して黙読、を繰り返しました。
1を音読・黙読、2を音読・黙読、3を音読・黙読・・・です。
ワークブック1回と言ったとき、音読と黙読をそれぞれ数えれば、2回見たことになります。


つまり、わたしの勉強法はかなりワークブックでした。11回学習した計算になります。
・実際の問題文と同じくらいの長さ、同じような書き方で書かれている
・実際の試験でも、設題は文章によってなされる
・必要な図表は示されている
・テキストの読み込みなども必要ではあるが、このワークブックだけでも合格できると信じている
というワークブックのはじめに述べられていることに納得し、最後まで信じきりました。


同じ挑戦をした知人は、ワークブックは分かりにくいと言っていました。ブツブツと重要ポイントが羅列されていて、ストーリー展開みたいなものが一切ない文章の羅列なので合わなかった。参考書として使っていたということでした。
わたしも最初そう感じましたが、慣れました。
自分の知識がついてくると、ワークブックのほかの科目でも出てくるものがあったりして、つながりが分かってきました。


試験が終わった後、「今回は聞いたことのない単語が出た」とか「難易度が高かった」という声をネットで見ましたが、わたしはそうは思いませんでした。
最後に1回やってみた模擬問題集で感じていたことですが、知らないことが出ても、ワークブックをやり込んでいると対応できます(主観ではありますが)。
どうやら、いくつもの知識を詰め込んでいると、今の日本の福祉の方向性みたいなものがしみこんでくるみたいです。
なので、選択肢を見ていて「これはないな」と思えたりするのです。
たとえば、選択肢に地域や市が出てきたら、わからなくてもなんとなく「地域福祉の時代だから、これかな」と思いますよね。そんな感じです。


過去問は必須だと思いました。
解説もしっかり読みました。
問題を覚えてしまって、答えが考えなくても出るようになってしまうと、意味が薄れると思ったので、わたしはそれ以降はしませんでした(時間があれば、最後にもう1回はやりたかったですが)。


模擬問題は予想問題の色が強くなるので、やりこまなくてもいいかなというのがわたしの感想です。あちこちで開催されている模試にしても、中央法規の模擬問題集にしてもです。
力試しにはよかったです。
難しめに作ってあると思うので、一喜一憂しちゃうようならやらなくていいと思いました。わたしは割り切れたので、やってみてよかったです。


アプリは役に立ちました。
テキストを持ち歩くというのは重くもあり、また、取り出して読む・いちいちしまう、というのが面倒でした。
わたしの通勤は乗り換えが多くて、長い時間乗っているというのがあまりありません。それでもスマホは出します。乗り換えホームで立っていても、スマホは見られます。
お昼休みでも、ちょっとしたすきま時間でも、スマホでなら問題をやりやすかったです。
あと、職場では本だと「何を読んでるの?」風にバレてしまいますが、スマホで問題をしていたら資格試験を目指しているとはバレにくかったです。


アプリでやることのデメリットは、選択肢を消せないことです。
わたしは知識が不十分で、5つの選択肢から「これだ!」と正解を選ぶことは難しかったです。かなりはじめの頃から諦めていて、明らかな×の選択肢を消していく方式にしていました。
アプリだと、選択肢に鉛筆で×をつけるってことはできません。


アプリでやることのメリットは、すぐに前回のところから始められる、間違えた問題をまとめて復習できる、どのくらい正解したかの率がすぐわかる、などいろいろありました。


また、アプリでやる予期せぬメリットは、1問あたりの時間を体で覚えたことでした。
1問解こうとすると、右上にタイマーが出て、2分からどんどん時間が減っていきます。
国試では、単純計算すると1問にかけられる時間が1分~2分くらいになります。早く解けた、考え込んでしまった、というのはあるとしても、1問にかけられる時間を知っておくのは大切です。
それがいつの間にかしみついていて、在宅の模試を時間配分もそれほど考えずにやってみたら、1問当たりの時間はアプリでやっているときの時間が感覚でわかりました。



■■まとめ(主観)


とても役に立ったもの
●ワークブック
●アプリ:過去問


なかなか役に立ったもの
●アプリ:けあサポ(今日の一問一答、今週・今月の問題)
●アプリ:一問一答+α


まあ役に立ったもの
●国試ナビ
●模擬問題集


結論(主観)
・確かに、ワークブックだけで合格はできる
・すきま時間に勉強するには、スマホで見られるアプリは大変便利
・過去問をアプリでやると、1問当たりの解答時間を体で覚える
・まとめとして国試ナビを使うと、図表なのでわかりやすい
・模擬試験は、その時点での力試しにするとよい(問題をやり込まなくていい)
・過去問はしたほうがいい
・学習を始める前に、過去問を1度はやってみて、試験の特徴を知ったほうがいい

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