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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024/02/17-02/22 初飲みまで


金曜に退院。その日はもう仕事には行かなかった。
手術部分の痛みはだいぶ治まり、これなら退院してもいいかなという気持ち。痛くて耐え難いときに、看護師さんに訴えれば何かしらの薬をくれるかもしれない病室ではないのが不安だった。わたしは痛みに弱い。痛みへの不安が大きいのだ。


土曜日。散歩がてら『タリーズコーヒー』にコーヒーを買いに行くことにした。
病院内のタリーズで、〈フレンチロースト〉の豆が置いてあったのを見ていたので、家用に買おうと思っていた。近所のタリーズに行ってみると、豆のラインナップが違う。フレンチローストはなかった。そうか、やはり店舗によって違うよな。
もう一度、病院へ。今日は何の用事もないけど。
目的の〈フレンチロースト〉と、自分の好みかもしれないと思った〈GUATEMALA GOLD〉。〈GUATEMALA GOLD〉は成功だった。夫に淹れてもらって飲んでみると、暖かくなってきた2月中旬には、フレンチローストより合うように感じた。(うちではコーヒー淹れ係は夫だ。理由はわたしよりおいしく淹れられるから。夫はコーヒー好きというほどではなくカフェインも苦手なので、わたしが飲む時に出がらしで2杯目を入れて飲む。男性のほうが料理がうまい説は、わが家では合っている。)


職場で小さいバッグを持つのをやめて、スマホケースを肩にかけることにした。片手だとバッグは面倒。
転職したら新しい職場で使うつもりで買ったコンパクトなケース。大海さんがくれた元お母さんへのプレゼントのケースは、大変立派なものでがっちりしていたので片手では開け閉めがちょっと大変だったので、変更。職場で久しぶりに大海さんに会ったとき、事情を説明して謝った。入院中に大海さんが連絡をくれたとき、いただいたケースを重宝に使わせてもらっていることは言っていたので、そのお礼も改めて伝えた。


医師からは、退院後は1週間に1度通院で診察すると伝えられていた。退院前に「金曜に退院だから、その次の金曜でいいですか?」と聞かれ、いいと答えたら「予約を入れておきます」と言ってくれた。しかし、たまたま翌金曜は祝日だと判明し、前倒しに火曜となった。
退院して4日後に外来で処置してもらうことに。職場に1日行ったら、翌日はもう「受診が終わってから行きます」と大幅遅刻(大きな病院は予約していても待つものね)。
実は1日だけ行った月曜日、わたしにとってショッキングなことを中間上司から聞き、非常にみじめな気持ちになった。この1年の転職活動で、自分の市場価値を思い知らされたり、この年での今さらの転職の難しさを痛感したりしていたので、気持ちを切り替えようと頑張った直後の追い打ち。うーん、やはりこの職場を去らないと――
なんだか、運勢が容赦なくわたしを追いつめ続けているように感じる。ここから去れと、落ち着きかけるたびに何かが起こる。
そんな気持ちの揺れを言い訳に、受診が終わった後、病院内のレストランで15分ほど休憩。ミックスサンドをつまみ、コーヒーを飲んだ。本当はカツ重を食べたかったが、「ランチメニューになるので、あと30分お待ちいただけば注文できます」と言われる。今はモーニングメニューの時間帯なのだそうだ。
さて、出勤するか。と席を立つ。


退院後の週末に、固定されてものすごく太くなっている腕が入る服を準備しておいた。伸びる袖口やゆるい袖口のトップス、ファスナーやホックでないスカートなどだ。
ちょうどインド・アジア雑貨サイトで買い込んだパワーアイテムネックレスが、ロングチェーンだったり、通常のネックレスより簡易な留め金のチェーンだったりして、役に立った。


旅から帰宅後、お酒はさすがに飲まなかった。
退院はしたが、固定が外れるまでは飲まずにおこうと思っていた。飲み方を考えたほうがよいと思いつつ、うまくいっていなかった。ビアパートナー シキさんがビールから離れる生活になることもあり、やはり自分にとってのクラフトビールの終わりなのかという思いが湧いていた。だからちょうどよい機会、肝臓をクリーンにしてみよう。


飲まなかった期間はちょうど2週間。夫が「この日は遅くなるよ」と言う日がやってきた。
退院後に寄ったスーパーで『ヱビス』の〈シトラスブラン〉を見つけ、「こんなのが発売されたのか!と知った。エビスバーアプリにもお知らせが届き、発売日だと知った。発売日にすぐ入荷していたんだな、あのスーパー。
そのビールが『YEBISU BAR』で樽生で出ているというお知らせが届いた翌日が、夫の遅い日。


わたしの肝臓クリーン期間は2週間で終わった。
YEBISU BARでカウンターに座るとチョレギサラダがまだメニューにあったので、それを食べることにした。
(このエビスバー店舗はカウンターが広くていいのだが、内側にグラスを水に入れておくキッチン用の茶色い大きな容器があり、その横にもうひとつ水を入れておいてグラスをすすぐ用の白い大きな容器がある。写真を撮ろうとして、失敗の席だったと気づいた。しかし、残念ながら、カウンターのどの席に座っても割と失敗なのだ。以前はこの容器、置かれていなかったのだが、今は残念ながらエビスバーの格調高さを損なう風物詩として定着してしまっている。そのためにビールの色が美しくなる角度で撮れない。)


チョレギサラダ、おいしい。エビスバーはサラダがおいしいと思う。
わたしはサラダを見直した。長い仕事人生の中で、ランチセットについてくるミニサラダを食べすぎて、サラダは好きでないと思うようになっていたが、こういうサラダはおいしいと見直した。スーパーの総菜サラダも選んで買うとおいしいと思うようになった。


〈シトラスブラン〉は、予想通り、わたしの好みのビールだった。「シトラスでブランだもの、きっと好きだ」と思っていた……「ヴァイツェン系の白でなければ」と。
スッキリと爽やかで、白ワインを思わせ、ヴァイツェン感はまったくなく、実に好みだった。
つい2杯飲んでしまったが、2杯で終わりにしたのは偉かった。


その後、ビール工房跡地を見に行き、飲んだことのないビールがゲストビールとして繋がっていたので、飲んだ。1杯をいつもより小さいカップにしたのは偉かった。
『ナギサビール』〈みかんエール〉
南紀白浜のブルワリーらしい。関東には和歌山や広島など中国地方の新進気鋭ブルワリーのビールはなかなか入荷しない。これは飲んでみたい。
『秩父麦酒』〈黒羆(くろひぐま)W-IPA〉
飲んだことがない。こちらは一番大きいLサイズにしてしまった。新作だそうで、確かに聞いたことがない。スタイルはBlack W-IPAと書いてあった。当然ハイアルコールで、効いたようだ。翌日、少し帰ってからの記憶がなかった(何か録画したドラマを見て寝たような気がするな、ちゃんと最後まで見たんだっけ?とか)。


やはり少し多かった。または、もっともっと時間をかけて飲むべき。
自分が考えている限界量は、合っているとは思う。パイントなら3杯まで。ハーフパイントなら4杯まで。しかし、黒羆はハイアルコールだった。そういうときは時間をかけて飲む。とはいえ、家で飲んでいるような時間はかけられないから、やはり限界量を守るのがいいんだろうな。
エビスバーではグラスだったし、跡地でも1杯はMサイズにしている。量は超えていないと思うけど、久しぶりだったからかな。
今後もこの量で記憶があやふやになるようだったら、限界量を見直す必要がある。


というところで、今日はごちそうさま。おやすみなさい。

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