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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2023/12/30 ゲートウェイをゲットしに

12月29日金曜日、年末年始休みの初日。
Xを見ていたら、『高田馬場ビール食堂』のポスト。
「本日は新規開栓ございませんが、WCBから今年最後の缶入荷です(゚∀゚)♪
もちろんテイクアウト出来ますのでー(^^)
今回のゲートウェイは缶のみで、樽の入荷はありませんm(_ _)m 」

缶のデザインは明らかに『West Coast Brewing』――Gateway??

UNTAPPDで調べてみると、かつて飲んでいる。インペリアルスタウト。2021年10月16日に、当時のWCBのタップルームで(まだタップルーム&ホテルのThe Villaができる前)。
わたしもビアパートナー シキさんも4.50という高得点。シキさんが4.50って、相当高い。
次に会うときに、ぜひ持っていって一緒に飲みたい! 時間の都合でひと口だけになってもいいから!!

買いに行こうかな?
でも、この年末年始は夫とゆっくり過ごそうと考えている。そうは言っても、これは自分も飲みたいし、できればタカさんにも飲んでもらいたい。

WCBの品ぞろえがいい、それほど遠くない酒屋に聞いてみよう。
夫に事情を説明し、まずは酒屋へ。「まさかと思いますが、WCBのGATEWAYは置いてないですよね?」「あー、ないですね」「ですよねぇ」
仕方ないので、その足で高田馬場へ。夫に連絡を入れる。「やはりなかったので、馬場に行ってくるね」

せっかく来たからちょっと飲んでいきたい。夫にもあらかじめ言ってある。「高田馬場まで行ったら、きっと飲んで帰りたくなると思うんだよね」「そりゃそうだろうね」
席が空いてなかったら残念だけど、そのときは〈GATEWAY〉を買って帰ればいい。目的はそれだから。

そっと扉を開けて、中に入ってみる。ちょうどマスターがなみなみ注がれたビールを持って、どこかのテーブルに行くところ。「あ、こんにちは。お帰りなさい」と声をかけてくれる。
戻ってきたマスターに、「GATEWAYありますか?」と聞く。「全然ありますよ」という返事。よかった。
「席、空いてますか?」 空いているカウンター席の好きなところでいいと言われたので、端っこにした。

よし、今日こそ、酔い過ぎずに帰る。
えーと。どれを飲もうかな。そして、どれから飲もうかな。


Toppling Goliath
Peacharine Pseudo Sue
4.00
ここのビールは今日もおいしい。
②か④のオススメな方を小さいサイズで、という注文に②だと。
④を飲んでいないので、わたしには比較できないが、好み。最高。

Fremont
Cowlebe Canyon Fresh Hop Ale
4.00
これはスッキリしていて、②の後だと少し物足りなく感じる。それで、3.75にしかけたが、もうひと口飲んでみて、やはりとてもおいしいと思った。
言葉で表現できるほど整理されていない、わたしが3.75にするときの特徴がなく、4.00にすることにした。
冷静に考えれば、先ほどのと点差をつける理由がないと分かった。恐るべし、ヘイジーIPA、他をかすませてしまうドロっと感なのだな、と再認識。

自分の決意では、2杯と決めて帰る!…いや、しかし、無理かもしれないから、3杯、と考えていた。
残るは⑨のウィンターエールと⑩のインペリアルポーターだ。
だいたい計画より1杯は多くなるから、妥当かな。天草は今日はいい、「大人気だから飲んでおきたい」というだけだから。

しかし、その時、気づいてしまう。⑤はダブルIPAというだけでなく、IBU100だった。「柑橘の皮や松のような風味とIBU100の力強い苦み」、うーん、これは確かに要チェック。

それにしてもうまいな、さっき頼んだレバーペースト。滑らか、濃厚、甘みもある。ホントに、この店はなんて胃袋をつかむのが上手なんだ。でも、それ違うよな、よくその表現するけど。舌をつかむのがうまいんだよね。

では。

Pizza Port
Mongo
4.00

これもおいしい。透き通っていて、美しく輝く金色。
今日は4.00づくしだなぁ。

お隣にさきほど座った女性が、わたしが食べたいと思った(が、他のにしようとやめた)鎌倉野菜のグリーンサラダらしきものを食べている。おいしそう。あと、この量なら食べられたかなという気持ちも湧く。レタス系の多いサラダはもくもくサラダを食べることになるからと思ってやめたんだけど。
次回は食べてみよう。

ここで、また気づく。
③て要チェックじゃない? なのに見逃していた。小さいサイズで飲むか? やめるか。
小さいサイズだとしても、度数9.0%だよ?
決意は破ってしまうことになるのでは…?

The Veil
Brow Night Out
4.00

あ、これは飲んで正解。おいしい。
でも、ゆっくり飲もう。酔う。ABV 9.0%

茄子のチリコンカングラタンに手をつけ始めながら、飲む。
背後で3番をパイントで、と注文する声がする。いいなぁ、羨ましい。3番をパイントで飲めるんだ。
わたしも注文はできるけど……

平気なんだ、ここまでは。
帰りの電車などでヤバくなる。乗り過ごして行ったり来たりを繰り返し、帰るのがやたら遅くなる。

The Musketeers
Troubadour Winter
4.00

スッキリ飲める。それでいて9.9%。ヤバいやつ。
ここまでが、注文する際のやり取り。少し前から見かけるようになったお兄さん、聞いたら「自分は飲んでないので分からない」が、「飲みます」とその場でご自分テイスティング。

どうですか?
そんなにガッツリじゃないです。スッキリしてる。

へぇー。大きいので頼んだらヤバいかな。&大きいので頼む価値あるかな。

「シナモン感はある?」
「シナモンはありますね」
「スパイシー?」
「そこまででは。でも、あると思いますよ」
「ウィンターエールらしい感じ?」
「んー、まぁ、そうですね」

微妙なやり取りだったが、大きいサイズにすることにした。
やー、正解だったかも。
飲んだらスパイシーだよ。
スパイスにもフレーバーにも素人なわたしも分かる。シナモンもある。それ以外のスパイシーさもある。
お兄さんは、ほんのひと口のテイスティングだが、大きいサイズ300mlをひと口ひと口飲んでいると、スパイシーさが蓄積される。
いや、これはスパイシーですよ。まさに、ウィンターエール!!

おいしいね。

次のラスト予定の⑩まで、いけるかなぁ?
9.9%を大きいサイズでもらってるからなぁ。前頭葉がジリジリしびれてきて、ふぁーんとしてきたのが分かる。ジリジリは後頭葉にまで広がっている。大丈夫なのか?

それはさておき、これはわたしが求めるウィンターエールだ。間違いなく。

飲み終わる頃に思ったのは、これはおいしかったなということ。そして、次を飲んだらまずいなということ。たぶん、それで今日一日が終わるだろう。
最後の⑩は飲まずに帰るか、小さいのにするか。酔い具合としては、飲まずに帰るが正解に思える。どうしようかな。
このウィンターエールはおいしく、そして正しくウィンターエールなので、これで終わりもありだなと思う。

でも、予想通り、そんなことはわたしには出来なかった。
とはいえ、小さいサイズにしたのは頑張った証拠。ラストの⑩は小さいサイズで。
結論。諦めなくてよかった。おいしい、これ。ポーターなのにウィンターエールのスパイシーさもあって、おいしい。好み。飲んでよかった。
でも、まぁ、脳のジンジン具合からして、小さいサイズにしたのは正解。この年末は、特に家庭のために辞めたことや、まぁなくなるならそれもいい、ということがあった。飲んだくれて、同じ空間にいてもわたしがただ寝てるだけなら意味ない…とも考えられるので、ま、よかったとしよう。わたしはわたしである程度楽しみ、夫は夫で「パートナーが自分をを優先した」とある程度満足したはず。

あー、でも、これ、おいしいなぁ。
おいしいものは、おいしいと思う気持ちを共有できる人と共有できたらよかったけど、今年はそれがないからなぁ。そして、ケイさんに絶望した今、希望はないからなぁ(笑)

全部うまかった!! サイコー!!
それを、どう共有したらいいか分からない、2023年末。




ごちそうさまでしたー!!
マスターに見送られて、気分良く駅までの道を歩いていく。ああ、今日来てよかったな。おいしかったな。〈GATEWAY〉があると知って――


ハッ!! ゲートウェイ!!


酔っているとは思えない機敏な動き(のつもり)で踵を返し、ビール食堂に急いで戻る。
ドアを開けて、マスターを見て、「GATEWAY買うの忘れちゃって」と息を弾ませ、ひと言。
「あ、こちらも気づかなくてすいません」
いえ、いいんです。電車に乗る前に気づいたから実害はないも同然。


「4本お願いします!」
そして、カードで支払った。


これを書いている今、GATEWAYのスタイルを調べようと検索したら、1700円を超えるお値段だった。あらら……支払い日が怖いな。
これは忘れずにタカさんに渡さなければならない。タカさんはお金を払ってくれる。つい昨日、ビールを送ったばかりだけど。


楽しみ。
今日の検索で、「2022年のGATEWAYとだいぶ違う」という感想も見かけた。わたしたちが飲んだのは2022年のでさえないので、新たな気持ちで飲める。2023年のGATEWAYはどんなRatingになるかな。


ただいま!
あまり遅くならずに帰りつくことができた。
それに、ちゃんと夕飯も一緒に食べることができた。


ふぅ。

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