飲み友タカさんに送るビールを買いに行くつもりで家を出たが、先に『YEBISU BAR』まで行ってみることにした。
12月31日までのビール無料券があったのを思い出したからだ。いつもらったんだったかなぁ？ だいぶ前にもらって、「年内いっぱいなんて、まだずいぶんある」と思ったのを覚えているのだが、時はあっという間だ。

『YEBISU BAR』に入り、とりあえずビールを注文した。席に案内してくれたスタッフさんに「この券は使えますか？」と確認済。「普通に注文すればいいんですか？」「注文前にこちらにおっしゃってください」

無料券を使いたかっただけだが、無料の1杯で帰るのも申し訳ないような気がする。
メニューを見ていたらパテがあったので、夫にテイクアウトできたらいいなと考えた。スタッフのお姉さんに聞いてみたら、「テイクアウトメニューをお持ちします」と去っていき、持ってきてくれたメニューリストにパテはなかった。残念。

もう1杯、注文する。そしてビールを持って来てくれたさっきのお姉さんに、「頼みたいものがなかったので、こちらお返しします」とメニューを返した。

ゆっくり飲みたいけれど、集荷時間←梱包←帰宅←購入←酒屋に行く、と逆算するとあまり時間がない。
さっさと飲んで出るしかない。

飲んだのは、〈琥珀エビス〉と〈ヱビスオランジェ〉。
ごちそうさまでした。

そして、酒屋でもまた――　あ、これまだ繋がってるんだな。と、生を大きいサイズで1杯お願いしてしまう。買うつもりのビールをかごに入れながら、プラスチックカップのビールを飲む。
あまりゆっくりできないので、少し急いで飲むことになってしまった。結果として、酔いが回った。

買い込んだビールをかついで家路につく。
帰り着いて梱包。いったんガムテープで閉じたけれど、「あれ、これって入れたっけ？ タカさんの方に入れたかな？ シキさんの方には入れたかな？」と迷う。いつもはふたりに同じビールを送るので、2本ずつ入れればいいのだが、今回は同じではない。
バリバリとガムテープをはがして確認し始めたところで、ピンポーン！と集荷の人が来た合図。うわー……
急いでガムテープを貼り直した。

集荷には間に合ったけど、正しく送れたかどうかが分からない。
後から自宅に残ったビールを見ると、「あれ？ これがなんで2本も残ってるんだ？」「残るはずのビールが残ってないな？？」「これはタカさんに送るつもりだったけど、ちゃんとタカさんの方に入っていたかな？ 間違えてシキさんに渡してもらう方に入ってしまったかな？」と迷うことばかり。

ダメだな。酔ってる上に、急いでいたし。
渡してしまったものは仕方ない。確認できるときがあったらシキさんに確認しよう。あれとあれについては、タカさんに確認しよう。

まぁ、いいや。終わったことを気にしても仕方ない。どうやって間違いを発見し、間違っていたらどうやって正すか考えることにしよう。

ふぅ。今年最後の大仕事、終わりだな。お疲れ、自分。