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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

11/29 ケイさんとテイスティング会


クリスマスエールをケイさんにも飲んでもらいたいという案件は、わたしが「その場で感想を聞きたいから、やっぱりテイスティング会をしよう」と言うことでカタがついた。
ケイさんは嫌だと言わなかった。


ケイさんとのつきあいも長くなってきた。どうして今はNOと言って、どうして今はYESと言うのか、考えても分からないので、自分の側の気持ちだけ固めておくことを学んだ。
一緒に飲まないならケイさん分は買わない。そう自分なりに決めていたら断られても落ち込まない。しかし、そういうときに限ってケイさんは断らない。
まぁ、結局、それがケイさんとの付き合い方なんだろうな。


場所はフードコートにすることにした。ケイさんが休憩スペースは寒いと言うから。
でもフードコートだと交通費かかるよ? 休憩スペースなら入場料だけでいいけど。


フードコートの席を取り、ビール工房跡地のたこ焼きを買うことにした。フードコートなので、フードコートのものを何か食べないとルール違反だと思った。
ついでに小さいカップで、『常陸野ネストビール』だいだいエールも頼む。ケイさんを待ちながらひとり飲んだら、おいしかった。「だいだいエールってこんなにおいしかったっけ?」と思うほど。よくタップマルシェに入っていて、何度か飲んだはずだけど。
適切な扱い方をしているということかな。


後からやって来たケイさんにもひと口分けたら、同じ感想だった。「あれ、だいだいエールってこんなにおいしかった?」
わたしだけじゃないから、本当にそうだと思っていいのかな。
理由候補はいくつか考えられるだろう。
・今回のロットが特においしい
・醸造レシピが少し変わった
・店が適切な扱い方をしている
・たまたま気分や季節や体調に合っておいしく感じた
・冬になりみかんの季節が来て、新鮮なみかんを使った醸造
・みかんの季節だから作りたてのビール


とにかく良い発見だった。


テイスティング会はまず『サンクトガーレン』和梨のヴァイツェンから。
これ、おいしいよね! ジュースだよね!
5本買って、1本が自分のテイスティング、1本がタカさんに送る用、2本がシキさんと飲む用、そしてわたしのラスト1本をケイさんとシェア。感謝してよね。これ、ホントはひとりで1本を満喫して飲むつもりだったんだから。


〈和梨のヴァイツェン〉以降の飲み順は、ケイさんが決めた。
「やっぱりこれが最初ですね。これはこうだから、この後」わたしが何か言うと「だってこれ、**ですよ、これが先でしょ」「度数見てー。これが後」――こんなふうにパッパッと決めていくところはシキさんと似てるな。シキさん門下の人たちって、どこかしらシキさんに似てるとこがある。
タカさんはそっくりと言われるけど(実際そっくりなところが多いけど)、たぶんわたしとふたりでこんなふうに飲んだら、「どれから行きますか」とわたしに振るだろう。似ていて、そして違うところもある。それが”チルドレン”と言われるシキさん門下の人たち。


まずサワーなクリスマスエールから。「やっぱりサワーが先でしょ」というのは、ケイさんもわたしも同じ。
でもわたしは、お値段のお安いものを先に飲んで、お高いものを後に残してじっくり試したいという感覚がある。ケイさんはそこはスタイル優先でいくようだ。
「サワーなんだけど、酸味が気にならなくておいしいよね!」というわたしの感想に、ケイさんも同意してくれた。スパイスが効いているのもいいのよね。


それから、『黄桜』の〈LUCKY DRAGON〉。フードコートがある百貨店のデパ地下で見かけて購入して、気に入ったビール。ケイさんにも飲ませたかった。
ケイさんもおいしいと言う。でしょー!! 300円台でさー、このおいしさは有難いよね!


ラインナップには、ソーシャルメディアで「めちゃうま!」と書かれていたビールを追加。たまたま割と近所の角打ち酒屋で見かけていたので、「あ、これあった。そんなにおいしいのか」と買うことにした。ちょっとお高いから、ケイさんと割り勘でテイスティングしようと持参した。
『志賀高原ビール』の〈ENGI!?〉


ブルワリーの説明ではなく、Xユーザーさんの説明を見て「へぇ~」と。そしておいしいということなので「ほ~」と。
ベースはこの老舗ブルワリーのインペリアルIPAである〈其の十〉を使っているそうで、そこに純米酒のもろみを加えたものなのだそうだ。「いつものNIGORIのはずが、発酵が止まらずにクリアになり、度数も11.5%になった」という。「バランスが素晴らしい!」という感想に惹かれて、購入。


あ、おいしい。わたしの苦手な日本酒感はない。バランスってこういう感じのこと?
んー。おいしいけど、これをシキさんやタカさんにも送るかどうかとなると、迷うな。お値段もそれなりにするからなぁ。


それから『COEDO』〈PRISM〉。これも400円台という、昨今のクラフトビールとしてはかなりのお手頃価格。それなのに、7.5%のアルコール度数は素晴らしい。
おいしいんだよ、これもまた。ハイアルだからというだけじゃない、味のおいしさがある。
ケイさんも認めたので、「地下に売ってるから買ってね」と言っておく。家でゆっくり1本楽しむべきビールだよ。


さて、それからクリスマスエールに戻る。
『Two Rabbits Brewing Company』の〈BARREL-AGED CHRISTMAS ALE〉。サンタの顔で、赤を基調としたラベルがクリスマス気分を盛り上げる。
これもスパイシーでホットでおいしいのだが、この容量で1000円を少し超えるので緊張する。


『VERTERE』〈VERTERE Christmas Barley Wine〉、こちらもバーレイワイン。
やっぱりおいしい。1000円超えだけど、バーレイワインでこの容量だしね。もともといつものビールが1000円超えのVERTEREだから、そう考えるとむしろリーズナブル?


これでクリスマスエールのテイスティングは終了。
「軽くテイスティング」と言って集まったけど、なんか物足りない。飲み始めるとわたしはこれだから。
新しくできたお店に行ってみる?


ケイさんはこの会社の飲む人たちの中では飲酒量が少ない方だ。だが、飲み始めると勢いに乗る。つまり飲んべえなのだと思う。だから呑み助たちには好かれる。特に、誰でもいいからつきあってーと思う若者たちには。わたしも同じ感覚がある。この人はつきあってくれるから有難い。
よし!じゃ、行こうか!!


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