休日だけど、仕事の日。イベントなので、休日に正社員とフルタイム非正社員は全員出勤。
ビア仲間ケイさんに「ふたりで軽く打ち上げする？」と話していた。もっと昔だったら、大勢で打ち上げに行ったろう。コロナ禍以降、すっかりそういうことはなくなった。時代も変わったから、ちょうどいいのかも。
YEBISU BARの生オランジェを飲もうと話し、着いたら連絡し合うことにする。

正社員のケイさんは、もしかしたらわたしより遅いかもしれない。ケイさんは仕事が遅い（丁寧と言ってあげよう）ということでも有名だし。
ケイさんが遅くなることを見越して、ちょっとビール工房跡地に行ってみることにした。なぜかというと、近々そこで飲む話があるから。人数としては久々の「飲み会」な数だ。座れなかったら困るし、席の予約などができるのかどうか聞いてみようと思った。
電話すればよさそうだが、ショッピング施設に入っていて、以前ビール工房にかけようとしたとき電話が代表につながってしまい面倒だった。

軽く一杯飲みながら、お店の方に聞いてみる。
予約はできないらしい。
ケイさんも来るだろうから、座らずに立ったまま飲み、飲み干したらYEBISU BAR付近に移動しようと考えていると、ケイさんから「電車に乗っていてもう着く」と連絡があった。
なぜ今日みたいな日は早いんだ。いつも遅いのに。
「ビール工房跡地にいて、もうすぐ飲み終わるからYEBISU BARで合流しよう」と送ったが、ケイさんはやって来た。「来ちゃいました。なんでこんなとこにいるんですか。YEBISU BARで軽くって話だったのに、その日になると店の数が増えてる」

今出るんだって。
今度の飲み会のために来てみた。他にお客さんもいないし、聞くだけなのも悪いかなと思って小さいカップで1杯だけ注文した。もう飲み終わるからすぐ行こう。
と説明した。理由を言うと、その理由にはあまり反対しない人だ。なぜ飲まなければならないのか、聞くだけでいいではないか、電話でもいいではないか、と突っ込む人もいると思うが、ケイさんにとっては「理由があった」ということが大事で中身ではないらしい。
夫は中身を問いただすかな。飲み友タカさんだったら、何か思っても礼儀を重んじて何も言わないかな。ビアパートナー シキさんだったら、中身に対してでも行動に対してでも、何か言いたいときはお茶目な笑顔で柔らかく聞いて問いただす感を出さないかな。人はそれぞれ、ということをこの歳になって学び、許容する……遅いな、わたしの学びは。
まぁ、それもわたし。

YEBISU BARに移動してオランジェ飲んで、少しごはんを食べる。
夫はこの日仕事に出ていて、わたしは夫より早く帰るつもりだった。ケイさんにも事前に言っていた。なのに、飲んでいたら、もっと飲みたくなってしまう。
ケイさんは「帰るんでしょ。私はラーメンでも食べて行こうかな。早く帰るって聞いてたからどこで食べようか考えてた」さらに「でももう結構食べちゃったからな。ラーメンじゃないかも。ケバブかな」

……もうちょっと飲んでもいいかな。でももうYEBISU BARは充分堪能した。CANTINAでクラフトビール1杯だけ飲んで帰ろうかな。

何を言っていようが、人がまだどこかに行って飲むとなったら、人間好きのケイさんはやってくる。
そこがケイさんが好かれる理由。それを「便利な人」と捉える人もいるけど、好かれる理由なのだと思う。

今日のお勧めタパスを注文して、はらにりんご農家のポテトサラダも注文してしまった。
クラフトビールはタップマルシェなので、またしてもいつもと同じ。だけど、幸民麦酒はまだ飽きてない。いつまであるかとも思ってる。

乾杯。

高田馬場ビール食堂のバスク風チーズケーキにはかなわないだろうけど、幸民麦酒は結構甘いのでケーキ注文。
2種類をシェアした。

わたしはもう1杯頼んで、ごちそうさま。
オランジェ、おいしかったね。
今日はお互いお疲れ！！