Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

10/13 Two FingersにBottle Logicを買いに行く

ついに『高田馬場ビール食堂』にTOTOPIAが繋がって(しかも2種)、行きたい!行かねば!と思ったけど、さすがにそうそう行けず、2日ほど日が経った。
金曜日、明日は休日出勤の日。イベントがあり、手伝わなくてはならない。
行く気になるかどうかは、その日の夕方近くならないと分からない。なんといっても年だから、疲れちゃって無理と思うかもしれない。だから、前もって予約しておけない。当日行くと決めたら電話してみる。
うーん……行くか、やっぱり! New Meだしね。
職場から駅まで歩きながら、電話。「本日は予約がたくさん入ってまして。18:30からですと後の予約が入っているので遅くとも19:45に開けていただければ」やはり金曜日だから満席モードなんだな。1時間半でトトピアを2種飲み、さらにまだあるらしいボトルロジックの黒を2種飲むとしたら、無理じゃないかな。
いったん切って、でもやはり行こうと決意してまた電話したら、「状況が変わってしまいまして。19時15分まででしたら」
いや、それはさすがに無理だ。分かりました、ありがとうございます。またにします。


さて。駅までの残り4分くらいで考える。このまま帰るか、Two Fingersに行くか。
あるかないかも分からない瓶の黒2種、行ってみてあったら買う?
少し迷う。明日は体を使う仕事、頭痛やだるさがあると困る。しかし、今日でなければいつ行く? なんだか毎日ぐずぐずと考えそうだなぁ。


行こう!
Two Fingersに電話。素敵な男性と女性がやっているお店。女性の声が応答してくれる。「18:30頃着くと思うのですが、席は空いてますか?」
「大丈夫ですよー。空いてなくても詰めるんで、詰めれば結構入れます」――まぁ、椅子がなくなり次第立ち飲みって感じでしたもんね。でも、この年で膝にもガタが来てるからなぁ、立ち飲みはつらいなぁ。でも、まあ、とにかく行こう!


そして、池袋へ。
西口だと書かれていたので、西口(東京芸術劇場)という出口を出る。西口(中央口)とどちらに出るか迷ったのだが。
そして、歩き始める。前に一度来たときは、タカさんがGoogleマップを見ながら道を探してくれたからなぁ。あれはタカさんの異動お別れ会で、池袋ビア巡りをした時のこと。お店の方の好みで揃えられたラインナップが、自分の好みとピッタリ一致して最高だった。
なんて、のんきに歩いていたら、なかなか着かないし、Googleマップの到着予定時間はどんどん増えていく。え? 方向間違えてる?
結論① 西口(中央)から出るべきだった。
結論② 高いビルがたくさんあると、マップの位置情報が狂いがち。
結論③ 意外に距離ある(慣れてないせいか?)


駅から離れ始めたところの大きな交差点で、マップはぐるぐるし始めた。
マップの指す方向に進むと、反対方向に進んでいる矢印になる。あれ? と思って別の方に進むと、また反対方向に進んでいることになる。
大きな交差点なので、横断歩道を渡ってみるというのも面倒。だって、信号待ちも長いし、長い横断歩道なのだ。うーん。その場でうろうろ。
とりあえず道の反対側に移り、その先の斜めに伸びている道に入ってみると、マップの矢印は安定し始めた。よかった! やっぱり、このお店、わたしにはハードル高いなぁ。


てくてく歩いて、着いてみると、お店の外の小さなテーブルに4、5人のグループがいた。外国の方らしい。(お店に入ってからのお店の方たちと常連さんとの会話で、ここの常連さんカップルとそのどちらかのご両親だと判明。)
わぁ、中は空いてるかなぁ? 恐る恐るドアを開けると、カウンターの中から明るい声で「どうぞー!」と女性パートナー、ナオさんが言ってくれたので、頑張って中に入る。「詰めて詰めて」とカウンターの端の男性2人に言ってくれて、男性2人は場所をあけてくれる。やっぱり、椅子はないね。
ちょうどぴったり、椅子全部に座っている人たちの真ん中で、立ち飲み。まぁ、大丈夫。どこかが空くかもしれないし、少し飲んで帰るかもしれないし。



このお店、今日はRepubrewタップテイクオーバーなんだよね。
できれば、なかなか飲めなさそうなほかのブルワリーのビールも飲みたかったけど――と思っていたら、最後の2種くらいは、わたしの首尾範囲外のビールだったので、ラストはその辺りのビールにしよう!と決意。
Repubrewは、沼津に行った2回のビアドライブでも飲んだし、控えめにしよう。


なんて思ったのに、やはりたくさん飲んじゃった。


1杯目は、〈Bohemian Cracker〉にした。ナオさんがすべてのビールを説明してくれたけど、記憶力が衰えているので数分後にはあまり覚えていない。黒板メニューに「レモン」「スッキリ」と書かれているこのビールにした。


明日があるし、それほど頑張らずにゆっくり、1、2杯飲もう。と、ちまちま飲む。
左隣では、若い男性2人連れがおしゃべりしながら飲んでいる。右隣には1人客の常連さんらしき人が2人。わたしのすぐ右の男性は、お店の男性パートナー ステフと知識や情報の交換をして玄人(くろうと)っぽい話をしている。その向こうにいるカウンター右端の男性は、ちょっと年齢層が高そうで親近感がわく。彼も玄人っぽい相槌を打っているが、すぐ右隣の男性と知り合いというわけではないようで、なんとなくの会話参加。


わたしはおとなしく、ただただひとり飲み。語るほどの知見がないからな。すごいな、右隣りの人。


左隣の若者2人のうちの1人が、トイレ休憩のため席を立った。
すると、端にいた若者が、わたしに席を立った友達の椅子を譲ってくれた。「お姉さん、どうぞ」……優しい。
遠慮したし、それに、席を立った若者が戻ってくるまでは座らずにいようと思ったけど、「僕ら、これ飲んだら帰るんで」と言ってくれるし、トイレに立った若者はビールを飲んでいるからなかなか戻って来ない。あまり遠慮し続けるのも申し訳なくて、「ありがとうございます。じゃ、遠慮なく」と椅子に座らせていただいた。
まぁ、確かにわたしは年寄りだから、ありがとん。


トイレに立った若者は、戻ってきたら席がなくちょっと唖然としていた。しかし、席を譲ってくれた若者も、わたしを座らせると自分の椅子から下り、立ち飲みし始めていたのだ。だから、戻って来た若者も「これからは立ち飲みになるのね」と苦笑して立ったまま飲んでいた。
「これ飲んだら帰るんで」のグラス半分くらいのビールは、ゆっくり飲み干された。わたしが2杯目を頼んでもまだいたから。ごめんね、席を取っちゃって。


さて。2杯目。〈KaMPai HAZY〉。「ココナッツ」「トロピカル」と書かれていて、興味を惹かれつつ、どうしようか迷っていた1杯。
右隣の玄人っぽい人はダメらしい。「これ、自分、ダメ。最後まで飲み切れないかも」とステフに言っていた。その言葉を聞いて、もともと興味を刺激されていたので飲んでみようと思う。ステフは、「このホップはよく使われているホップ、飲むとあのホップだなと分かる」というようなことを右隣の人に語っていた。なるほど、ココナッツとかトロピカルとかそういう風味は、実際のココナッツが使われているのではなくホップの特徴なのね。
ビールが注がれて目の前に置かれ、UNTAPPDに投稿しようとしたら、わたしは沼津で既に4.25をつけてた。また今日もおいしい。わたしは、これ、大丈夫。おいしい。UNTAPPDに投稿したとき、「そんなにココナッツ分かんないけどね。」とコメントを記録している。


右隣の玄人っぽいおふたりは、ステフを通してお互いに会話に参加し、なんとなくリレーションシップができたらしい。今度はふたりで、生活保護についてとか、北海道では老人になると生活保護ないとダメ、と話してる。確かにそうかもね、なるほどね。


やがて、またすぐ右隣の人がステフと話し始める。
『Modern Times』がなくなったと知る。え、そうなの?


右隣の人「Modern Timesって、そのままなんですね」
ステフ「MAUIが買いましたね」――そうなの!?
右隣の人「ですよね。でも、名前はModern Timesのままなんだなと思って。そのまま使ってるんですね」――そうなんだ。
「そうですね」
「ブランドを活かすってことですかね」


そこまで話が進むと、ステフが熱く語り出す。
日本もそうなるよ。今ブルワリーはどんどん増えてる。クラフトビールを飲む人は多くない。若い人はこの値段を払えない。
「40代もそうですよ」 右隣の人が合いの手を入れる。(この人、40代なのか、とわたしの心の声。)


最近少し話した時にシキさんが言っていた「今度、ビールが飲みやすくなるよ。(え、そうなの?)ビールは下がるけど発泡酒は上がるの、そういう仕組みでビールが飲みやすくなる(へぇ)」。これは、ナオさんによると、たとえば今回のブルワリー(Repubrew)などは発泡酒で免許取ってるから、大変だろうと。
なるほど!(というか、そうなの?)
ナオさん:そういう小さいブルワリーは多いから大変だろうと。
なるほど!なるほど!!
さすが、お店の経営者、そしてその常連さん、知らないことがいっぱいだー。


会話に加わってはいないが、目を丸くして聞いているわたし。ホントに目が丸くなっているのが自分でも分かった。
そのためか、ステフは右隣の常連さんに話しつつ、わたしにも目線を投げてくれる。接客上手だな。常連さんは、何度かわたしの方を見ていた。そうだね、「こいつ、誰? 話に加わってるの?」って思うよね。


やがてその常連さんは帰り、左隣にいた若者2人も帰り、新たな常連さんが2人入って来た。やはり常連さんの多いお店だな。



その頃にはわたしも酔っていたし、入ってきた常連さんたちは気さくに話に応じてくれた。ステフがふざけたり、常連さんが常連同士でステフやナオさんと絡んだりして、雰囲気がいい。
というのも、テーブル客のみなさんもほとんどいなくなり、静かになって来たからだ。夕方に混んでいて、夜も半ばになったら去っていく日もあるんだね。――でもそうだね、池袋界隈なのだから店も多い。軽くここで飲んで、この時間帯からはガッツリ飲みのお店に移動する人もいるかもね。
わたしは逆に、すっかり腰を据えて飲んでいる。ヤバい。明日、仕事なのに。


ステフとナオさんは、明日はお店を閉めて、ミッケラーのイベントに行く。
わたしもそのイベント、羨ましいなぁ、とソーシャルメディアで見ていた。シキさんがいたら、チケットを取ってくれて行っていたかも。ミッケラーのビールだけでなく、北欧のビールがたくさん集まる、ものすごいイベントらしい。そんなところ、わたしひとりでは行けない。チケットも早々と売り切れたらしいことは、ソーシャルメディアで知っていた。
ちなみに、翌日のXやInstagramでは、行列だったブースや、すごかったビールについての投稿が見られた。行くだけでもすごいと思う、こんなすごいイベント。


グラスを合わせて乾杯するやり方を教えてもらった。
上、下、上、上、下、ドン
上、下、上、上、下、ドン
「上」ではお互いのグラスの上部分をカチンと合わせ、「下」では下部分を合わせる。そして、「ドン」ではテーブルにグラスをドンと置く。
2回練習してできるようになった。なんか、嬉しいー!!


結構飲んだ。
2杯目のとき、〈ステフのポテトサラダ〉を注文。量はそれほどないので、ひとり飲みのいいおつまみになる。
タップテイクオーバーの『Repubrew』〈Natural Roots Studio From a DDH〉。
大人気になってきている『Amakusa Sonar Beer』〈Tenderness〉4.00。これ、飲もうかどうしようか迷っていたら、ステフが「味見しますか?」と聞いてくれて、可愛いミニミニグラスにちょっとだけ注いでくれた。ありがとう~! で、結局飲んだ。
『Moon Dog Craft Brewery』〈Timothy Timothy Slamothy〉4.25。これはミルクスタウトで、UNTAPPDに投稿したときのわたしのコメントは、「あまーい! うまーい!」だった。
最初に戻って、『Repubrew』〈69IPA〉。迷って、「でも前にも飲んでるから」「他に飲みたいものがいっぱいあるから、手当たり次第飲んで行ったらヤバイ」とやめたビールを、結局飲んだ。シキさんなら、「結局飲んだんかーい」
で、あとは、缶かな。たぶん、誰かが飲んでいたのをちょっとくれたのだと、(なんとなく)記憶している。『Wuhan No.18 Brewing』〈Citrus Boom〉。4.25にしているから、気に入ったらしい。
途中、宇都宮餃子と長いもの料理を頼んでいる。結局、メニューで見て気になっていた料理は全部食べたらしい。ポテトサラダと餃子と長いもだ。どれもおいしかった。このお店、おつまみもいいな。


これだけ飲み、そして、ステフにもナオさんにも、さらに常連さんたちにも親切にしてもらって、これはもう勇気百倍。言える、今なら言える!!


「Bottle Logicの黒を買って行きたいんです!!」「さっき話してた、前にここに来たとき一緒だった人にも送ろうと思って!」 “いつメン飲んべえ”は4人いるから、4セット!!!


清水の舞台から飛び降りた……


レシートを写真に撮って記録としている。翌朝目覚めたら、紙袋やらビニール袋やら、お店の方の心遣いがよく分かった。


翌日も終わる頃になって、肩を動かすと痛みを感じると気づいた。家に帰って見ると、鬱血のような斑点が見える。3日くらい痛みが残った。ロキソニンテープを貼って、痛みを早く抑えようとした。
そりゃ、肩も壊すよね。500mlの黒2種セット×4人分を買って帰ったのだもの。


最後にいよいよ買おうとする前、タカさんにLINEしたら「高くても、おいしいものであれば、ぜひに」との返事。ケイさんからは「それなら馬場食で100nl飲んだ方がいい」というような返事(しかし、翌日要らないのかと聞いたら、買ってしまったならもらう(買う)と)。
シキさんと、これを一緒に飲みたい。タカさんはバレルエイジドインペリアルスタウトを飲むべき。スタウト好きだから。ケイさんはバーレイワインを飲むべき。バーレイワイン好きだから。シキさんはどちらも飲むべき。どちらも愛している人だから。


すごい冒険したな。お疲れ、自分。


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