Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

10/8 休日のお出かけ、連続で。

『高田馬場ビール食堂』で『Bottle Logic』のピルスナーやIPAを飲み、ラーメンを食べて帰った日。
案の定、すぐに眠くなって、だいぶ早く寝てしまう。まだ、夜になってなったかも。
案の定、夜中に意識が覚めて、てんてんとする。なんか、眠れないよー。


だからといって、何かするでもなく、する気も起きず、ただただ暗い中でてんてん。
そういう時というのは、あまり楽しくないことをぐるぐる考えてしまったりするので、「ダメだ!」と起き上がった。しかし、生産的なことに手をつけられず、とりあえず携帯をチェック。といっても、携帯で大したことをしていないので、Instagramを見てみたり、Xを見てみたり。


すると、Xに高田馬場ビール食堂のつぶやきが一言。
「そのボトルロジックの黒系2樽、明日同時開栓です」
そして、動画のリンク。動画はビール通らしいYouTuberの方が説明しているもので、『Bottle Logic』のすごさやおいしさについての説明があった。分かりやすい。ビール食堂がアップした写真を基に、どんな期待のビールか話してくれていた。
ボトルロジックの真骨頂はバーレイワインやスタウトだか、IPAなどもおいしい。
真骨頂はバーレイワインやスタウトなのか!! そういえば、どこかでそれを聞いたような。


迷う。昨日の今日だ。
昨日はまだいい。あと2日残るお休みで、やりたいこともできたかもしれない。それに、久々に夫と外食したわけだし、家庭サービスは重要だ。しかし、今日は…。


だが、もし諦めて、残りの2日ダラダラと過ごしてしまったら? 何もできなかったら?
貴重なおいしいビール飲んでおけば、せめてこれだけはやったと思えるのじゃないかな。


まだ迷うところだが、今のわたしはNew Meだ。やっぱり行こう。



着いてみたら、昨日より空いていた。カウンターもほとんど人がいない。ちなみに、最後まで空き気味だった。おかげでいくらでも時間をかけて、ゆっくりたっぷり飲めた。…たっぷりお金もかかったが。


さて。どうしようかな。黒だけ飲んで帰る?


メニューを見ると、やはり高い! 100ml 1650円とか買いてある。通常は大小あって、大は475mlだ。大で1500〜1750円くらいかな。ちょっと希少なものや高価なものは、大300ml、小150mlとなる。同じ価格帯で量が減る方式。
それが、100mlで大のお値段!!(だから小などない。ワンサイズ。)
でも、ネットのどこかで、「このブルワリーで人気のスタイルは、ボトル1本が6000円だ」という文章も見た。ボトルって、475mlもないよね? 割り算すると……恐ろしいことになる。そう計算すると、まぁ、予想の範囲内と言えるのかな。


昨日はなかったWest Coast BrewingのBeach Dayがつながっているようなので、まずそれをいただこうかな。
小さいほうで。


慌てずにゆっくり味わって飲んだ。目当てのビールはまだつながったばかりだから、なくなることはないはず。


飲み終わって、次にもう一度『7Bottle Logic』のIPAかピルスナーを飲んでみようかとも思う。あとはバーレイワインとバレルエイジドインペリアルスタウトだけなのだし。
しかし、せっかくここまで来たから、おいしかったらどちらかをもう1杯飲んで帰ろう。
それなら、IPAはやめておこう。


Bottle Logic
いよいよ、ボトルロジックのバーレイワイン。レゾナントフリークエンシー。
満を持して「9番、お願いします」
スタッフさんは「9番ですね。サイズは…失礼しました。ひとつですね」


100ml 1650円の貴重な一杯。


グラス到着。
まず、色。昨日の隣の席のダンディスキンヘッドさんに倣って、SRMも愛でないとね。
置かれたとたん思ったこと。まっくろ!!
よくよく見て思い直したこと。少し遠くから見ると「若干の透明感がある黒」だが、飲もうとして手を伸ばすと「限りなく黒に近い暗褐色」。バーレイワインの色だ。相当熟成しているから、褐色に褐色が折り重なって、黒にしか見えないのだな。グラスを傾けて飲もうとしたとき、斜めになった液体の縁は透明度を感じる。


飲もうとしてグラスを近づけた(グラスに鼻が突っ込まれた)時の感情。甘い香り。
正確には、熟成香(か?これ)の上に、カラメルみたいに濃厚に固まった甘い香り。こんな濃い色になってるバーレイワインが、こんなに素晴らしい香りを放つとは! すごい。(わたしは古酒は苦手だと自認してきたが、熟成というものを知らなかっただけなのか?)


飲む。まだ少し冷たそうだからな…と覚悟を決めて飲んだら、甘い!!! しかし、ラクトースや乳糖の甘さじゃない。最近ケイさんに色々言われて感じるようになってきた糖の甘みではなく、熟成による甘みだが、その甘さのレベルがこれまで飲んできたたとえば日本のブルワリーの(ちなみにそれらも素晴らしい)バーレイワインとは、またレベルが違うように感じる。
うーん。なんか、これは、次元が違う。うーん。


まいりましたm(__)m
降参。完敗。白旗。素晴らしい。この価格も高くない。
100mlって、少なく感じるけど、グラスに注がれてみれば、素敵なイタリアンレストランのワインくらいの量は充分ある。この香りで、この味で、この全体のバランスの良さ、酔い感。文句なし。


敬意を表して、次のスタウトの前にお水でリセット。さらに、水の後に時間を置いて、スタウトの味を損ねないように気を遣う。


では。また、満を辞して、BAインペリアルスタウト。
モアタイム トゥ エクスプレイン。


グラス到着。
色。さきほどより、透明感や光の反射の煌めきがない黒。スタウトだもんね。


香り。バーレイワインのときよりもっとはっきりした、砂糖入りコーヒーのような甘い香り。


飲む。コーヒーだー!!! Turn Overした今でも尊敬するビアマスター、シキさんの言う通り、スタウトはコーヒー。この特別すぎるブルワリーのインペリアルスタウトであっても、それは同じなんだ。


しかし、しつこくなく、まるでバーレイワインのように透明感のある味わいながら、コーヒーの甘さやコクを持つ。


自分の熟慮の末の判断は正しかったことを思って、満足。
順番はバーレイワイン→インペリアルスタウトがいい。


最後に好きだった方を、清水の舞台から飛び降りるつもりでもう一杯飲みたいと思っていたけど、決めかねる。


バスク風チーズケーキとインペリアルスタウトを注文した。迷ったが、やはりバーレイワインで締めたい。先にスタウト。
しかし、アテがいるかな。デザートの中から選んでみようかな。バスク風チーズケーキとアイスだが、バスク風チーズケーキかな。濃厚、甘ーいインペリアルスタウトだから。


正解。頼む時にマスターに聞いたところ、「うちのチーズケーキはそんなに甘くないからいいと思う」との答えだったけど、その通り。添えてあるマーマレードもいい。リセットできる。
スタウトを引き立ててくれた。


インペリアルスタウトの後に、バーレイワインをまた注文。受けてくれたさっきとは別のスタッフさん、「9番お願いします」「サイズはどうしますか?」「一個しかない」「今日はそうでしたね」


ゆっくり飲む。今日、この店が立て込んでなくてよかった!
あー、酔ってきたなと感じるけど、ゆっくり飲んでいると意識が保てている気がする。ただの錯覚かもしれないが。
もう一度、スタウトとバスク風チーズケーキを食べたいと思う。しかし、もう一度スタウトを飲んだら、バーレイワインも飲みたくなると思う。


とりあえずバスク風チーズケーキを頼んでみる。まだバーレイワインがグラスに少し残っているし。
最後にまたバーレイワインを飲んで、帰ろうかな。今日が昨日でなくてよかった。昨日こんな長居はできなかったよ、予約いっぱい入ってたみたいだから。


バーレイワインの終わりかけに、がまんできなくなってバスク風チーズケーキを再度注文。これ、おいしい。この芳しく甘く芳醇なバーレイワインに合う。
で、結局、レゾナントフリークエンシーを最後にもう1杯。


これを飲んだ後は、もうお水は飲むまい。このおいしさを舌に残したまま帰りたい。
薬を飲むから飲めないと言っていたけど、ケイさんはこれ、このバーレイワインを絶対飲むべき。薬期間が終わったときもまだあるといいな。
遠くにいて飲みに来るわけにはいかないけど、タカさんはこれ、このバレルエイジドインペリアルスタウトを絶対飲むべき。どこかでボトルが手に入るものかな。
シキさんは、バーレイワインもスタウトもどっちも飲むべき。どっちも同じくらい愛している人だから。


うぁー!幸せ!!
こうして、次の扉を開く。自分の今の限界を突き破る。


1530
3時間半近くいたんだな。ゆっくり飲めたおかげで、酔い度はそこまででない(という勝手な気分)。では、そろそろ締めて帰ろうか。
幸せな一日をありがとう。さすがビール食堂!

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