BBFFシキさんとまた会うことができた。ビア友としてだけでなく、生涯の友と思っているので感慨が深い。
生涯の友と思っていても、次があるかどうか分からない。次くらいはあるかもしれないが、いつまでこうして語り合える日があるか分からない。だからこそ1回1回を大切にしていくのだし、今会えた1回をしっかり楽しみたい。

最初の1缶は、『伊勢角屋麦酒』の〈0 milepost〉を飲んだ。軽く味見として1缶を分けた。いい香りがして、こういうビールが売店で手軽に買えるのは嬉しい。

そして『UDON Brewing』祭り。2缶ずつ8種持参したものを、1缶ずつテイスティング。
上の並びはわたしが並べたもので、下の並びはシキさんが「この順番に飲みたい」と並べ替えたもの。わたしはうどん名だけで並び順を決めているが、シキさんは缶に書かれているスタイルやアルコール度数他の情報を総合的に判断して決めている。こういうところもシキさんが他の誰とも違うところ。
UDONシリーズだけでふたりとも酔ってしまった。

2缶ずつ用意したのは、1缶をテイスティングしたらもう1缶はシキさんが持ち帰れるようにするため。シキさんはUDONシリーズを持ち帰った。

UDONシリーズの中で、シキさんが気に入ったと言っていたのは、〈KAMATAMA〉、次が〈ZARU〉で、3位が〈UDON NOWW IPA〉だった。なるほど。言われてみると、そのおいしさが分かる気がする。
シキさんと飲むと、新しい発見がたくさんあるように思う。やはり得難いビア友だとしみじみ実感する。

UDONの後に、かろうじて2種テイスティング。
わたしが飲んでほしかった『ROGUE』〈COMBAT WOMBAT〉。
酸味があるのに、いろいろな味がしておいしいと思ったビール。ね、変わってると思わない？
『イサナブルーイング』の〈ONE PINT-MAN〉、なかなかおいしいでしょ？

この日の“ビール研究会”はこれで終わった。

夜、わたしはひとりで晩ごはん。
郷土料理のどんぶりを食べてみた。面白い味だ。おいしくもある。

思えば何年ものつきあいになるんだな。だんだん相手のことが分かっていき、良さや素晴らしさに気づいたりするけど、最初のうちはもちろん距離がある。何年もかけて築き上げた友情と言えるのかな。

この一年はお互いに激動を経て、また関係性が少し変化したのかもしれない。どんな関係でも、生きている限り、関係が続いている限り、変わっていくものだ。いい方向に変わっていくといいと思うけど、「いい方向」というのがどちらの方向でどういう道なのか……単純には言えないものではないかと思う。

少しずつ、少しずつを重ねていく。
できるところまで、いけるところまで、努力していこう。この関係に、水をやり、日を当て、育てていこう。

おやすみなさい。
また明日。