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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

思い出2021.07 ビール造り体験:さらに作業


自分たちの造ったビールの第一段階が並んでいると壮観。素敵な常陸野の小さめのグラスに入っている。でもすべて飲み干すことはさすがになかった。まだビール以前の飲み物だったし。


テイスティングがてらの休憩が終わり、写真を見るとどうやら次は温度計らしきものを釜の液中に入れている。木べらも持っているので、混ぜながら温度が一定の温度になるのを待ったのかもしれない。


次の作業はちょっと体力を使う作業だ、と担当の方に言われた。
下から出てきた液体を上に戻す作業を、10分間連続して行うという。容器を2つ用意し、ひとつを上に戻している間に、もうひとつに液体を溜める。一人流れ作業をしなければならない。


もちろん今は、こういう作業を手作業で行っているわけではない。売り物のビールを大量に造る際は、機械がやってくれる。でも、手造り体験だから、こういう作業を体験するのも楽しいことだ。今日だけだしね。仕事で毎日のようにこういう作業があったら、腰を痛めるかもしれない。


しゃがんで蛇口(?)の下に取っ手付きの容器を置き、レバーを押す。オレンジ色の液体が勢いよく出てきて溜まっていく。8分目くらい溜まったら、2つ目の容器を用意して、さっと交換。
立ち上がって溜まった液体を釜に流し込む。そして、下の容器にまた溜まったら、さっと容器を交換。上に流し込む。
2つの容器を交互に上に下に。


だんだん慣れてきたので、ちょっと写真を撮る。作業の様子、作業中のメンバー、ちょっと撮ったらすぐに作業に戻って、大事なビールが容器から溢れて減らないようにする。もったいない、もったいない。



この作業が終わると、一段落らしい。
テーブルの上に、ハート型のお盆にのった3つの銀色の小さいボウルが用意されている。3度に分けて加えていくホップを入れる容器だった。香りや苦味になるってことだと思うんだけど、少なくならないように、多すぎて失敗しないように、慎重に入れた記憶が残っている。
誰のレシピか分からないけれど写真に写っているのを見ると、1回目に入れるホップはこれ、何g、2回目に入れるホップはこれとこれ、何gと何g、3回目に入れるホップはこれ、何gと一目で分かるようになっている。


シキさんとタカさんが、ラクトースを量っている写真も残っている。副原料のラクトースは全員入れたわけではない。
ケイさんは、副原料としてオレンジピール、ナツメグ、コリアンダーを検討して、何かを入れていた。何だったかな? 器は2つ写っている。


少し休憩――ちょっと疲れて、会話も少なめ。
シキさんはいつのまにか眠っていた。ドライブに行っていても、時々車の中で寝ていたりする。こういうところがすごいと、いつも思う。少しの時間で効率よく体力回復を図れる。本人は、どんなところでも割と眠れると言い、若い頃にバイクに乗っていたので、体力回復を図るのは上手なのだそうだ。こういう能力、年を重ねるとなおさら大切になる。


ビールが出来上がるのを待つ間に、オリジナルラベルの絵柄を決める。
デザインセンスがないので、こういうの苦手。下手に出来上がったら、きっと他の人たちは気を遣って「いいですね」と褒めてくれるだろう。それも気が引けて苦手。そんなふうに劣等感を持っているから、苦手感がどんどん増す、という悪循環。



さて、そして。2回目のテイスティング。
この段階で、また味が変わっている。ビールに近づいていっていることを実感。
色も変わってきている。白かったケイさんのホワイトエールは、レモンイエローに少し近づいた。みかん色だったわたしのIPAは茶色になった。ライトブラウンだったタカさんのIPAはわたしの色とほとんど変わらない茶色になった。わたしとタカさんの2つ目の色は同じような感じだが、1つ目のときはみかん色とライトブランで全然違う。シキさんのスタウトはダークブラウンだったが、黒になった。


また少し下から上に循環をして、3つ目のテイスティングをしたようだ。2つ目と3つ目の色はあまり差がない。


釜の中に器具が入っているのだけれど、何を計ったのだろうか。忘れてしまったなぁ。


上から、じょうろでお湯(たぶん)をかける作業。



そしてついに、釜の中の液体は別なところに移され、釜の中には麦の殻が残った。(確か隣の釜・1つ置きに使っていたのはそのためだったのか。)空いた釜には麦の殻が残っている。長い柄のついたお玉みたいなもので、麦の殻を袋詰めして廃棄する。(ネットでは、これは飼料になると体験記が載っていた。わたしたちもそういう説明を受けたのかもしれないが、忘れてしまった。たぶん、そうなのだろう。)
この麦の殻を片付ける作業はビールを造る作業ではないけれど、せっかくだから体験してもらいたいという意味があるそうだ。釜から麦の殻をすくいとって大きな袋に移す。丁寧にすくって、できるだけ残さないようにした。


終わったー!! お疲れさまでしたー!


ここで、昼食!さばサンド!!



さばサンドの昼食には、3種の前菜がついてきた。素敵な白い器に盛りつけられていて、おしゃれ。さばサンドの横にはナッツの入った小さな器があって、おいしかった。ポテトフライがのったお皿もあり、豪華な昼食。うずらの卵も3つついていた。うずらの卵、大好き。
さばサンドは、さばだけでなく野菜も入っていて、バランスのよいサンドイッチだった。お魚の生臭さみたいなものはなく、おいしくいただいた。
小さな器に入っていた甘味を最後にいただいて、ごちそうさま。

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