Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

最終期限日にYEBISU BARで無料特典を使う


1月末までという期限のエビスバーの乾杯ドリンク半額クーポンと無料クーポン。いずれもグループで行った場合、4名まで適用される。もう月末だし、とても使いきれそうにない。

しかし、夫と待ち合わせて夕飯を食べた日、半額クーポンの方を使ってしまった。1人だったらからだ。もしかしたら人と行くかもしれないから、無料の方を残しておこうと考えたのだ。


結局、行かないまま期限の最終日を迎えてしまいそうだ。とりあえずひとりでも行こう。


一応ケイさんに声をかけてみた。タカさんは仕事が忙しく、体に不調も出ているのに、異動が決まってわたしの方が動揺しているときも付き合ってくれた。このクーポンのためにまた付き合わせるのは申し訳ない。人事がオープンになればお別れイベントもいくつもあるだろうし。


ケイさんは反応が読めない人だし、反応している最中も結論がどっちなのか分からないような話し方をする人。ようやくなじんできて、最初から断られること前提で聞くようになった。

人との関係性には、それぞれの相手とのやり方や対応法がある。ひとりひとりに合わせて、ひとりひとりとの関係を築いていくんだな。ようやくこの年になって、少し分かってきた。


そんなふうに覚悟して臨むと、意外とふたつ返事だった。こういうところがまた、ケイさんだ。



「ベルベットプラネットがおいしかったよ。わたしの最近のお気に入りなの」

ケイさんは飲んだことがないと言い、まずそれを無料の乾杯ドリンクにすることにした。


「お疲れー」うーん、これは本当においしいよね。


この日は最初から、無料の乾杯ドリンクともう1杯くらいでいいとケイさんにお願いしていた。早めに帰って、夕飯は家で夫と食べようと思ったからだ。夫には「夕飯の時間をいつもより30分遅い時間にしてほしい」とあらなじめ言ってある。

ケイさんは気遣ってくれて、「何分の電車に乗ればいい?」と確認してくれて、その時間に帰れるように気をつけてくれた。ありがとう。


それほどたくさん飲むつもりじゃないから、2杯目は慎重に検討。しばらくはエビスバーに来ないだろう。他の飲みで忙しくなってしまう。

うーん、その後でも飲める定番ではなく、期間限定にしようかな。


黒いショコラのビールに惹かれていたら、どうやらケイさんも同じらしい。「スタウトみたいなやつを見ると飲みたくなっちゃうんですよね」

ふふふ。この「いつメン」家族たちは、家長も長男も次男もスタウト好きだな。


黒いショコラのビールは、ビールではなくビアカクテルだった。甘〜いドリンクで、ビール感はあまりない。ビールが苦手という人もチョコレートドリンクとして楽しめるだろう。

わたしとケイさんにとっては、ちょっと違うな?という感じだったが。わたしたちは、バレンタインの時期になるとあちこちで発売されるチョコレートスタウトのようなイメージを求めてしまっていたのだ。



なんだかんだ言って、結構飲んじゃった。

ケイさんは軽いサラダだけ注文し、夕飯は帰りにどこかで買って帰ると言ってくれた。

しかし、2杯目が甘いドリンクだったので、ふたりともビールを飲みたい気持ちになり、琥珀エビスを注文してしまった。勢いがついて、最後の締めにまたベルベットプラネット。

結局、4杯飲んだ。


ついビールが進む間に、わたしはタカさんの悲しいお別れについて漏らした。(一応タカさんには昼のうちにそれとなく聞いていて、話してもよさそうだった。)

タカさんがいなくなることが打撃なのは、もちろんなんといっても親しくなったと嬉しく思っている人が遠く離れてしまうから。正社員同士のような仕事上のつながりや、仕事上の出会う機会はないわたし。お別れは、本当にお別れ。何年後かにまた会えるだろうか? 10年後とか? 15年後とか?

その気持ちと、そして、今年度は本当にお世話になった。つらいとき、誰かに話したいとき、同調も批判もせずフラットに聞いてくれた。慰めにも力にもなってくれた。まだ悪意や懸念が全然消えていなくて、来年度わたしは思今悩むことや苦しいこと、焦りや失望がありそう。その時にタカさんがいないということが、ショックだ。


ひとりで解決していけるかな……

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