2022年の静かなお正月。なかなか帰省できずにいた人たちも帰った年末年始、夫とふたりで過ごす。年末の行事も年始の行事も公式なものはなし。たとえば大掃除とか、年始の挨拶まわりとか。

電車に乗って行けるところに、日の出が見える山がある。この季節しか見られない。夏場は日の出が早いから、始発に乗っても間に合わないのだ。
低い山で、20分くらいで日の出スポットまで登れる。手軽なので人気の山だ。
元旦は人が多そうなので、2日に行こうと話した。初日の出ではないけれど、わたしたちには初日の出ということで。

間に合わないかと思ったけれど、日の出に間に合った。
まだビアリングを諦めきれておらず、スーパーで買ったミニ缶を持参。鳥居近くで飲む。

雲が多かったけれど、地平線がオレンジ色に染まって、白球が少しずつ昇ってきた。地平線は凸凹。ビルが四角いたくさんの柱みたいに突っ立っている。スカイツリーも見える。

日が地平線から昇り切って、雲の中に隠れた。
「富士山が見えなくて残念だね」と夫が言う。いつも富士山が見える辺りには雲があった。

ミニ缶ビールを開けて飲んでみる。UNTAPPDにも登録してみる。山バッジにカウントされたはず。そして、どうやら2022年のBADGEらしいものが出る。1月2日なのに、新年ぽいBADGEが出た。三が日は出るのかな？
しかし、1月3日に飲んだビア友は出なかったと知る。時差でまだ1月1日だったのかな？とも思ったが、飲んだ記録としては「1月2日」と書かれている。
前日の夜にも飲んでいて、朝飲んでいるからかな？ 調べるとバッジの名前は「Hair of the Dog」、迎え酒らしい。

Hair of the Dog (2022)
Some say that sipping on an alcoholic beverage the day after an evening of revelry will help cure your hangover. We say cheers to another beer and Happy New Year!

迎え酒
夜の歓喜の翌日にアルコール飲料を飲むと、二日酔いを直すのに役立つという人もいます。別のビールと明けましておめでとうございます！

日の出を見終わって、ゆっくり休み、下山。
駅までの道でネコを見かけた。人なつこくて、すり寄ってきた。ひとり気ままに朝のお散歩をしているみたい。いいなぁ――こういう心持ちで人生を生きていけたら。

電車に乗って帰ることにしたけれど、この山はそれほど時間のかかる山ではないので、もうちょっとお散歩してもいいかな。
乗り換えのためにいったん電車を降りた飯能(はんのう)駅で、途中下車。天覧山に行ってみよう。この山もあっという間に登れる山だから。