※長い冬眠があって、今記事追いつき中なので、季節に合ってません。
　このときの旬の食材を使ったお料理だったはずだけど・・・

かつて当時の職場の人たちと行ったフレンチのお店に、またいつか行きたいと思っていた。そのときは女性だけで、女子会ランチだった。その職場にはグルメな人たちが集まっていて、食べに行くとなると単なる千円ランチでもこだわりがあった。だから「ゆっくりランチを食べて、その日は早退しよう！」というランチなら、アルバイト＆派遣の集まりでも検討の末お店を選ぶ。
あの店はおいしかったなぁ。またいつか行きたいなぁ。と思っていた。あれから何年経ったかと考えると、かなりの年月が経っている。それでも店はあった。ビア友とビール巡りのついでに行くことにした。

La Matiere ラ・マティエール
何年ぶりに行くし、次があるか分からない。楽しもう！と心に決めて行った。
前回は各自1杯か2杯のワインに留めたけれど、飲みたければ飲もう。人生は一度きり。

白いワインから始めよう。
『海の幸のタルタルサラダ』をいただきながら。
おいしい！！ 美しい盛り付けも目のごちそうだけど、味がまたいい！
オイルがからんで海の幸がより濃厚な味わいになっている。ほどよい葉物野菜が口をスッキリさせてくれる。香りのよいソースが合う。

パンがおいしい！ これを食べながらワインを飲み続けることができそうだ。

「アミューズは鴨と鰯となっております」
ほんのひと口の、すごくおいしい食べ物。これはまさにアミューズ、『お楽しみ』だね。
うーん。鰯がすごくおいしい。

「メインのお魚料理？」と思ったら、スモークサーモンだった。ソテーみたいに厚みがある。
白いワインをもう1杯。サーブしてくれる方に相談しながらお酒を選ぶのって、大好き。
おいしい料理は、お酒が進む。
そしてパンもおいしいよー！！

カリフラワーのスープが出てくる。次には、神奈川県産の太刀魚が届く。
そろそろ赤ワインに切り替える。
カリフラワーがこんなにおいしいスープになるんだなぁ。こってりしてとってもおいしい。
太刀魚はふっくらして、添えてあるソースがおいしい。主張しすぎず、でもしっかりおいしい、フレンチのソースってこういうものだよね。

ついにお肉料理、鴨肉になったので、さっき相談して後に残した赤ワインを注文。
パンも頼んじゃえ！ パンはお腹にたまるけれど、おいしくてやめられない。
お肉、最高！ 焼き加減も、お肉の柔らかさも歯ごたえも、合わせてあるソースもおいしい。お皿の中のすべてがバランスよく組み合わせられ、この一皿全体で世界を作るんだね。

お腹ぱんぱん。ごちそうさまでした！ 大変おいしくいただきました。

ここまで、それぞれに好きなワインを選ぶ以外は同じものをいただいてきたコース。
デザートはそれぞれ別なものにした。プリンと、ピスタチオのアイスがのったチョコレート味のデザート。
どちらも捨てがたかった――わたしはプリンにした。少しもらったもうひとつのデザートもおいしかった。「こっちにすればよかったか。いや、でもでも」と思う。

ボトルを飲むのもいいけれど、料理と共に少しずつ違うワインにしていくのはおいしくて、楽しい。食べる喜びを増幅してくれる。