職場的にはまったく意味のないプロ意識
わたしは今の仕事に就いて、もっとよい関わりをしたくて、2年がかりで勉強をすることにした。
目標として資格を目指し、合格した。
昨年度は、他に2つの資格を勉強して取得した。
でもそれを勉強してくれと職場に言われたわけではない。
取得したからといって、それをぜひ活かしてくれと言われるわけでもない。
なんにも変わらない。
むしろ、資格を鼻にかけて出過ぎたことをするなよ、と言われる立場。
なので、それらの資格で学んだプロのあり方やプロ意識は、業務にあんまり関係ない。
意味のないプロ意識で、声に出したら疎まれること必至。
職場的にはまったく意味のないプロ意識なんである。
なので、ここで声にして胸のつかえをおろそう。
対人援助という仕事
人を相手にする仕事は、「人を相手にしているんだ」と心して取り組まなければならないと思います。
人に対して何らかのサポートをする仕事は、「人の人生や生活に影響を与えることがあるんだ」と心して取り組まなければならないと思います。
仕事っていうのは、もちろん心して取り組まなければならないと思う――
物を作る仕事だったら、その物が誰かの生活で使われて、それで便利にも幸せにもなれるし、逆に不快を与えたり、不良品が悲劇につながったりすることもある。
いろんな心構えがある――
そして最初に戻ると、人に関わる仕事というのは、やっぱり「相手は人間なんだ」と心に刻んでおかなければならないと思います。
自分の思いや理想だけで進めようとしたり、自分は何でも分かってる・できると自然に思い込んでいたり、そんなことは避けなければならないと思います。
自信があるのはいいことだけれど、あまりに自然に疑いなく自信を持っていると、足をすくわれることがある。
そのとき傷つくのは自分ではなくて、援助している当事者や利用者であるかもしれない。
それを知ってほしいと思う。
あなたはプロじゃない。と言いたい。
ただ自分の経験の範囲内でだけ知ってると思ってる。
プロじゃないだけでなく、きちんと勉強もしていないんです。
勉強していたって、プロとして働いていたって、常に自問自答しなければならない仕事なんです。
なんでも知っている、できると思うのは危険です。
あなたにとって危険なのじゃなく、利用者にとって危険です。
でも誰にも言えないな。
自分に関われるほんのちょっとの範囲で、少しなんとかできないかとあがいてみるだけ。
続き
パートタイム非正規Dさんが、同じ資格を持つと知った。
わたしの関連資格は取ることが難しかった順に①、②、③だが、②を持っているのだそうだ。
だけど、Dさんとわたしではタイプが違う。当然ながら。
違う人間なんだから当たり前。
同じ医師免許を持っていて、それが同じ分野であったとしたって、接し方も治療の仕方も変わるだろう。
弁護士だって、同じ訴訟を扱っても、Aさんが扱うときとBさんが扱うときは違うアプローチになるだろう。
Dさんはたぶん、Ms.馬車馬と立つ土台が似ている。つまり基盤となる考え方?
まったく同じというわけではないけど。
わたしは資格①を先に取得したから、①寄りの考え方に②をプラスした感じ。
どちらがいいというつもりはない。
それに今日の記事前半で書いていたことはDさんに思ったことではない。(ついでながら)
同じ勉強をしても人によって違うよな、と改めて思ったということ。
それから、「同じ勉強」じゃないってことも事実。
たぶん、何年か前と今では言っている内容も変わっている。
資格①の協会の定期通信で、何年か後の試験からはカリキュラム内容が変わるとあった。
そのために、たぶんだんだん学習カリキュラムも変わる。
だからわたしも、新しい動向を追わなきゃいけないんだなと思う。
面倒だけど……よりよいサポートのために。
関わる相手のよりよい人生や生活のために。