Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

黒い気持ち


黒い気持ちがうずまいてるときは、人に近寄らなくなる。
黒い気持ちが外に出てしまい人を不快にさせたり、外に出ないよう抑えることにストレスを感じたりするからだ。


でも仲良くしてくれる人に変な距離をとるのは申し訳ないように思うので、今年は何人かには言った。「今、自分が黒いので、それが出てしまうから」と。
「すいさん最近来ないけど、どうしたのかなぁって思ってたんですよ」と言われたりするからだ。


この日は、「今日ならつきあうよ」と言われて、ちょっとだけ飲むことに。


結論から言うと、辞退すればよかった。飲みすぎて迷惑かけたと思う。
黒い気持ちも出てしまったし、相手の話を聞くのにストレスも感じてしまったし、酔った後は滅裂な話をしてた気がするし。言っちゃいけないことを言ってたかもしれないし。


今後の教訓にしなくては。
黒い気持ちのときは人と飲んじゃダメ。



何回も書いてきたけど、あまりにやり方が変わって、諦めがついた。
自分のやりたいことが少し阻害されると、なんとか戻したくてあがいてしまうけど、ものすごく阻害されるとどうしようもない。


いい面もある。
利用する人、つまりお客さんへの思いが少なくなるだろうから、休みやすくなる。
担当とかあまりなくて、評価もされなくて、それなら休みたい日に休める。
実は今まで、月曜と金曜に自分の打ち込んでいる業務があったため、月曜金曜は休みを取らなかった。
昨年は月曜が祝日だと火曜にすることにしたので、そのときも休まなかった。
そうすると、「土日と合わせてお休みを長くする」が使えなくなる。
でももう気にしなくていい。
職場の外に向いていこうという思いも、もっと強くなり、行動に移せるようになるだろう。


自分なりに折り合いをつけた面もある。
利用する人、お客さんには、自分の関われる範囲で関わろう。
どれだけのことができるか分からないが、できる範囲でどれだけのことができるかで、自分も磨かれるだろう。
仕事を淡々とすることを覚えられるだろう。
ここで得たことは、ほかで活かそう。


緊急事態宣言が解除される直前くらいからの、Ms.馬車馬との「新体制準備」の日々は、疲れた。
営業再開してからのたった3日は、疲れた。


で、飲みすぎて反省。
今日書くことは、ちょうど1週間くらい前の話ってことだ。



仕事の裁量度が少ないと仕事満足度は下がるって話、あるいはマイクロ・マネジメント

営業再開前。
朝行くと、Ms.馬車馬に呼び集められ、「みなさーん、これが今日の予定です」と印刷した紙を渡される。
そこには一日のタイムスケジュールが書かれている。


9:00~10:20 正規雇用者Bと**、**、**は打ち合わせ
その間、**と**は9:00~9:30 作業場の整理 9:30~10:20 **は説明資料準備で、**は掲示資料準備
10:30~12:00 正規雇用者も非正規雇用者も全員で●●作業の新たなやり方について打ち合わせ


みたいなのが表になってる。


仕事の裁量権が少ないと仕事満足度が下がる。(と習った)
確かに!


新体制の中で自分が果たす役割が分かって、この準備をしたい、このことについて事前に知っておきたい、練習しておきたいと思っても、細かく決められた時間割が休憩時間以外のスキなく書かれていて、できない。
それをこぼしたら、愉快な男性仲間Bが「それはMs.馬車馬に言えばいい。時間を組んでくれる」と言われた。
自分が何か仕事をしたければ、「これこれをしたいのでお願いします」と申告するの?!


資料作成とか、「今日の何時から何時はこの資料を作成し、何時から何時はこの資料を作成せよ」といつ何を作るかまで指示されるの?
終わらなかったら、「終わりませんでした」と報告し、次の日の予定に組み込まれる。


そこまで分刻みのスケジュールが必要な仕事内容と思えない。


打ち合わせやミーティングなど、複数人の予定を合わせなければならないものだけ、何時から何時と決める。
あとは、
①してほしい仕事を依頼する。
②期限もあわせて伝える。
③期限内に各自する。
④終わらない作業量なら(社会人として適切なタイミングで)その旨を相談する。
で、よくない?


確かに!
わたしは裁量度がなくて、ひどいストレスを感じた。
わたしにとっては、仕事の裁量って(たとえ少なくても)あってほしいものなんだ。と分かった。


それを愚痴ったら、夫が「マイクロ・マネジメントはあまりはやってないみたいだけどね」と言った。
言葉があるのか!


うん、じゃ、わたしはそのマイクロ・マネジメントとやら、嫌いだわ!


マイクロ・マネジメントに否定的なページもネットで読んで、ちょっと溜飲が下がる。



仕事の限界

Mrs.妖怪は、これまでも「それは正規がやらないと」を繰り返してきた人。
非正規雇用者がその仕事をよくやっていると褒めるときでさえ、「それはいつもはいいわよ、でも外部の人が来るときは正規がやらないと」と言ったりする。


わたしが熱心にやっていた業務も、毎週毎週わたしがするのはいいが、よそから「そのやり方を教えてほしい」「見学したい」という依頼があって誰か来るときは、非正規雇用者は奥に引っ込んで出てこないで、正規雇用者がやるべきだと言っていた。


Mrs.妖怪は、営業再開してすぐのとき、言った。
「お客様にこちらから挨拶の声をかけるっていうのは、それは私たちはいいけど、すいさんは違うわよ。それは私たちはそう声をかけるけど、すいさんがお客様に「暑いけどお元気ですか~」とか「最近お顔の色がよさそうですね~」とか自分から声をかけちゃダメよ。(あなたは非正規なんだから)」
Mrs.妖怪も定年して今や非正規雇用者なんだけど。「正規雇用者の定年後の非正規は別枠」という暗黙の事実を、明確に言っちゃったね。


「**さんも廊下でお客さんが話しかけてきたとき、聞いちゃうのよ。お客さんなんて、話したいものでしょ。それを聞いちゃうのよ。それは担当者に話してくださいね、と言えばいいのに」


それが必要なら、直接お客さんに「こちらのルールですから、担当者だけと話してください」と最初に伝えればいいじゃん。
わたしたちに断らせないで。


わたしなりの折り合い、「できる範囲でできるだけ関わる」はあっさりつぶれた。
できる範囲がゼロだと分かった。


しかもわたしの努力でお客さんから近づいてきたときも、断らなきゃいけないという。



言葉の使い方、それとも意識の問題か①

Mrs.妖怪、今年度からわたしも入ることになった新しい業務を監視。
いきなりやらされ、「え、今日はわたしはサブとしてついて見学じゃ?」と焦った初日、この日は大失敗。でも大失敗すぎて、途中から平静になった。
たぶん前のわたしだったらすごく気にしたと思うけど、本当に非正規雇用は期待もされてないし、認められてもいないし、むしろ出しゃばるなだし、今後も認められることはないし、何をどんな頑張っても「よそから見学が来たら正規で」だし、たぶん今後日の当たる場所では使ってもらえないんだろう。
なんで、別に失敗しても驚くほど気にならなかった。


でも分からないことは多いのだ。
そのやり方を開発したと自負し、たぶん今回も新業務をどうするかがっつり指示・監督したはずのMrs.妖怪が監視中だったので、ちょっと使い方の分からないところを「これは、このように使うものですか」と聞いてしまった。


「それは私には分からない」は?
「それは各部署で考えることだから」あ、そうだったの、部署の内容に合わせてやることになってたのね
「馬車馬さんからなんて言われてるの?」


なんにも言われてませんよ。
馬車馬さんはそれは、愉快な男性仲間Bに任せてて、自分は自分のやりたいと思ってる大好きな作業の打ち合わせに必死ですから。
わたしはこの業務の練習時間をほんの少し確保するのも大変だったんです。


でも、実際には「分かりました。部署のやり方ということですね」
じゃあ、とりあえずもう今はこう使って、あとで愉快な男性仲間Bさんに聞こう。


しばらく仕事を続けてたら、今度はMrs.妖怪から近寄ってきて、「ちょっといい?」
そして仕事のやり方について、「どういうふうにやれと言われてる?」
これこれこうです、と伝えると、「もっとこうして、でないとこうだから、こうしてああしなさい」と。
『私は分からない』『部署ごとに違う』んじゃなかったの。


そうしたら、終業時刻の6分前くらいにやってきて、
その日は終業すぐに出たくて、でもそれまでにこの書類を書いて提出したいと思ってて、というわたしに


「今日は私が指摘したことを、次のとき意識してくれたのかこうしてくれてたから、どーのこーの」と言われた。
そして、そのときのことについて、「お、できてるできてる、さすがすいさんと思った」とお褒めの言葉。


『言うだけただ』だからね。


褒めて伸ばすつもりなんですね。あと、褒めて味方につけるつもり。
でも言うだけならただですからね。


「さすがすいさんだわ、とてもよくできていたわよ」とどれだけ褒めても、お客様と話すのは認めないし、よそから誰かが来るときはドアの後ろに隠れてるんですよね。


別に、今もよくやってたと思ってるわけではないんですよね。
わたしの労働の質や量を高める無料のエサを与えにきただけ。
ただ仕事をするのじゃなく、上司を敬愛して信頼して、理想の下っ端として仕事をしてほしい。そのためのエサが、身のない褒め言葉ってだけですよね。


――ああ、今、黒いな、わたし。



言葉の使い方、それとも意識の問題か②

Mrs.妖怪「すいさんと**さん、あなたがたフルタイム非正規には、縁の下の力持ちになってもらいたいの」


え?


縁の下の力持ちっていうのは、外から見えない、報われないかもしれないけど、実は一生懸命に働いていることですよね。
華やかな仕事じゃないけど、そのために必要な地味で大変な仕事を、実は見えないところでやってくれてるってことですよね。


それって、「あなたは縁の下の力持ちだわ」と感謝を込めて言うときは使うかもしれないけど、それになってくれって言います?


・縁の下にずっといてね。目立たないでね。目立つことは即座に正規にパスしてね。
・正規がはなばなしく大活躍するために、地味で苦労ばかり多い仕事をしてね。
って言ってる?


あなたたちには奴隷になってほしいの、って言われた気分。


しかもそれを、「そう言われてありがたいと思うでしょ」と押しつけがましく言われた気分。
縁の下の力持ちになってほしいの、と言われて、ありがたいなんて全然思わん。


正しくは、一年後くらいに「あなたたちは縁の下の力持ちだわ。いつもありがとう」と使うべきだと思う。


Mrs.妖怪、言葉の使い方が間違ってるのか。
それとも意識に問題があるのか。


ああ、わたし、今、黒いな。



わたしは、3年前のペア正規のときは、自分から縁の下の力持ちをしようと思うようになった。
まあ、そういう単語で考えたわけじゃないけど、「通常業務以外にこの人の秘書役もしよう」と思った。
忙しそうで、大変そうで、若いからそんな仕事放り出したいと思ってたのに放り出さなかった。そういう人だった。
尊敬できる人だったってわけじゃなく、普通の若者だったけど、放り出せずにとにかく忙しそうだったから。
そしてわたしのことは信頼してくれてたと思うから。


口に出して感謝してくれることもないし、気遣ってくれるでもないし、その人自身がいっぱいいっぱいのときは黒い気持ちがわたしにまでぶつかってきて閉口したけど。
でも、わたしに仕事を任せていても大丈夫と思っていたと分かる。
で、正規なのに非正規にやらせちゃって申し訳ないと思ってる。だけど、任せて大丈夫と思っていたのは分かる。


2年前のペア正規は、最初うまく合わせられなくてぶつかったけど、半年くらい経つ頃にはお互いやれるようになった。
たぶん、その正規がかなり譲歩してくれたんだろうと思う。若かったのに。
「じゃあ、まず一年はここのやり方を学びますよ。そして来年は私も思うところを言わせてもらいます」と言った。
わたしが意見してもそれでわたしへの扱いが変わりはしなかった。


こういうところはすごいな、こういうところはわたしにはないな、というところも結構あると分かっていった。
なんだかんだいって、大変な仕事もこなす。
そうなったら、わたしもその人をたてるようになった。
できることは自分の範囲外でもやっちゃうけど、必ずその正規を立てるようにしてた。
お客さんにも正規を立てて接してた。
もしわたしがお客さんに信頼されたとしたら、そのわたしが「この正規を信頼してますよ」と表明することで、信頼度が増すはず。
信頼とかサービスの質とかって、部分部分でひとつずつ積み上げるのじゃなく、緊密に絡み合って相乗的に増幅していくのじゃないかと思う。
だから、縁の下の力持ちをしていた部分もあった。


昨年度のペア正規は、自分でやりたい人だし、正規と非正規の差をしっかりさせておきたい人だったので、わたしは嫌だった。
差って、ちっちゃいことでつけるのがこの現場のやり方だからだ。
お客様についての情報量の差。非正規にはこれ以上は知らせないとか。
ちょっとした仕事の差。非正規にはこれはやらせないとか。


でも半年くらいして、お互いに歩み寄った。
わたしも完璧な上司はいないと諦めることができたし、相手もわたしに好きなようにやらせているのもメリットがないわけじゃないと思った(と思う)。
来年度はもっと違う関係が築けて、お互いに何か得るものがあるかもしれないと思っていた。
最後のほうは、縁の下の力持ちとまではいかなくても、サブ役をそれなりにできていたと思う。


縁の下の力持ちって、職場なり人なりにそれなりの何か(モチベーションを上げるもの)がないとできない。
「自分の持ち分だけ支えますね」というのはできたとしても。
それって、わざわざ「縁の下の力持ち」と言うことではないよね。
「私はこれだけのことをしてますから、それだけのお給料をいただきます」「これだけのお給料をいただいてますから、それだけの仕事はします」というのが普通なのであって、わざわざ「縁の下の力持ち」と言うときは、それ以上に貢献してくれていることを言う。
そしてそれが目に見えもしないし、周りにそれ相当の評価もされないし、人に知られないかもしれなくてもやってくれる、ってことを指すと思う。
それにはやはり、その原動力が要るのだ。



勘弁してくれ

縁の下の力持ちの話をされて内心「はぁ?」と思っていたとき、隣から不穏な会話が聞こえてきた。


さだかじゃないんだけど、
「今、人が足りないので」
ここで既に納得いかないんだが、Ms.馬車馬にさえいくらでも意見や抗議をしそうな定年後の非正規雇用者(つまりほぼ正規)がいる。
この人はうるさ型で、厄介な人物。
そうしたら、隣の部署で何かと一緒に行うことの多いところで、急死された方がいたのを理由に「人が少ないからそちらにお貸出し」と追い出された。
これは、来たばかりの課長をうまく丸め込んで、Ms.馬車馬が画策したことだ。
だから「人が足りない」を聞くと、じゃあ**さんを戻せば?と思っちゃう。


「今、人が足りないので、フルタイム非正規の**さんとすいさんには、同時に休まないように調整してほしいんです」


えっ! ブラック企業!?


それ、こちらが気を遣って、「今、人が少ないからなるべく**さんと重ならないようにしよう」と思うのはありだけど、上から言うもの?
ものすごく負担。


しかもお互い調整しろと言われると、わたしが「それでも休みたいときは休む」と思っても言いにくい。
わたしが**さんが休もうとしてる日に休みたくなったら、**さんに言う。**さんが休みを取りやめる、ってことになる。
たぶん、**さんはそうするから。


めちゃくちゃ窮屈なんですけど。


そして、「でもいい面もある」の休みたいとき休めるがなくなるんですけど。



そんなわけで、飲みすぎて買ってしまったらしいもの。
どこで買ったんだ? たぶん、駅のコンビニだな。


そして、ホームのベンチに置いて写真を撮ったんだな。
なんで撮ったんだ?


そして帰る途中でばくばく食べたんだな。


やれやれ。

×

非ログインユーザーとして返信する