Petit memo:人生には転機がある
連休中用に、去年の秋から冬にかけて学んだことの中で、個人的に好きだったことをメモしていこうと思う。
画像は無関係。
人生には転機が訪れる。
そのとき、人は揺れる。
逆に言うと、悩んだり迷ったりして相談に訪れる人の多くは、何か転機に当たって、それで悩んだり迷ったりしているのだ。と。
キャリアで考えると、
30歳、女性。今、仕事が楽しくて、やりがいあるし、会社からも期待されてる。夢や希望をたくさん持ってる。
夫が転勤に。
このまま仕事を続けるのか?
年齢的には子供だって考えるときなのに、単身赴任で遠距離夫婦?
夫が転勤になったことが、転機。
それによって、ぐらぐらしてる。
転機のことをトランジションという。
人生にはいろんなトランジションがある。
それを乗り越えていくのが人生ともいえる。
今の時代、60年前や70年前よりも世の中は変動的で、人の転機は予測しにくい。
たとえば70年前なら、もう少し定型的で「20歳前後:学生時代が終わり、仕事を選択して社会に出る」という転機が訪れる。「20~30代:結婚して家庭ができる」とかの転機が訪れることが多かった。
ちょっと飛ばして「40代後半:健康をくずす」とか「40代後半:子供が大きくなって家から出る」とか「40代後半:容貌や体力の衰えを感じる出来事がある」とかがあって、「自分の人生、これでいいのか?」と考えてしまったり、揺れたりということがある。有名な「中年の危機」とかそういうやつ。
そして「60歳:定年を迎える」という転機が訪れる。
でも昨今は、そんなふうに定型的だったり、一律だったりしない。
会社が倒産とか、国や世界が不況とか、離婚したとか、会社が海外進出とか、逆に規模縮小とか、転職したとか、考えればきりがなく、何歳でこんなことがあるというわけにいかない。
だから転機は人生を通して訪れるし、それを乗り越えていくのが人生ともいえる。
転機の理論て、こうして自分なりにまとめてみると、当たり前じゃんてことだな。
でもそれが、改めて「これこれこうなんですよ」と筋道だった言い方で言われたとき、「ああそうだな」って思ったんだよな。
なんていうんだろう。
名前がついたり、そうなるメカニズムがわかったりすると、状態自体は変わらなくても「そういうことか」と得心するだけで気持ちが変わったりする。そんな感じだった。
わたしは今、こんな転機が来ていて、それでこんな状態になってる。
そう分かるだけでちょっと違うこともある。
最後に。
転機は3つある。
・予期していたことが起こる
・予期していなかったことが起こる
・予期していたことが起こらない
これも、そのとおりだなと思ったのだった。