ローラアシュレイ日本撤退の衝撃から1年以上経ってしまった。
伊藤忠がもう一度日本展開をすると言いつつ、それは実現するとしてもだいぶ先の話であり、そんな先になったときどういうことになるかわからない。今から期待し続けるのはあまりよろしくない気がする。

ローラアシュレイ最後のセールでずいぶん散財し、これで今後10年服を買わないと思った。
でもときどき新しい何かを取り入れたくなる。
――昔は服なんて気を遣わなかったのに、どうしてこの年になって楽しくなったのかな。

手近に店舗があるため利用するのが、a.v.v.だ。
でも物による。
若い人向けの商品が多いように見える。着方を間違えるとちょっと大変なことになる。

体格がいいわたしには、ふっくら着るのは合わないので、小さいサイズを買ってぴったり着ることが多い。
そのほうがローラアシュレイのスカートなどと合わせやすいし。

でもちょっと合わないので、ローラアシュレイに似たブランドというのがないか、検索してみたり。
※服ではなく、家具が好きで似た家具を展開しているブランドを紹介している人もいるので注意が必要だった。

「私はこういうブランドが好きでしたよ」と紹介しているのを見て、ひとつひとつサイトを見てみると、なんていうか――ちょっと自分の好みと違ったりした。
それで気づいたのだけれど、わたしにとってローラアシュレイは「花柄」ではなかったんだ。
花柄や甘いテイストも好きだった。それが好きな理由だとずっと思ってきた。花柄はやはり多いので、職場で出会う人は、隣の施設の人まで「花柄の人」と思っているフシがある。
でも検索してみて、違うブランドの花柄を見ると、それはやっぱりなんか違うというのと、なんといってもスタイルというかフォルムというかが違うと感じる。
ローラアシュレイは太っているわたしでも、わたしなりに美しくしてくれた。
痩せても本当に痩せた人にはなれない体質なので、やっぱりローラアシュレイのラインが好きだ。

なので、似たブランドを探すのは意味がないと思った。

自分が好きなものを探すのがいいと思った。

で、わたしがローラアシュレイ以外に好きだったのは、ブルックスブラザーズだったので、最近注目している。
好きだったけど、買ったことはなかった。ローラアシュレイよりさらに高いから。
ローラアシュレイだってそうそう買えなかったのに、ブルックスブラザーズときたら定価では到底買えないし、アウトレットでも買えなかった。

でもここが好きだな、と思って見ていたら、オンラインでのセールもやっていることがわかった。それでも高いな、という商品が多いけど、継続して見ていると「え、この値段でいいの？！」と思うときもあるとわかった。
もしかしたらアウトレットでも、たいていは「うーん、定価より安いとはいえ、簡単には買えないなぁ」と思うとしても、たまには「買える！」というものもあるのかもしれない。

手にしてみると、生地が厚かったりして、まあ高いのも納得なのかなと思う。豪華でお高い商品という感じがするものね。生産はやはり中国が多いけど。
そのためかドライクリーニングが多いのはいただけないが。家で洗えるとありがたい。

ローラアシュレイからして、安めのa.v.v.と、高めのブルックスブラザーズ。
どっちもセール商品狙い。
a.v.v.はローラアシュレイと合わせることが多く、それだけでコーディネートするとしても甘めを狙う。
ブルックスブラザーズは、今日はちょっとシティテイストでいきたいと思うときに使おうと思う。ニューヨークとロンドン、アメリカとヨーロッパは、やはりなんか違う性格が出てる。

結論は、好きなものがいい、という当たり前のこと。
似ているかどうかじゃなく、自分が好きなところがいい。