Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.02.25-03.01|2月の終わりの週


2月も終わる週。


火曜日、通院。手術の傷痕の消毒、確認。半日がかりで受診して、出勤。
次の火曜日にまた通院することになっている。そのとき固定が外れる予定。「あと一週間です!」と医師が言ってくれたけど、固定されていることに慣れてきて、ちょっとしたときに手術した親指が何かにぶつかることがある。少しくらいぶつかっても平気、全然動かない――という状態だったものが、固定が外れると痛かったり、もしかしたら傷めてしまったりするかも。だから外れてからのほうが怖い。


水曜日、買い物帰りにビール売場を見て、お初のビールがあったので買ってしまう。
『黄桜』〈国産原料100%のビール〉と『COEDO』〈香琳 -KOURIN-〉。どちらも味はともかく、香りが苦手だった。でも、わたしの苦手の定番ヴァイツェン系の香りではない。


木曜日
少し前にあった、自分がすごくみじめに感じられた話――その後日談がこの日職場であった。後日談は2段階でやってきた。「あ、これがあの話か。で、わたしは“選に漏れた”ってことね」と思う出来事の後に、他に人がいないとき個別に声をかけられた。「**の件、やってみたら。無理強いはしないけど」というような意味合いで。有難いし、少し嬉しかったが、帰り道でふと気づいた。その言葉の意味は、ただ「その技術を身につけておくのもいいのじゃないか?」という意味であり、「あなたに任せたい」とか「その仕事をやってもらいたい」という意味は含んでいないのかも。
複雑な気持ちになり、とりあえず何か飲むものを買って帰ろうと酒屋へ。
『Dageraad Brewing』〈Daybreak IPA〉と『UCHU BREWING』〈宇宙 IPA〉を購入。
見たことのないブルワリーだったDaybreak、いろいろなUCHUが出ている中、基本!といったネーミングに惹かれた宇宙IPA。
〈Daybreak〉を投稿すると、見たことのないUNTAPPD BADGEが出現した。「LEAP BEER」? バッジの説明では、デビッド・アッテンボローの名前が出ている。イギリスの自然に関する番組を制作する人だよね?
デビッド・アッテンボローとどのような関係があるのかは分からないままだが、このバッジは4年に1回しか出現しないらしい。LEAPを調べたら、「飛躍する」と出てきた。「うるう年」leap year。なるほど、うるう年という意味か。
もしかして、うるう年に投稿すると出てくるのかな? ――いや、うるう年になってからこれが初めての投稿ではない。うるう年の2月に投稿すると出てくる?――いや、2月になってから初めてではない。あ、2月に入ってから5種類目の新たなビール投稿!――でもないな。
察しの悪い頭脳の持ち主だということが改めて自分自身につきつけられるような推理過程を経て、「あ」と気づき日付を確かめた。2月29日に最初に開けたビールだった。
馬鹿だな。素直にシンプルに考えれば、うるう年のバッジ、そして「4年に1回だけ」というのなら、考えられることはひとつしかない。「2月29日に投稿」という行為は4年に1回しかできない。そのときだけに登場するバッジ。なるほどね。


金曜日。
一緒に帰りたいと大海(おおみ)さんに言い、仕事上の昨日のもやもやを歩きながら聞いてもらった。
乗り換え駅で降り、大海さんは退職する人のプレゼントを買いに百貨店へ。話しながらついていき、百貨店内に新たにできていたジェラート屋さんで最後にジェラートを食べて帰る。話したいことはすべて聞いてくれた。大海さん、いつもありがとう。


酒屋に寄り、『VERTERE』の並ぶ棚を見た。前に寄ったとき、ビール担当のお兄さんが「VERTEREをたくさん仕入れたので、今はひとつの棚全部がVERTEREです」と言っていたから。
その中から何を買おうかな……
スタウトがあるので、飲まないまでも1本確保しておこうかと考える。それ以外には――やはりお高いので、ピルスナーやメキシカンラガーよりIPAに惹かれるな。
3種あったIPAのうち、2種は既に飲んだことがあった。『IBREW』で飲んだことがある1種と、どこかのお店とVERTEREのタップルームと2度飲んでいる1種。ひとつはお兄さんが「こっちは毎年少し変わるんですよ」と言う。「そうですよね。そういうの最近多いですよね。
とりあえず飲んだことのない1種を買う。飲んだことがあるものは、次に来たときまだなくなっていなかったらでいいかな。


買っただけ。この日のひとり家ごはんで飲んだのは、少し前に開けて半分残っていた安い赤ワイン。
映画を見ながら夕飯にした。もやもやを横に置いたまま。横に置いてもすぐに中心に戻ってくる。そして、思考や心を苛(さいな)み始めるので、また横に置く。また戻る。その繰り返し。


今週が終わった。
新たなもやもやが生じた週だった。

×

非ログインユーザーとして返信する