Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

10/18 とりあえず池袋のTwo Fingersへ


この日はビア仲間ケイさんと約束していた。正確には「約束らしきもの」。
どうもケイさんとわたしは話が噛み合わない。お互い優柔不断だからかな。決めた後でも覆りそうになったり、覆らなかったりを繰り返す。


この日の約束は「ちょっと高田馬場までビール食堂に行ってみようか」というもの。まだ『Bottle Logic』の2つのダークエールがあるようだったら、ぜひ飲みたい。飲めるうちに飲みたい。


午後になって、池袋の『Two Fingers』のX(旧Twitter)を見たら、『STONE』のアニバーサリービアが入ったとのこと!
大好きなSTONE、空輸で届いた新鮮なビール、名前は〈27th ANNIVERSARY LEMON SHARK〉。うーん、レモンというのにも惹かれるんだよなぁ。


行きたい! 馬場じゃなくて池袋に変更してもいいのでは? だって、Bottle Logicは前にも飲んだし。
わたしは定時ですぐに帰れるだろうし、馬場に行く前にちょっと寄ってはどうだろう? でも、Two Fingersは駅からちょっとあるからなぁ。


わたし自身も迷った。
途中、ケイさんと通話したら、ケイさんとの話もうまくまとまらなかった。「今日はやめておいてもいいのじゃないか」みたいな話にもなり、イライラしてきた。


結局、ケイさんは予定を変更するくらいなら止めたいということなのだろう。池袋に行きたいならひとりで行っていいですよ。それなら馬場は今日無理に行かなくてもいいのだから。――めんどくさいな。そうはっきり言えばいいのに。たぶん、ケイさん自身にも自分の気持ちが分かっていないのだろうな。だからバシッとはっきり言ってくれる人の方がいいのだ。「どうする?」とか「ケイさんはどう思う?」と聞かれるよりも。


結論は、「じゃ、馬場でね」。池袋はその前にひとりで寄るか。
(寄ってから行くとケイさんに言うと、「それなら別に今日馬場に行くのをやめても」となって、また堂々巡りになるに違いない。)



Two Fingers、着いた!
急いで急いで!! 「7番STONEの、大きい方でお願いします」


思えば、ここで2月にタカさんとの最後のビア巡りをして、STONEの26th ANNIVERSARYビールに感動した。今年のはどうなんだろう。
黒板には「空輸・アプリコット・苦い」の文字。「苦い」……大好き(とStage03と04でしみじみ分かった。)


飲んだらとてもおいしかった。素晴らしい。来てよかった!!! 去年のより好きかも。このビールでアメリカビールバッジが出た。LEVEL 60になったようだ。
焦ってももったいないが、あまりゆっくりしているとケイさんとの約束に間に合わない。一応「少し遅れるかもしれないから、先に始めてて」と連絡はしてある。「Two Fingersに行く」とは言ってない。(言えばまたそこで論議が始まるから。)
少し急ぎ目に飲み終わる。もうすぐごちそうさま。


そこで、店主のステフが「9番にこのスタウトを繋ぐよ」と。
スタウト? この店で出されるスタウトはおいしいに違いない。しかし、時間が迫っている。どうしよう――


樽が繋がり、ステフが少しテイスティング。「おいしい!!」と言う。


迷ったけど、たぶん素晴らしいスタウトらしく、サイズは大小ではなく一律で、量も少ないみたい。(もちろんお値段はそれなりのお高さ。だが、仕方ない。黒いビールのおいしいやつは造るのも大変だからか、大抵高いから。)
1杯いただくことにした。


素晴らしくおいしかった! 飲んでよかった。
なんておいしいんだ…… もったいないから、急ぎすぎないようにしよう。あったまったらまたさらにおいしいに違いない。
このビールで、ウィンターエールのバッジとデザートタイムのバッジが出た。


テイスティング用らしい小さいグラスで飲んでいたステフが、「グラスが違うと味が違うかも」と言い出し、厚みの薄いグラスを出した。テイスティング用は厚めのガラスだった。
飲んだステフは「全然違う!」と驚いている。


グラスでそんなに違うんだ!とわたしもびっくり。


お客は、わたしともうひとり男性がいるだけ。(お店を出したいと思っている人らしく、店の人たちと業界の話をしたり、経営の話をしたりしていた。)
ステフはわたしに飲んでみるかと聞いてくれたので、喜んで試させてもらった。分厚いグラスにちょっとだけ入れてくれる。
もともと提供されているものと同じように、飲んだ。つまり、いつものわたしの飲み方、少し香りを楽しみながらひと口小さく飲んでみる。それからもうちょっと飲んでみる。
全然違う!!


グラスでこんなに違うとは。
この日のものすごい発見。


さて、そろそろ馬場に向かうか。
書き忘れていたが、このビールは『WOLF OF THE WILLOWS』〈THE SNOWBALL EFFECT〉(バレルエイジドインペリアルスタウト)というものだった。素晴らしい。


素晴らしいおいしいスタウトだったが、それ以上に貴重な経験ができて大満足だった。
ごちそうさまでした!! ありがとう!


To be continued…

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