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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

思い出2021.07 ビール造り体験:手造り開始


いよいよ手造りビール工房の体験開始!


若そうな男性スタッフさんが担当してくれるもよう。
まずは常陸野ネストビールのビールを試飲することから始まった。それぞれのスタイルを飲み比べてから、どんなビールを造りたいか相談して決めるようだ。
テイスティングは4種類。ホワイトエール、ペールエール、アンバーエール、スウィートスタウト。


うーん、おいしいね。
わたしは『常陸野ネストビール』の商品で言うと、〈LAGER〉が結構好き。「結構」というのは、クラフトビールだと思うと「IPA最高!」だったり「バーレイワイン、くぅ~~」だったりするので、実はあまりラガーに行かない。そんなわたしだったが、あるときビア旅の行きの電車の中で、売店で買った常陸野のLAGERを飲んだら、香りと爽やかさがとても好みだった。IPAみたいにいい、と勝手な感想を抱いた。それから、〈MOSAIC HOP LAGER〉も好きだった。これは何度も購入した。「ちょっと何か飲みたい」&「おいしく飲みたい」というとき、缶という気軽さもあって買う。どこにでもいつでも売っているわけではないので、LAGERに比べると頻度は落ちるかもしれないが、「ちょっと今日は特別なものが飲みたい」というときにも買う。
そして、〈ESPRESSO STOUT〉は最高である。とてもエスプレッソなスタウトで、かなりわたしのハートをわしづかみにされた。最初に飲んだときも高い点をつけているが、この日の帰りにボトルで買って飲んで最高おいしいと思った。そして、タップルームで飲んで、やはり最高おいしいと思い、おかわりした。――でもこんなビールを体験では作れないよね。


わたしたちは、事前の飲み会相談で自分たちなりに造りたいビールを考えている。それを伝えて、担当の方の質問に答えたりしながら、どういうビールにするか決めていった。



シキさんはスタウトと決めている。難しいだろうということは承知の上で、と前置きをして、「ポーターライクなスタウトを造ってみたい」「チョコレートモルトが入れられたらという希望はあるが――(やっぱり無理かな)」という思いを伝えていく。
可能な範囲で希望に沿ってくれると言ってくださった。


ケイさんはホワイトエール。いろいろな理屈や知識を収集するのが好きな人なので、担当の方ともいろいろな話ができていた。と思う。いろいろ過ぎてわたしの頭では覚えていられなかった。


わたしはIPAを造りたいと言い、タカさんはアンバーエールにすると伝えた。
たぶんわたしは、余計なことまでいろいろ話していたのかもしれない。会話中、担当の方が「アンバーからもIPAを作ることができます」と言ってくださった。タカさんは「それなら自分はアンバーからIPAを造ってみたい」と方向転換した。
わたしはペールエールをベースにIPAを造るから、アンバーエールをベースに造ったIPAと比べてみることができる。


わたしは知識が足りなくて理論的に考えられず、「アルコール度数はとにかくできる限り最高値がいい」「苦みは、IBU100のエビルカズンやキヲツケテが好きだから、多めでいいと思う」というざっくりしたことしか伝えられなかった。


担当の方はどういうビールにしたいか丁寧に聞き取ってくれた。


それから、サンプルとして用意された幾種類ものホップを、順に香りを確かめながら選んでいった。
Saaz , Hallertau , Kent Golding , Styrian Golding , Perle , Cascade , Amarillo , Chinook
などが置かれていた。写真には他に3種類のタッパーが写っているが、遠くて文字がぼやけている。ホップだったのか、副原料だったのか分からない。


ホップは、「この中から(たぶん)苦味をつけるホップを**種類選んでください。こちらから香りをつけるホップを**種類選んでください」というように指定されたと思う。種類は、たとえば「3種類まで」とか「1種類から2種類」のように、複数指定ができるが最大数は決められていたと思う。
自分の好きな香りのホップを選ぶと、それぞれが伝えた希望に近くなるように担当の方が配合を決めてくれる。



各自に材料リストが配られた。何を何グラムというリストだ。


倉庫は広くなく、粉砕機は1台なので、次の作業は順番にする。まずはホワイトエールのケイさんが、渡されたリストを元に、材料倉庫の容器から必要な原料(麦芽、ホップ、スパイス)を集める。
①透明な小さめのバケツ型容器を、体重計みたいなはかりの上に置く。
②材料倉庫から持ってきた材料の入った容器から、手持ちのスコップを使って指定の重さになるまで、はかりの上に置いた容器に入れる。
③透明容器に量り入れた材料を、大きな青いバケツに移す。
④次の材料を①~③の手順で量って青いバケツに入れる。


⑤すべての材料を量り終えたら、粉砕機に袋をセットしてもらい、上から青いバケツの中身を投入する。
⑥粉砕が終了したら、下に置かれた袋を外し、釜のある部屋に持っていく。


ケイさんのホワイトエールの材料は、ラガーとウィート。
わたしのペールIPAは、ペールとウィートとクリスタル。
タカさんのアンバーIPAは、ペールとウィートとミューニックとクリスタル。
シキさんのスタウトは、ペールとウィートとクリスタルとローストとチョコ。


全員が量り終え、自分の材料の入った袋を持って行った。そして、それぞれ指定の番号の釜の前に置いた。
ケイさんは2番、わたしは4番、タカさんは6番、シキさんは8番の釜だ。


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