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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

自宅待機期間(前半)の日記:ふと気づく


★計測アプリ
オンライン飲み会をたくのむですると言われたが、それにはOSのアップデートが必要だった。
アップデートしたら、見たことのないアプリが勝手に入った。
どうやら人との距離を計測できるアプリらしい。



★バレエを見て
だいぶ以前に録画したバレエを見た。
クラフトビールを飲みに行くことが多くなっていたから、飲食店が心配だったけど、バレエもできないだろうな。
オーケストラの演奏会も。演劇も。
空間は密閉されているし。席は固定されているし。
ダンサーは練習もしにくいだろうな。



★心のゆとり
心にゆとりがなくなっていて、少しのことが許せなくなっている。
たとえばマスクをしていない人を見かけたとき、なぜ!と心の中で詰問したり、避けて通りたかったりする。
買いたくても売ってないとか、事情がある人かもしれないのに。
自分だって、たまたま家に残っているものがあったからなんとかなっているのに。


自粛を強制したい気持ちになったり。失言にすごく厳しい批判が殺到したり。よその人を疎外する気持ちが強くなったり。そういう話もよく聞くようになったし。


逆にそれが怖くなって、何か思っても口にできないように感じたり。



★昔ながらの社会
福祉では、福祉は国から地域に移管され、そしてそれゆえに地域共生社会が大切とされる。
昔ながらの村や町での助け合い、隣近所やその地域での見守りや手助け。


わたしが生まれたのはそんな田舎の土地で、母が一人で暮らしていても話相手もいるし、なんだかんだと誰かしらが声をかけてくれる。だから安心な面もあった。
母はその土地の生まれではなく、いわゆる「よそ者」として住み着いたので、周囲を気にしなくてはやっていけないところがあり、わたしはそれが嫌で生まれた土地にいたくなかったのだが。


でも今は、母は一人だ。
広報車が「人と接しないように。回覧物も玄関先に置いていくように」と日に何度か回っていて、地域住民は自分の家族としか接しない。
すぐ隣に人が住んでいても、顔を合わせない。誰とも話をしない。
一人で庭の花を手入れし、ラジオを聞き、食事をし、寝る毎日。


心のゆとりの問題ではないわけで、仕方ないことだけれど。



★フリーランス業
少し前にも書いたけど、最近取得した資格の分野でフリーで活躍している人、Facebookの更新も止まっていた。
だよね、イベントごとは軒並み中止だし、たぶん本業としても後回しにされる分野だから…。いろんな社会機能ストップしてるし。


しかし最近見たら、今のこの状況を自分の力を蓄える時期と捉える旨の投稿があった。
いつか自分の出番が来るときまで。


もしかしたらいろいろたたまなければならない事業もあったかもしれない。
そんな中こう言えるのは、やはり人としての好き嫌いはあるかもしれないけど、この人は確かに強さがあるってことだと思った。(目立つ人は好きと思う人は激しく好いて、嫌いと思う人は激しく嫌うからね)


そんなふうに――とまでは言わないが、そういう方向でこの「今」を捉えられるようにしたいものだと思う。

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