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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

Under the Storm: 緊急事態宣言前夜


これは緊急事態宣言出るな、と思う頃には、結構自粛されてたと思う。
テレビでは「閑散とした東京のどこどこ、しかし人の多く出た場所も...」というような報道も見たけど、東京の某所にいる自分としては「某所」ではかなり自粛もされてた。


最初の自粛要請の週末、人が少し少なくなったなと思った。
次の週末は、ほとんど出歩いている人はいなかった。もともと出歩いている人というのが半径1kmに1人もいないというわたしの実家付近じゃないんだから、こんなに長時間この道路に人1人見ないというのは異様な光景だ。
人の声もしなかった。


その次の週末も、がらんとしていた。


だけど、平日に仕事に行ったりして、人と出会うと、マスクはしながらも日常でもあって、日常はほっとすると思った。


お昼に休憩室に集まって食べていたチームは、各自の机で食べるようになっていたり、食堂で食べるとき黙々と食べていたり、違う景色もあったけど。



緊急事態宣言前夜は、帰宅する電車の中で、完全に1車両、1つずつ空席を空けて座っていた。
隣に座ろうとする人は誰もなく、きれいに「人 空席 人 空席 人 空席・・・」と座っていた。
座り切れない人はふらふらと違う車両に去っていった。
――まあ、あまり人のいない時間帯だったから、空席を1つずつはさみながらでも立つ人は少なかった。


朝などはやはりだるいものだし、1つあけなんてできない。
でもやむを得ず空席をあけずに隣に座ったら、ひと言も口をきかない。咳やくしゃみはもちろん、あくびなど口を開けるようなことはしない。マスクをしていても。


それでも感染者は増えちゃうけど、今日感染して今日発症するわけじゃないから、この増えた数字は自分たちの今日の自粛体制の不備とはいえない。数日後にこの結果は出る。
そう思っても、報道で「自粛要請があってもこんなに感染者が」というようなことを言われると、非難されている気持ちになる。


都知事の自粛要請以来、週末は休業する飲食店、営業時間を短縮する百貨店その他の店、休業するカラオケボックス、いろんなところがお休みだった。


理髪店は・・・迷ったけどとりあえず行くのを取りやめたら休業要請されるかもしれないと知り、行っておけばよかったと思った。
買おうと思っていたものがあったけど、あとになってから「あ、そこもか!」と買えないこともあった。


「えー!」というような光景はインパクトがあっていいと思うけど、そういうことを強調されると都民差別が広がるよ・・・と思ったりもした。現に「帰ってくるな」な感じだものね。でも言われなくても帰ろうとしなかったよ、と思う人もたくさんいる。はず。
あまりそれが強くなると、少しぐらい落ち着いても老親の様子を見にも行けないと、少し心配になる。


そんな感じだった。

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