実はこの日は、ごちゃごちゃした気持ちを共有できる日だった。それも、もっと前にできるはずが、相手の事情で機会を持てなかった。
ただ持てなかっただけなら、ここまでぐちゃぐちゃにならなかった。持とうとしたらつぶれたり、予定が立ったのに直前につぶれたり、自分にとって耐えがたいことがあったり（でも、他人から見たらきっと大したことじゃない）。

「いろいろ」の末に、ようやく時間をかけて話す機会が持てた。
しかし、あまりに「いろいろ」がありすぎて、不完全燃焼に終わることは分かっていた。だからこそ、不完全燃焼に終わらせないようにと、一生懸命努めた。
しかし、相手にとっては、もしかしたら聞きたくないことだったかもしれない。考えたくないことだったかもしれない。深刻なことは、深刻か100%真剣な間柄でしか、許容できない。それだけ、関係性が篤くないということだろう。そう考えると、かなり嬉しくない。楽しくない。
でも、仕方ない。仕方ないものは、仕方ない。Relationshipというのは、双方向のものだから。

ぐるぐるした思いを抱えた上に、帰っても夫がいない日。夫は実家に帰っていた。
それなら、まだ時間は早いから、気になっていた店に行ってみようか。

しばらく前に、年齢から定期的に通院することになった内科の帰り、夫が遅い日だから自分もどこかで食べて帰ろうと「クラフトビール」で検索。MAPに現れた知らないお店に行ってみたところ、できたばかりの店だった。満席で入れず、その日は断念。
しばらくは無理だろうと静観することにしたが、オープン当初の大量来客もそろそろ落ち着いたかな？

行ってみると、開店したばかりの時間帯でもあり、お客はまだいなかった。立て込む前にさっさとひとり飲みを終えよう。

メニューを見る。
クラフトビールメニューは、キリンタップマルシェでよく見るラインナップになっていたけど、キリンタップマルシェなのかな？ それとも、たまたまかな？
たまたまかな。TOKYO隅田川ブルーイングも入っていたのだから。このブルワリーはアサヒ系だよね？

・TOKYO隅田川ブルーイング：ペールエール生
・TOKYO隅田川ブルーイング：ゴールデンエール生
・ヤッホーブルーイング：よなよなエール生
・ヤッホーブルーイング：インドの青鬼
・スプリングバレーブルワリー：Afterdark

・ギネスもあった
・生ビールはハイネケン

またしばらく経った頃に来てみよう。どんなビールになっているかな。

料理は、おひとりさま向けのものも用意されていて、有難い。
でも、いろいろなものを食べてみたいから、この店が近くにあったらひとり用でないものも食べるだろう。でも、誰かと来ることはないかな。すっかりひとり飲みになってしまった。

さて。今日は何度も飲んだビールばかりなので、2杯くらいでやめておこうかな。

『Heineken』の〈エクストラコールド〉を知らなかったので、飲んでみようか迷った。説明をよく見ると、ビールとしては通常のハイネケンで、冷たい管を通して注ぐためにコールドになるそうだ。
そうか。普通のハイネケンなのか。でもこれにしようかな。

冷えたハイネケンはおいしかった。

2杯目は『ヤッホーブルーイング』〈よなよなエール〉にした。定番の印象のビールだけど、わたしにとっても定番。好きだから日常的に飲むビールだ。

おひとりさま用のお肉を食べ、クリームパスタを食べた。おいしかった。
混んでいないときに通りすがったら、ちょっと立ち寄りたいお店。夫向けではないから、夫と来るならたまにかな。

ちょっと飲み足りない。いつもの酒屋に寄ってみよう。何か面白いビールがあるかもしれない。締めは家飲みだな！

To be continued…