延び延びになっていたランチの約束。
大毬さんの退職前、仕事上のことで少しギクシャクしてしまった大毬さんと大海さん。大毬さんが別の職場に移ってからは、連絡もなんとなく取らない状態になっていたが、2022年の年末にふたりはようやく再会した。
それ以来、大海さんは3人で休日に会うランチを企画してくれるようになった。しかし、結局これが2度目。なんだかんだ、BIG GIRLになると会うのも大変。わたしたちはBIG BIG GIRLだからね。仕事の忙しさについていけず、休日に出かける体力がなかったり。腰を痛めたり。誰かしらに何かしらある。

お花見がてら郊外ランチに行こう、と大海さんがお誘いをくれたが、計画は倒れた。
桜は終わったけど、都心のお洒落ランチ＆ティータイムに行こうというお誘いが改めてあったが、この計画も難しいということになった。大毬さんの体調が良くなかったからだ。
都心ではなく郊外にすることで、この日に決行ができることになった。

待ち合わせは11:45。わたしはそれだけを覚えていて、お店に急いだ。意外とギリギリになったわ、と思いながら。
お店に着いて「大海で予約していると思う」と伝えると、「12時のご予約ですね」という答えが返ってきた。
え？
連絡してくれたメッセージを確認すると、11:45に駅近くの＊＊で、と書かれていた。

慌てて通話。もう45分になってしまう。
「勘違いしていて、お店に着いちゃった」

そんなことがあったけれど、無事に12時にはみんなでお店に集合できた。
かんばーい！！

ワインはボトルを頼んじゃった。大毬さんはワインが好きだから。
「ボトルでないなら、最初はスパークリングを飲もうと思います」と言っていた大毬さん。「じゃ、最初の1杯をスパークリングにして、それからボトルにしますか？」とわたしは言ったが、「そうしたら私は最初の1杯で酔っ払ってしまいます」と大毬さん。
ボトルは2人で飲むことにした。大海さんは「今日は頭痛がして薬を飲んでるから、アルコールはやめとく」と言ったからだ。わたしは最初にビールをもらうことにし、大毬さんは最初からボトルのワインを飲んだ。

ナポリのおつまみ、ゼッポリーネをいただく。海藻の入った軽いフリットとお店のホームページでは紹介されている。この料理に初めて出会ったのは、沼津の『Repubrew』だ。磯の香りがして不思議な食べ物だと思った。今は予測して食べているから、おいしいと思う。
前回このお店に来たときも食べているが、そのときは0次会で酔ってしまって、ゼッポリーネの味は覚えているが、その後のピザなどは覚えていない。今日は大丈夫。

サラダも食べましょうか、と女子らしくサラダを注文したところ、彩豊かな美しいサラダがやってきた。素敵！
にんじん嫌いのわたしも、こういうにんじんだったら食べられるのよね。

本格的な窯の前でひたすらピザなどを焼いているお店の人が見える席で、いよいよピザ。2種類にした。一番人気だという〈ヴェスビオドック〉と桜えびのピザ。桜えびのピザは季節限定なのだと思う。正式名称は覚えていない。強い塩気がおいしいピザだった。

ワインが進むけど、女子会ランチの量ではまだ飲み切っていないので、大毬さんがピクルスを注文。大毬さんは、飲む時は何かしらフードがないと飲めないと言っていた。お酒を飲んでいない大海さんは飲み物も終わっているし、ピクルスと一緒に飲み切って終わりかな。

酔いつぶれずに食べることができたので、今日こそおいしさが分かった。

ドルチェが食べたい気がしたけれど、大海さんが「行ってみたいカフェがある」というので、そちらに行くことになった。
では、ごちそうさまでした。カフェにLet’s Go！