気が晴れない帰宅時、出口でたまたまケイさんに出会ってしまう。
仲良しのホッシーさんのところに行くつもりだったと言う。
でもわたしに会ったので、帰りに一杯飲んでもいい風な雰囲気を漂わせる。

迷った。
この頃のわたしは良い子で家に帰ることにしていたから。
じゃあ、サクッとね。20時には帰るよ。

乗換駅のビール工房で飲む。
1杯目は何にしたか忘れちゃった。一杯無料ショップカードスタンプがたまっていたので、無料でお願いした。もうひとつ、食べ物でもビールでも注文しなければならない。
Distant Shores Brewingの『コンニチハマイケルデス』を2杯目にしようと、同時に注文。

軽くつまんで、2杯サクッと飲んで。
そろそろ帰ろうか。予定よりかなり遅くなってしまった。もともと職場を出るのも遅かったから。

と、そこへ、LINEが。
ちょっとした事件が起き、あわてふためくわたし。
すぐさま電話をかけて（LINEに文章打つのが面倒で ※大変失礼なやつ）、動揺したまま話す。
「どういうことでしょう、これ！？」「どうしたらいんでしょう、これ？！」
ああでもないこうでもない。「こうしてもらえませんか？」「いや、さすがにそれは…」「そうですよね」というような会話もあり。
一応、事件に対応。ここのところ、こんなことばかり。まだ終わってない――

待たせていたケイさんに若干の事情説明。
もう帰るに帰れない。気が昂っている。

ここしばらくワインにハマっているというケイさん、ここで売ってるワインを一本買って帰ろうかと考えてたけど、飲んでいくこともできるそうだ、と言う。

じゃ、飲むか！！

販売している輸入もののおつまみと共に、ワインを半分こ。
割とあっという間に飲んでしまった。おいしかったんじゃないかな。好みとしてはもっとフルボディなのが好きだけど。

つまみも追加。「がっつりフィッシュアンドチップスいってもいいですか？」とケイさん。
いいよ。というか、ここのは軽いよ。そんなにがっつりじゃないよ。

気持ちが収まらないわたし。
帰りたくないと、さらに別の店に行くことに。

To be continued...