Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

タカさんと


タカさんと、駅の休憩スペースで、終業後のちょい飲み。
ここは、前はNo.1ビア友と来ていた場所。その前は職場のおじちゃまと来ていた場所。


タカさんは普段通勤にこの駅を使わないので、一緒にこの駅に来るとしたら「飲みに行きましょう」という会とか、お誘いとかして、「だから来る」という流れになる。
なぜ今年、こんなことをしているかというと――
週に一度、ここであるゲームのバトルが行われるからだ。
結構昭和を引きずっている年代の、引退後もまだ偉い扱いで働いている方が、そのゲームをしている。タカさんは今年度から、その部署に異動していて、かなり密接にかかわらなければならない。他に正社員級の人員がいない少数精鋭の部署だからだ。つまり、その方と話を合わせるために、そのゲームをしなければならないのだ。バトルもしかり。


かつてこうして一緒に飲んだNo.1ビア友は、もういない。遠方に行ってしまった。
タカさんは仕事が忙しく、毎週は無理だが、これで2回目のバトル飲み。
慣れていないので、タカさんはバトルの間中、話ができない。わたしは黙って飲むのみ。
そして、タカさんは慣れていないので、バトルに時間がかかる。2回とも30分を超えた。


状況をイメージでお伝えしよう。
かつてのここでの飲み:バトル開始3分前から、相手は携帯を触り始める。2分前くらいになると少し集中。開始すると、「後はただ画面を叩くだけなので」と会話が戻る。こみいった会話はしないが、ちょっとしたストーリー構成のある話も可能。15分くらい経つと、「終わりました」コール。「帰りますか」あるいは「どこかに行きますか」となる。
タカさんとの現在:着いてから10~15分、準備で携帯を操作している。あまり会話はしない。開始。わたしは静かに飲んでいる。自分も携帯で何かしていることもある。15分を過ぎても終わる気配はなく、30~40分経った頃、「どうですか」と聞いてみると、「はい、なんとか」という返事が返ってくる。で、とりあえず2回とも、店で飲み直した。


この日のビールは、駅構内のコンビニで、『悪魔のビール』。
これが赤黒そろって駅構内の店に売っているのだから、今クラフトビールはすごいよなぁ、と思う。


わたしは「黒いほうが好き」と思っていたのだが、この日タカさんに「私は赤いほうが好きですね」と言われ、「本当だ、赤いほうがおいしいかも」と思った。
わたしはすぐ人の意見に賛同する。意見が変わるというのではなく、気づいていなかったことに気づくのだと思っている。
黒いのはスパイシーさが好きだったんだよね。でも全体のバランスとして、赤いほうが好きかも。なるほど。人と飲むって、大事だなー。わたしには。



飲み直し。居酒屋「てけてけ」。
軽く、チェイサーから。フルーツ系のサワー?カクテル?を。



ジャンボなジョッキと普通のジョッキを両方頼んで比べてみる。
大きいほうをくれました。


まあ、この日、週の真ん中なので、タカさんはあまり飲みすぎたくなかったのかも。
わたしはありがたくいただいた。


こうしてタカさんがつきあってくれたのも、わたしが問題を抱えていたから。
いろんなことがあって、タカさんとすごく話せた気がする。
何年も前から飲み続けてきたタカさんだが、まじめな語り口からなかなか心理的距離は縮まらなかった。男性の正社員同士だと崩れた調子でしゃべっているので、私はやっぱり年上すぎるんだろうなぁって思ってたから、嬉しい。別に崩れた話し方になってはいないのだけれど、わたしの気持ちが前よりずっと打ち解けた。話せる人なんだなって分かった。
きつい時に話を聞いてくれて、援けてくれて、ありがとう。本当にありがとう。



これだけ食べても、絶対お腹いっぱいにならないんだよなー、と思いながら食べる。
きっと帰りに最寄り駅でコンビニに寄ってしまい、変なものを買って帰って、爆食してしまうだろうと思いながら。
しかしなぜか、この日はしなかった。飲みすぎて、そのまま帰ったのかな。飲みすぎたときこそ、後日記憶になくても買って帰ってるけどな。



最後の一杯は、大きなジョッキで。
しかしこれ、泡がすごくて。量としてはそれほど多くないんじゃないかと疑惑があります。

×

非ログインユーザーとして返信する