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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2023.11.10-11.11|懐かしい猫と懐かしい夕飯


障害によって強くなる関係もあれば、そこで終わる関係もある。
強くなったり弱くなったりしないけど、不遇があっても続く関係もあるし、そこで終わる関係もある。
結局、絆って、どこかで人が努力しないとなくなってしまうとしみじみ思ったり。では、誰がどこまで頑張るのかというのも、関係性の中にあると思ったり。


というのも、思い出の箱ティッシュフォールド猫の話題が出たからだ。
今も猫は引き出しを開ければいつでも見られる場所に置いてある、と言われたからだ。
わたしも、猫たちはいつも机の上にある。毎日見ていて、すっかり風景と化しており、特別な意味がなくなっていると言われるかもしれないが、そうでもない。
引き出しを開けたらいるというのは、特別感がある。開けないと見えないが。
風景と化しているのは親近感がある。日常化していて見ても感慨が湧かない日も多いかもしれないが。
でも、やはり、そうでもないのだ。そこにいてくれると思うと思い出し、センチメンタルになることもよくある。自分は人から大切にされていると思えて、救われる日もある。
ピンクと緑の箱猫はビアパートナー シキさんとの思い出。黒猫は“いつメン”ホッシーさんからいただいたもの。


さて。
週末のこの日、夕飯は久しぶりにお気に入りの中華料理レストランに行こうという夫。そのお店の回鍋肉とラーメンが好きで、もう10年以上利用している。駅前再開発で移転を余儀なくされた店だ。移転前と比べて移転後はわたしたちの利用率は下がってしまったが、ずっと存続している人気のお店。


そこに行くなら、少し早めに出て、クラフトビールの品揃えがいい酒屋で角打ちするよ。
――と、早めに出て、角打ち。「大きいのでお願いします」


ビールは1種類飲みで、大と小しかないこの角打ちでは、いつも大をお願いする。
この日は『open air』の〈nostalgia〉。ここのビール担当スタッフのお兄さん、open air好きすぎ。かなりの確率でopen airだ。店も酒屋もそういうものなのだろう。店主や担当者の好みを反映するのが面白い。醍醐味ってやつなんだろうな。
で、たまたまそこにお客としてよく行くうちに、そのお酒を好きになっていく――そういうのが、クラフトビールの風土を醸成していくのかもね。


1杯を時間通り飲み終わり(夫は待たされるのが嫌いだから)、中華料理レストランへ。
わたしが先に着いて待っている。待たせるより、その方がすべてにおいて円滑だ。夫婦円満の秘訣は、夫婦ごとに違うよね。ちょっとしたことの積み重ねで、嫌になることも、ならないこともあるからね。


中華料理レストランでは、黒酢ワンタンをまず注文。これは、お酒を飲むときにはいい前菜またはつまみなのだと思う。食事だと思うとき、わたしたちはあまりそういうものを食べないが、この料理は好きで毎回注文する。
餃子を食べてみた。今まで注文したことがなかった。


そして、気に入っている濃厚な回鍋肉。とどのつまり、このたれに尽きる。濃厚で素晴らしくおいしいと思える。
移転、コロナ禍、物価上昇、社会情勢がいろいろあり、具の量などは少なくなったように思う。濃厚さも減ったかもしれない。でもそれは、少食や健康志向の人の比率が上がったという社会情勢に由来するのかもしれない。


別世界のピクミンブルームのアプリの中では、秋の菊が満開だ。
何事からも切り離されたゲームの世界――癒されるなぁ。


この日、わたしは、ある意味心理療法の「ジャーナリング」という手法を活用したアプリを入れてみた。(14日間無料で試せるそうなので。)


人生いろいろある。
でも、おいしい料理はおいしい。


ごちそうさまでした。

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