Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

節分の日の飲み会


衝撃のタカさん異動。
遠い異動の人は事前に知らされるが、まだ周囲に言ってはダメ。でもなんとなく分かるものだし、なんかバカバカしいルールに思える。まぁ、それは、この時のわたしが動揺していたからかもしれない。


"いつメン"には言わなければならないた思う。だって、やりたいことは今からすぐ始めないと、終わらない。遠隔地への異動だから、本人は3月は異動先訪問やら引っ越しやらで忙しくなるのだから。
「来年もみんないる」は違っていた。人生ではよくある後悔(反省)、「やれるうちにやっておけばよかった」。でも、何度も繰り返す。


11月頃、またドライブに行きませんか、と話を振っていた。しかし、晩秋になりつつあり、肌寒さが増していた。「行くなら12月3日」となった。そこしか都合がつかなかったのだ。「この時期は仕事が立て込んでいるから週末も疲れているかも」「年末だし何かと予定が入るかも」などの懸念が出たし、最終的にドライバーホッシーさんに「寒いから、季節が良くなってから」という気持ちがあるらしいことが分かってきて、計画は流れた。


けれど、もう一度、ビアドライブ旅をしたい。最後にもう一度。


この日はもともとタカさん邸で集まる予定だった。
たまたまクリスマスウィークに重なったクリスマス飲み会のとき、何本も飲み残している。片付けるためにまた開きましょう、と話していた。その日付を決めた後に、タカさんの異動は本人に(だけ)知らされた。
まだ公表前だけど、"いつメン"はもう知っていいですよね。ラストドライブの計画を練らないと。



まるで家族のようになっていて、集まったらなんとなくテレビを見ながら笑ったり話したりするようになっていた。
だからラストドライブの相談は全然進まなかった。
まぁ、いいか。


タカさんが実家でもらったという豪華な松前漬けを出してくれ、いぶりがっこもあると言って出してくれた。
終業後すぐに出られたメンバーによるお買い物で、いぶりがっこに合わせるチーズも買っていた。


やきとりは、タカさんが買おうと言った。
"いつメン"の家長だったシキさんにお孫さんの誕生祝いをみんなで送ったら、ゆずこしょうをお返しにいただいたのだが、それをやきとりにつけて食べるとおいしいのだそうだ。
辛いゆずこしょうをどうやって消費したらいいかと思っていたところだったので、ありがたい。タカさんは「しょうゆ味と合うと思うんですよね」と言う。なるほど!


ホッシーさんは、ゆずこしょうをつけて食べてみて、「辛い!!」と顔をしかめていた。辛いものは本当に苦手なのだ。
「ホッシーさん、この辛さで食べ切れる?」と笑いながらタカさんが言う。
「無理ですね! 辛い」とホッシーさんが答える。


赤いゆずこしょうで、いかにも辛そうなのだ。
後日、自宅でポトフにちょっと入れてみたら、それもおいしかった。



タカさんの出張みやげのビール、秋田のビール4種類。
最初に開けた「サキホコレ」は、グラスに顔を近づけたとたん、いい香り。「本当にサキホコレだね」と話し合う。
わたしはこういう香りが好きだから、たぶん香りだけで「このビールが4つの中で一番好き!」という結論になった。


いぶりがっこと松前漬けはしっかりと量があり、みんなで食べてもなかなか減らない。
タカさんはご両親に愛されているなぁ。



うどんを飲もう。
テイスティングで買っていた『UDON BREWING』の4種。かけとざるとかまたまとかまたまバター。いずれもヘイジーIPA。
どれも普通にIPA。一番おいしいと飲んべえたちが言ったのは、かまたまバター。「あ、度数高い」とケイさん。やっぱりという意味だ。「すいさんは度数が高いものが好きなんですよね」がケイさんの結論らしく、わたしは今回「みんなそうなんじゃん」「というか、つまりアルコールが高いと味がこうなる、とか、そんな相関関係があって、結局みんな好きな味になるんだよ。このメンバーは好みも似てるんだし」と心の中で結論づける。



UNTAPPDのバッジ出た。ボトルは缶より飲む数は少なくなるけど、レベル88。
UNTAPPDのバッジはレベル100までしか出ない。缶バッジはとっくに100を超えて出なくなっている。ボトルバッジもやがて終わるな。


こうしてバッジを楽しみに飲んでいるうちにすっかりクラフトビール好きになった。
そして、ここまで来るとUNTAPPDの使い方も分かってくるし、慣れてくる。慣れてくると、自分が何を便利だと思って使っているかも固まってくるので、バッジが出なくなってもやめないだろう。



時期なので、バレンタインシーズンのチョコレートビアが店頭にたくさん並んでいる。
それらを飲み比べ。
面白そうなものをテイスティングしようと持って来た。
一番おいしかった2種は、持ちきれず。タカさんに後からバレンタインチョコと共にプレゼントした。(ケイさんとホッシーさんにもチョコはプレゼント。ケイさんもお酒は飲むけど、その2種は一緒に買い物に行ったとき買っていたのでチョコのみ。)



インターバルにノンアルビア。
バドワイザーとヒューガルデンのノンアルなんて、飲んでみなきゃ!と買って飲んだら、面白かったので持参した。
バドワイザーは、もともとサッパリしたビールに感じるわたし。だからノンアルにしたとき抵抗なく飲める。
ヒューガルデンは有名ベルギービール。それがどう関係するか分からないけど、なんか複雑すぎて、アルコールなしだとなんともいえない味に感じた。



ビール工房でのスタッフさんとの会話で、ついつい買ってしまった高いワインをオープン。
ほんの少しテイスティングさせてもらっているから、間違いのないおいしさ。ごちそうさま!!



『Baird Beer』〈Smoke & Fire Habanero Stout〉!
タカさんは激辛好きなので、タカさんに飲んでもらいたかった。たぶん、全然辛く感じないと思う。わたしが家で飲んでみたとき、後から喉に辛さと熱さを感じたけど、おいしく飲めたもの。
案の定、全然辛くないが、「後から来ますね」と、若干楽しそうだった。辛さが苦手なホッシーさんは、いつものようにケイさんのグラスからひと口飲んで、顔をしかめていた。



前回のタカさん邸クリスマス飲み会で飲ませていただいた梅酒。豪華ブランデーを使用した梅酒作りキットで造った梅酒。とってもおいしかった。
その“二番煎じ”。残ったしわしわの梅にもう一度ブランデーを足しただけなので、まさに“二番煎じ”だ。
ちょうどよい頃合いになったら飲ませてもらえるだろう、と期待していたけれど、ちょうどよい頃合いを待つことはできない。今日しか飲めない。ということで、テイスティング。


あれ? 二番煎じだけど、かなりおいしい! すごいな、梅って!!



さて、最後は『サンクトガーレン』の〈天使(ウィートワイン)〉と〈悪魔(バーレイワイン)〉。わたしは前回、自分の分は飲んでしまったけれど、また飲ませてもらえる。ありがとうございます!!


ラストビアドライブの相談はほとんどできなかった。
でも、いいか。楽しかったし、こういうまったりした時間も最後だろうし。


この第二の家族の家長であるシキさんがいなくなる時、わたしはひそかに心に誓ったのだった。「シキさんが戻ってくるまで、第二の家族のつながりを守る」「いろいろなところに行って、もっと絆を深めておく、そしてシキさんをもう一度迎える」って。
迎えられるかどうか危ぶまれる事態になってしまった今年度だが、そもそも可能だったとしても、迎える前に別のメンバーがいなくなるとは――!


人生はその人を裏切り続ける。その人の“人生”なのに。
わたしの人生を裏切るこの事態に、どうやって立ち向かおう? どうやって受容しよう?


その力が湧いてきますように。その力を維持できますように。


飲みすぎて帰りきれなかった。わたしとケイさんは、翌朝までタカさんの家で眠らせてもらった。(ホッシーさんはすぐそこに社員寮の部屋があるので、帰った。)


負けないぞ!
「タカさんの近くで寝てみます! だって、旅行に行ったらそういうこともあるかもしれないから!」と、ケイさんの隣に用意された寝具をタカさんの隣に引きずって行って寝た。
タカさんの軽いいびきを聞きながら。(そして、家に帰ってから、わたしについて夫が「ふごー、ふごー、って寝てるとき言ってることある」と言うのを聞いて、まさか聞かれたか?とぎょっとしながら。)


始発が出る頃、静かに帰った。
今日もありがとう。これからも、これかれも、どうぞよろしく。

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