Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:主に周回遅れのビール日記(順不同)+ 日々の日記的なこと

2023.07.09|夫帰る① ひとりで有料試飲会へ

すいちゃん


この年度の特に前半、夫はよく実家に帰った。
それも仕方ない。父を亡くし、残った母親は生涯専業主婦だったので、何もできないようだった。それが昭和の専業主婦というものだった。わたしの母は、生活のためにずっと仕事をし続けた人なので、父が亡くなったときもさまざまな手続きをひとりでやっていた。義母は、位牌を準備するにも、仏壇を購入するにも、仏壇に置く香炉を購入するにも、ひとりでは決められないのか息子の役割だと考えているのか、常に息子が帰ってくることを求めた。嫁を求めることはなかったので、夫はひとりで実家に帰って行った。普通の仕事をしている息子だったら無理だったろうと思う。


このときも夫は実家に帰っていたのだが、この日戻って来ることになっていた。
「ごはん、どうする?」
「帰りに何か食べる?」
エビス時間が気に入っていたわたしは、ではエビスバーで食べるかと聞いてみた。「その後で、ラーメンで締めて帰る? 前に好きだったラーメン屋、しばらく行ってないよね」
夫がそれでいいと言うので、YEBISU BARで待ち合せることにした。


――じゃ、少し早く出て、いつもの酒屋のクラフトビール有料試飲会に寄ろう。


待ち合わせをしているので、時間を合わせることにして、遅めに出かけて行った。今日の分が残っているといいけど。


①Nomcraft×HINO BREWING×Open air:トリスケリオン
②宮崎ひでじビール:宮崎マンゴーラガー
③志賀高原ビール:Smol -スモール-
④忽布古丹醸造:AKIRAに傷心
⑤忽布古丹醸造:暗中模索
⑥志賀高原ビール:Takashi in Paris


ふむふむ。


1番は3つのブルワリーのコラボレーションWhit IPAとのこと。
コリアンダーや柚子ピールが使われているそうで、いい香り。
ホワイトIPAというのは初めてだ。ブラックIPAというのはこれまで飲んだのをトータルすれば5つくらいは最低でも飲んでいると思うけど、ホワイトIPAって未だに聞かない。


2番は、マンゴーを使用しているというのだから、フルーツビールが好きなわたしは嫌いなわけない。


3番の〈Smol〉というビールは、志賀高原ビール史上、もっとも低い度数のビールなのだそうだ。
しかし大量のホップをアロマホップとして使っているそう。水っぽさはないと酒屋のお兄さんが作った表に書かれていたが、水っぽさは確かになかった。


4番はインペリアルピルスナー。今日は知らないスタイルが多くて面白い。
おいしかったし、面白いビールだったので、ビアパートナー シキさんや飲み友タカさんにも飲んでもらいたいと思った。送るために、近いうちに買いに来よう。


5番、今度はブラックIPA。アメリカンブラックIPAと書いてある。アメリカンなブラックIPAというのがどんな特徴なのか、知識がなくて知らないがおいしく飲んだ。


6番はコニャック樽のインペリアルスタウト(Imperial Stout aged in Cognac Barrels)。15ヶ月熟成したのだそうだ。期待大。
おいしい!――と思う。30mlなので最初の飲み口しか分からないが。これを1本飲んで、だんだんに味わいや芳香が変わったりしていくのを感じたら素晴らしいだろう。試してみたい。
これは店頭からなくならないうちに早々に試して、良かったらシキさん、タカさんに送る箱に入れないと。ちょっとお値段張るけど、スタウトだし、インペリアルだし、バレルエイジドだし、有名コニャック樽だそうだし、仕方ない。


わたしはコニャックをそれほど飲んだことがない。ウィスキー樽、ワイン樽と言われるとなんとなくイメージが湧くし、バーボン樽もウィスキーと似てるのかなと勝手に想像できる。ところがコニャックは、ここまでの結構長い人生の中で一度くらいは味わったことがあるだろうが、覚えているほどの経験はない。
ビールを飲んでも、「ああ、コニャックだ」と分かる経験や知識がない。


ビール担当お兄さんの作った資料によると「やっぱりコニャックならではの干し葡萄のような印象」という表現がある。そう言われてみれば、1本飲むとそれを感じたなぁ。


その後、ビール仲間ケイさんに「要るか」と聞いたら「興味がある」というので、持参したらかなり好みだったようだ。ケイさん曰はく、糖質の入っているバーレイワインは砂糖のうまさもある。自分はこういう糖類を添加しておらず、お酒だけで甘くなっているタイプが好きである、と言う。糖類が入っているかどうかは原材料で見るらしい。
この話のせいで、しばらくは甘くておいしいバーレイワインなどが「う、砂糖の甘さ」とわたしまで気づくようになってしまい、困った。無知なだけでなく、知識と体験を結び付けずにただ飲んでいるわたしは、今までそんなこと気づきもせず「おいしい(=好み)」「そうでもない」しかなかったのだ。
ケイさんにそれを言ったら、「いや、砂糖はうまいんですよ。それだけでうまいんです。うまいのは確実なんです。ただ、お酒にそれほど強くない自分は砂糖でノックダウンしてしまうので」と返ってきた。
わたしはちょっと混乱。え、え、ケイさんは結局、糖類が入っているバーレイワインより入っていないものの方が好きなの? 違うの? 関係ないの? あるの?
――結構長いことわたしには「?」で、しかし「あ、糖類入ってる、たぶん、これ」と気づいてしまうのはもう止められず、困った。


この時から半年以上経った今は、落ち着いた。おいしいものはおいしいと思えるように、ようやく戻った。


さて。話を戻そう。


試飲会メニューは終わった。
この日の生は、ビール担当お兄さんが大好きだという『open air』〈small peaks〉。wheatと書かれているけれど、IPA。うむむ…ウィートか。


シキさんやタカさんに送りたいビールがたまってきたので、箱の空きがないようにショーケースを物色。
その中から、ひとつ気になるビールをこの場で飲んでいくことにした。
名前がすごかったのだ。〈破壊者〉。『京都醸造』だった。


お兄さんに言って、角打ちもう1杯。プラスチックカップに注いで飲んだ。うん、おいしい。
ただ、送れる数は限られている。この試飲会でも2つ、送りたいものが既にある。ショーケースの中に、『Y.Market Brewing』の大好き〈ルプリンネクター〉の「デンドロビウム」というバージョンがあるのにも気づいてしまった。他に送る予定のものを数えて、検討だな。
〈破壊者〉は淡いグレーで素敵な缶デザインだった。ビールの色は濃い目の金色だった。


ごちそうさまでした。
では、わたしはこれにて。夫の待ち合わせ、『YEBISU BAR』にLet’s Go!


To be continued…

×

非ログインユーザーとして返信する