イスラエル料理の店に
お盆ウィークは帰省も旅行もできないまま、部署的に夏季休暇をこの利用者さんがいない期間にとらないと白い目で見られる(ついでに年休もできるだけこの期間に消化してくれ的)人々続出。
業者さんとやり取りが多かったり、事務方だったりする他部署だと、この期間出ているのは当然だったりして、好きなときに夏季休暇を取る人が多いのだが。
そんな暇な人たちが多い今年は、わたしが遊んでもらえるとき!
活用!活用!!
で、ちょっと遠出。
イスラエル料理の店にやってくる。
何、イスラエル料理って、という興味を引き、それでここまで何人も連れ出す。
またしてもプリンス一緒! プリンス、帰省できなくなってお暇なので!
この日プリンスは、雲の上の世界で厄介ごとがあり、やってらんねーよ気分になるほどの日だったらしい。なので、現キングが「プリンスくん、こんな日だから疲れたろう。一杯やって帰るかね」みたいなお誘いをしたらしい。
そつなくかわしてやってきた。さすが。
ビール好きのプリンスが楽しみにしていたのはイスラエルビール。でもボトルだけどね。
店内、イスラエルな内装。
壁に飾られているものなど、実は意味があるらしい。
聞けばお店の人がいろいろ教えてくれる。
スープ。
わたしは好きなんだけど、参加者の一人が「昔なつかしいようなスープ」と言う。
そうかな? どういうところがかな?
そしてそれは、ほめ言葉なのか、ディスってるのか、それとも単に本当にそういう味なのか。
「昔」の定義も年齢によって違うしな。
いろいろ出てくる。
サラダ、豆のコロッケ、チキンから揚げみたいなやつ。それらはパンにはさんでもいいし、そのまま食べてもいい。
ほかのはほぼ、パンにはさむ。
食べている途中で何かが欲しくなったらおかわり自由。
つまり食べ放題なのだ。
クリーム色のペースト、フムスというひよこ豆のペースト。
わたしはこれが好き。
そのまま食べてもおいしいくらい。
パンの中にぬり、そこにいろんなのをはさんで食べるとすごくおいしい。
下のごはんはぱらっとしていて、なかなかおいしい。スパイシーなごはん。
のっている鶏肉はスパイシー。
ラムは――本当にラムなのか?マトンじゃないのか?と思うような濃厚なケモノ臭。
肉好きにはたまらないし、参加者の一人女性はひと口でギブアップ。
ひと口もものすごい顔してた。
ここの肉は本格的なのだ。
肉好きの一人はラムをおかわりしてた。
テーブルのまんなかにビニールがたれさがり、対面の人との飛沫を防ぐ。
テーブルはこまかく分けられ、5人以上お断り。
――でも来店を断られはしなかった。テーブルを分けてくれた。
7人だったので、4人テーブルと3人テーブル。
こういうの、どうわけるか迷うよね。
席移動もしにくいし。
2つに分かれて仲良く食べた。
こういうとき、プリンスがいるテーブルはいつも話が盛り上がる。気がする。
でもそれは、周りが気遣うからだろうか。
あ、いや、その、わたしの劣等感の話で。。
一段落したあと、プリンスと別テーブルだったわたしは、プリンスと交代で違うテーブルに行った。わたしなりの「プリンスいろんな人と話したいでしょ」と「みなさんもプリンスと話したいでしょ」な気遣いなんだけど。
そうすると、さっきまでプリンスと盛り上がってたテーブルは少し静かになり、プリンスを迎えたテーブルのほうは賑やかになる気がする。
わたしってうまく話を盛り上げてくの、下手だなと思ったり、っていう反省っていうか。
ま、わたしはすぐ自己否定に走るので。
壁掛けのデザインは、指5本のお守りなのだそう。
なんていうのか、名前を忘れた。
飲み物はカイピリーニャ。
これって南米の飲み物だと思ってた。
ものすごくライムだった。
酸味が強くて、悪酔いしなさそうなかんきつたっぷりのカイピリーニャだった。