屋外飲み会をしてみた
6月のある日。
いろいろな自粛要請もほぼ全面解除の見通しがたった頃。
職場にも全社員向けメールで「懇親会などの解禁」がお知らせされた(のだそうだ、実は今年度になってからメールを開く暇も与えられず、自分は見ていなかった)。
しかし、「飲み会をしましょう」というのはなかなか難しい。
誰が口火を切るか――
何かあったとき非常な減点にならないか。
管理職プリンスに打診してみたところ――
「プリンス、やはりなかなか居酒屋で飲み会をするというのは、プリンスは難しいですよね」
「そうですねぇ。一応、不要不急の最たるものですからね」
「では密を避けて、外で、短時間ならどうでしょうか」
「ああ、それなら」
つまり
大勢で居酒屋で飲み会を開く=大がかりな飲み会=公式な飲み会 はフライングが怖い。
やっていいよとお達しがあっても、猫の首に鈴をつけるのは誰も嫌。
こっそり何人かで「ちょっと行く?」風に行くなら、まあOK。
ただ、管理職ともなると、もうちょっと警戒が強く、下の階級含めて飲むなら「密は避けてました」という状況でなら。
管理職同士でなら「ちょっと今日行く?」風な3~4人の飲みはあったりしたとしても。
この企画を「いつの日か、もしできたら」と心に温め、下見しておいたテイクアウトビール。
これ以外にも缶のクラフトビールを5本用意。
缶3本は職場の冷蔵庫に入れておき、メンバーの一人に託し、公園に持ってきてもらう。
わたしはダッシュで職場を出て、生のクラフトビールテイクアウト。
他の店で缶のクラフトビール2本購入。
ピザとポテトのテイクアウト。(店1)
これ以外にローストビーフもテイクアウト。(店2)
ナッツなども用意。他の人も少し持ってきてくれた。
ローストビーフ、ピザとポテト、缶クラフトビール、生クラフトビール、と4店寄り、電車で公園に持ち帰る。
集まった人の多くにとって、久しぶりの生ビール!
多くって言っても、総勢4人だけど。
3~5人程度で、ちょろっと行きました、なら店もいいのではないかとプリンス。
――わたしが聞いたとき、職場で近くに人がいたからね。
いわゆる「飲み会」として集まろうというのは、第1号になるのは難しい。
外からのお客様をおもてなしする懇親会などが復活すれば、それが判断基準というところみたい。
わたしの準備が大変よく、梅雨時だしもし雨が降ってきたらあそこにしよう、と屋根のある場所を事前に目星をつけていたため、ぽつぽつ降り始めたとき無事移動。
屋根の下で雨と雷を見ながらビアガーデンだった。
まあ、わたしは、こういう何かを企画することは楽しい。