Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

人と話すと視点が変わることがあって、考えが整理される


※画像は、いつものサイゼリヤで夫と食事したときのデキャンタワイン。白は夫用で、赤はわたし用。でもそれは、今回の記事内容には何の関係もなかった。だからカテゴリーは本当は「夫」でも「食事」でもない。ふたり飲みをしたといえばしたけど、「ふたり飲み」とも言えない。けど、カテゴリーは状況で決めることにしてるから、そのままにしとく。



フローズンクイーンは、ちょっと畏怖の対象ではあるけど、嫌いな人じゃない。
有能なことは間違いないし、仕事や仕事で関わる内外の人間に対して心は全然入れないけど意地悪や不当なことはしない。これほどまでにゼロベースで、プラス1度になることはもちろん、マイナス2度とか3度になることもないって、すごい。普通、冷たい人って、自分ファーストのあまりマイナス気温になることあるけど、ないんだよな。少なくとも態度や対応、処遇についてはフラット。ゼロ。NONE。


フローズンクイーンは、今の部署に2年(そのうちの1年近くが産休・育休。そのための今の部署)。その前は、今の部署と一緒に仕事をする部署に1年。
その前は、4年だか5年だか、大きなセクションとしては同じだけど、違う部署にいた。その4年だか5年の間、やる気まんまんの非正規の女性と仕事をしていた。ご苦労されてたと思う。逆に、やる気まんまんの非正規の女性も「こっちもご苦労されてたわよ」と思っていると思う。


やる気まんまんの非正規女性は、猪突猛進、がむしゃら、しゃにむに、仕事に向かって突き進む。
他の異論・反論を(心情的には)許さない。貴族の正規職員の言葉であっても、(心情的には)許さない。頑張っているだけに、貴族に生まれたというだけで自分に対して命令権のある正規に、納得いかない思いを抱えている。
「これほど優秀で、仕事熱心で、熱心に取り組んだ結果としてこれほどの成果を上げているのだから、自分を正規にするべき」「自分より無能、あるいはやる気に欠ける、あるいは真摯さが足りない正規は、自分に敬意を払うべき。上は敬意を払うよう指導すべき」と思っていて、満たされない思いが噴出する。


フローズンクイーンのことは目の敵にしていて、それでもフローズンクイーンは内心むかついたりしながらも氷の笑顔対応。


正直、ほとんどの人にとって、フローズンクイーンは怖い人だった。わたしも同様。
猪突猛進非正規女性は超がつくうざい人だった。わたしも同様。どちらかというと、わたしはこっちのほうが苦手タイプ。


このいきさつを知っているので、資格を取るために養成講座に行くつもりでいることがフローズンクイーンにバレてしまい、
「すごいですね。仕事に生かそうってことですか」
と氷の笑顔で聞かれたときは、怖かった。第二の猪突猛進非正規女性になると思われたのじゃないかと心配だった。


誤解を受けないように緊張しながらも、できるだけ正直に答えたつもり。
「自分の勉強のためというか、自己研鑽で。その結果として仕事に生かせるなら、それはそれでいいなと思います。ここでの自分の仕事で何かを達成しようとすごく思っているというわけではなく。もちろん生かせるなら、生かしたいと思いますけど。無期雇用といってもどうなるかは分からないですし、いろいろな可能性を拡げておきたいというか」


その何日かあとで、非正規はめったに行くことのない外部への出張に今度行くよ、という報告をし、「そうなんですか。大変ですね。期待されているんですね」と氷の笑顔で言われ、できるだけ正直に「なかなか外に行く機会はないので、楽しみたいと思う」「期待はされていないと思う。遠い大がかりな出張はやはり**さんや**さんなど正規の方が行くし」「今回行くところには、たまたま自分が昨年度取った資格を持つ人がいるらしく、対抗するためだと思う」と話した。
そうしたらフローズンクイーンに「私も取りたいんですよ」と言われて、資格の話を少しした。


思いがけない人と思いがけない話になったことで、そして誤解は避けたいながらもできるだけ正直に話そうという路線を取ったことで、三たび、というか四たびというか、頭の中が整理できた。
やっぱり、違う視点を持っているかもしれない人と話すって、自分の考えを整理する効果があるな。

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