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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

トドワラ@北海道旅行


そういえば去年の秋、旅行に行ったのだった。
メチャ安の12月の北海道以外の、秋の北海道。
旅の様子はここでは語らないけど(長くなりすぎるから)、1つ書きとどめておこう。
 
ここ3年ほど行っている「12月の一年総決算旅行」だが、実は10年も前にIに誘ってもらって、夏の終わりの北海道に行ったこともある。
北海道は「初秋ではないが、夏は終わった」という季節で、安かった。
つまり、夏の輝く緑や花々もなくなり、秋の輝く紅葉にはまだ早いという時期。
クラブツーリズムだったと思う。バスで長大な距離を移動して、美瑛も車窓から、富良野は花の終わったラベンダー畑、知床五湖も少し散策、羅臼岳は確かバスで移動、夕陽のウトロを道端から眺め、然別湖にも泊まった気がする。知床峠も通り、トドワラも見た。山にもロープウェイで登って、ちょっと歩いた気がするんだけど、どの山だったんだろう。もちろん合間合間でお土産物屋さんに寄る、バスツアーのお約束もこなす。2泊3日の旅だった。
このバスツアーがわたしの初北海道で、次は10年後の12月の函館(これはIのつきそい、療養明けで友達とは行けなかった)、2年か3年後の12月の札幌&小樽。
 
冬以外に行くことがなかったので、ぜひとも美しい景色を見たい!と思っていて、とりあえず知床にしたわけだけれど、バスツアーだと知床も美瑛も行けちゃうっていうんだから、すごいもんだわ。そんな長時間の運転、夫が絶対無理。
 
トドワラはわたしにとって、とても印象深かったところなので、あっちのほうに行くならちょっと足を伸ばしてみたかった。
でも遠いかな、無理かな、どうしようかな、と調べてみたら、トドワラはかなり消滅しかかっていることが分かった。
 
トドワラは、枯れ木が生えているような独特の風景が見どころ。
しかしこれは、自然の偶然の産物なのであり、生産され続けているわけではない。
今ある木々が風化していったら、あとはただ消滅するだけなのだそうだ。
 
さらに、ちょうどこのとき台風だったか何かで、トドワラ周遊のための木橋が崩壊。
復旧のめどは立っていないから、遠くから「あー、あれがトドワラかー」と眺めるだけだという。
 
それなら行くべきかどうかますます悩むところだが、次なんてあるかどうか疑問だし、消滅する前に遠目でもいいから見ておきたいような気も・・・・・・








これが2004年(たぶん)のトドワラ。
 
次が2015年のトドワラ。





なにしろものすごくズームして、ようやく撮っているので、正しくトドワラにレンズを向けているかどうか分からない。



同じ木かどうか知らないが、似たような木。
2004年



2015年。


いずれ北海道のほかの土地にもある湖と湿地っぽい風景に変わっていくのも、また自然の摂理――というような説明をどこかで見た。観光協会とかトドワラ公式サイトとか、なにかそんなところで。
 
見に行くなら早い方がいいと思うけど、木橋が復活してからまた行ってみる機会があるかなぁ。




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