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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

次の3連休:ちょっとしたこと

わたしのゴールデンウィークは、カレンダー通りだった。

2日か6日に休みをとって、長い連休にするというのは、どうもできなさそうだった。

利用者がいるから、スタッフの多くが休みを取ってしまったら、立ち行かない。

 

でもIが、今年たまたま2日が仕事の都合で振替休日で、それ以外の日にいろいろ予定が入っているからと、「2日、休み取れないよね?」とダメ元で聞かれていた。

「ごめんね、難しい」と、後ろ髪引かれる思いで答えていた。

 

Iのことは、優先して考えたい。

 

でも仕方ないよ。休めそうもないもの。

 

・・・・・・と思っていたとき、職場の超偉い人と話す機会があった。

4月だから歓迎会というのがあって、たまたま終了後の駅までの会話グループが超偉い人と一緒だったのだ。

超偉い人は、天下りくらいの勢いの、超偉い人、名誉職である。

 

「今年の連休は飛び飛びですものね」という流れで、超偉い人はあっさり言った。「でも2日休めば10連休になるでしょ」

 

いや、そりゃ、なりますけど、休めないですから。

 

わたしの有休は正社員ではないから少ない。

そして施設自体が休みで利用者さんが来ないとき、その有休で休むと聞いていた。

つまり普段は使えないのだ。有休っていっても、好きなとき、使いたいときに使える休みではないのだ。

施設自体が休みのとき――お盆とか年末とか春休みの数日とか、そこで使ったらなくなる日数(足りないくらい)。それ以外のときは、どうもあまり誰も休まないらしい。まして人が休みたがるGWなんかは、休めないらしい。少なくとも非正規スタッフは。

 

そうしたら、実にあっさり「2日休めば」云々と言うのだ。

 

そのこと自体はまあ、そういうもんなんだなと思うからいいのだが、それを日記ブログに軽く書いたら、「カレンダー通りに休めるだけいいじゃないか」と言われた。

「私の夫などは現役時代休めなかった」という人。「うちの夫も婿もカレンダー通りですよ」という人。

 

人に伝えるって難しいなと実感した。

 

わたしがちょっと非難めいた気持ちになっていたのは、カレンダー通りしか休めなかったからではない。

同じ職場でありながら、上のほうの人は好きなときに当然のように休めて、下のほうの人は無言の圧力で休めないということに対してだった。同じ職場なのに、差があるということ。

分かっていたけど、なんかなー、ということ。

 

それにもうひとつ言えば、みんな男性じゃん。

正確には、「夫が現役時代は休めなかった」人は、「2人いる娘のうち、子供のいないほうの娘はカレンダー通りにも休んでなくて、カレンダー通りの旦那さんは不満みたいだ」と言っていたが。でもそれは、好きで働いてるんでしょ?

わたしは、休みたい。特にIにつきあってあげたかった2日の日。でもできなかった下っ端の立場の自分と、休もうと思えば当たり前に2日も6日も両方休めると疑わない上のほうの人――それに恨みがましい気持ちをそれほど抱いているというほどでもなく、とにかくIにつきあえなかったこと。

 

でもIの病気なんて、人からしたら、「でも子供ががんとかじゃないんでしょ」ってことなんだよな。

わたしにとっては、大きなことなんだ。

 

 

 

わたしと人は違う。だから人にわかってもらうには、言葉を尽くさなければならない。

わたしと人は違う。だから人の話を自分も分かってないときがあるかもしれない。

 

それを忘れちゃ、いけないんだな。



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