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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2023/12/11 誠意の問題①


ちょっと量販店のビール売場を覗いていこうかな。久しぶりだから、何か見たことのないものがあるかもしれない。そう思って、途中下車。ビール工房跡地を通ったとき、ちらりと覗く。今日は何か新しいビールがあるかな?
あまり入れ替わらないので、ここを目的に行くことはなくなった。通りすがりに覗いて、何か飲んだことのないビールがあったら飲む。


あ、サクラブルワリーだって。
『さわいち&サクラブルワリー』は、以前ビアパートナー シキさんと『サクラタウン』に行ったときに見つけたが、コロナ禍真っ最中で休業していたお店だ。手打ちうどんを提供していて、醸造所を併設していた。それがサクラブルワリー。
UNTAPPDを見ても『Sawaichi And Sakura Brewery』となっているので、「手打ちうどん さわうち」さんと「サクラブルワリー」さんが同じ場所で共同作業をしているのではなく、さわうちさんがビールも醸造しているのだ。
……いや、正確には「していた」のだ。これを書きながら調べたら、2023年10月に営業を終了していた。ということは、飲んだこの日は、サクラブルワリーがなくなった後だということになる。
いつかはシキさんと再訪して飲んでみたいと思ったサクラブルワリー、残念!


この時点でのわたしは、サクラブルワリーがなくなっていることをまだ知らない。〈ミルクヴァイツェン〉を小さいサイズで注文して飲んでみた。うん、ミルクだ。そしてヴァイツェンだ。


『秩父麦酒醸造所』〈レッドエール紅熊〉がある。久しぶりに秩父麦酒を飲んでみたい。でも、もうひとつ見たことのないビールがあるので、今日はそちらを優先だな。


『本庄銀座ブルワリー』ですと。昨年できた醸造所らしい。
繋がっているのは〈Refreshing EBS〉というビール。飲んでみよう。


「EBS」って何だろう? 初めての体験。「4番お願いします」と注文。ESBなら飲んだことがあるけど…… Extra Special Bitter、自分は苦みが好きだと言いながら実はあまり好みでないスタイル。
席で飲みながらUNTAPPD投稿がてら調べてみた。ビールのスタイルで「EBS」もしくは、スタイルではないかもしれないから本庄銀座ブルワリーで「EBS」――
本庄銀座ブルワリーのビールとしても「EBS」はなかった。「ESB」だった。やはりESBか~!(しかし実は掲示されているビールの説明に「昨年、本庄市に開業した新進気鋭ブルワリーの限定品。ESB(エクストラスペシャルビター)の名の通りしっかり苦く――」と書かれていた。老眼はこれだから。小さい文字を読もうとしないんだよね。)


ちょっと気になって、レジカウンターにいたスタッフのお姉さんに言ってみた。「4番て、ESBですよね」
「あー、そうなんですよー」という反応だった。分かってたのか。


直すのは大変だよね。
でも、なんとなく釈然としなかった。


どうせお客は気づかなない、EBSだと気づいてもESBが何か知らないだろうから問題ない、と思っていたのかな。お客への誠意に欠けると感じた。
ビールを造ったブルワリーへの誠意にも欠けると思った。


実はそんなに目くじらを立てることではなく、スタッフさんたちの「気づいちゃいましたか、てへぺろ」みたいな反応が正しいのかもしれない。こだわりすぎず、熱くなりすぎず。


ま、いいか。と言いつつ、家に帰って夫に「こうで、こうで、こういうことがあったんだよ」と吐露(とろ)。
飲み友タカさんにもLINEで吐露。タカさんは「黒板の方はすぐに直せるし、直しても良さそうですけどね」という冷静なツッコミ。確かに。でも片方だけ直すと、「どっちが正しいの?」というお客も増えそうで、逆に厄介かも。
機会があったときビアパートナー シキさんにも吐露。


このお店の若さについていけない気持ちもあったのかな。働いている人たちの中の若い世代がとんがった若さを感じる人が多く、その強さや、青く酸味の強い若さ、他者への目線の尖り感が居心地悪く感じてしまう。彼らに悪気はないだろうに、勝手に疎外感が生じて居心地の悪さを感じてしまう。
若いとは言えない世代の人にも、ちょっとこのお店はわたしと合わない雰囲気を感じる。ま、わたしは若さが理解できない若い係累無しという境遇で、若さとかけ離れた年齢に到達していて、元来ちょっと気難しい。わたしの側の問題であって責めようと思っているのではない。
生のクラフトビールを飲める貴重なお店の雰囲気が自分に合わないことを嘆く気持ち、合わないのは自分の側に理由がある、ただそれだけ。非難のつもりはない。


この話、To be continued…なのだ。数日後行ったら、ちゃんと直っていた。
誠意はあったんだね。


家に帰って、量販店のビール売場で買ったカサブランカのビールだというビールを飲む。予想通り、わたしには今ひとつなビールだった。飲み慣れていないからなぁ。
なんとか最後まで頑張って飲んだけどね。
こういうビールも、ビアパートナー シキさんが近くにいたら、話のタネ&UNTAPPD投稿のためにシェアしたろうな。ちょっと寂しい。


今日はこれで店じまい。寝ようっと。

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