Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

1軒目と2軒目

これまで「O-3」(オースリー)さんとしていた人は、今後「大鈴さん」(おおすずさん)に改めます。O-1→大海(おおみ)さん O-2→大毬(おおまり)さん O-3→大鈴(おおすず)さん となります。



大鈴(おおすず)さんは、タカさんと同じ部署の人で、今年度から入ったばかりの新人さん。新人さんではあるけれど、高校生の娘さんを2人持つお母さんでもあり、人生としても10代ではなし、仕事に慣れるのも場に溶け込むのも早く、すっかり存在感のある人となっている。


大鈴さんはかなりお酒が飲める人のようで、「ちょい飲みしましょう!」と誘っていたが、それよりも先にタカさんや他の人たちと一緒に行くことになった。行ってしまえば、さすが社交的な人だ。たぶん、誰がいなくても誘いたい人を誘っていくらでも飲みに行けそう。少なくとも、タカさんと同じ部署同士として、新たに入った人の歓迎会を今度するそうだ。きっと大鈴さんを中心とした飲み仲間もいつのまにかできるだろう。
負けが見えてるので、張り合っても仕方ないと諦めるしかない。わたしはめんどくさい人間だしね。頑張って外にあまり出ないように気をつけるけど、出ちゃうときも多い、面倒をかけることもいっぱいある。



で、あるとき「今度、ちょい飲みしましょう」と誘い、2人で行く話をした。その話をしたのは、タカさんと大鈴さんの部署の部屋内だった。わたしは2人で行くつもりでいたし、最初はそういう話だった。
正確な会話を忘れてしまったが、最後に交わした会話はこんな感じ。
「もし大鈴さんがケイさんを誘って、ケイさんがすぐに行くと答えたら、わたしはケイさんに文句言います」(笑って言っている。)「ケイさんはわたしの誘いはよく断るんですもん」
「じゃ、私はケイさんを誘えばいいのね?」
「誘うんですか? じゃ、ケイさんが行くって言ったら3人で行きますか」
たまたまその場にタカさんもいたので、大鈴さんは「タカさんも行きますよね?!」と笑って振り返った。タカさんは笑った。みんなで行くことになるのかな、と思う一方で、タカさんがその月忙しいと聞いていたのでわたしは迷った。
「タカさんは、わたしより同じ部署の大鈴さんのほうが仕事の状況とか分かるでしょうから、お任せします」


わたしはちょい飲みならいつものお店のハッピーアワーに行こうと思っていた。ちょっとしたものを食べて、2杯くらい飲む。「わたしのちょい飲みは、20分か30分くらいで3杯飲んで帰る感じですよ」と前に話している。
でも、タカさんとケイさんまで来る話になったら、もうちょい飲みではないんだろうなと思った。
そうだとしたら、どこに行こうかな。面白いのは、白い泡ばかりのミルコという注ぎ方で〈ピルスナーウルケル〉を飲むことができる『ドラフトラボ』とか。『ビール工房』での1杯から『ドラフトラボ』に行くコースはどうかな。
それとも――。大鈴さんは、前回YEBISUのロングエイジドを飲みに行ったとき、後で「いいお店に連れて行ってもらった、お料理がおいしかったから女性の友達同士で使える」とお礼を言ってくれた。お料理だとしたら、ビールは少ないけれど『世界食堂』とか。でもちょっと遠いかな。
そうだ、『HUB』がいいかもしれない。お酒もあるし、料理が楽しい。もともとのちょい飲み予定をしていた『CANTINA』でハッピーアワー、その後で『HUB』はどうだろう?


当日が来て、大鈴さんに聞いてみた。またしてもタカさんの部署の部屋内で。「大鈴さん、コースを考えたんですけど」と、考えたコースを話してみた。
すると、「え、私、佐柳さんと2人でちょい飲みするんだと思っていたので、娘たちに何も用意してない。あ、でも大丈夫です、電話しておくから」という答え。え……そうだったの?
どこで掛け違ってしまったのだろう。何かが冗談か社交辞令だったのかもしれない。最終的にこの日になる前に、大鈴さんにどうしたいかちゃんと確認すればよかった。その辺が、どうも女子的気質に欠けるところがあるらしいわたしには分からない。わたしは女子の特性は多分に持っているのだが、女子同士のお作法が分からず失敗することが多いのだ。


大丈夫だということなので、じゃ、「CANTINAで1杯→ビール工房で1杯→HUB」ということにした。「わたしはこの電車に乗って、このくらいの時間にここに着くので」という話をしたときは、「分かりました~」といった感じだった。
しかし、どこでまた掛け違ってしまったのだろう。現地に着いた頃、タカさんからLINEが来た。自分はもうすぐ着く、大鈴さんはやはり夕飯の用意をしてから来るので、2軒目から合流するそうです、と。
ああ、ごめんなさい。ちゃんと気遣って、計画をリセットすればよかった。


大鈴さんがいないなら、急いでハッピーアワーに行く必要はないのだが、もう来てしまったし、とりあえず行こう。タカさんとハッピーアワー。
その日のCANTINAは満席に近かった。いつもの通り遅れて2店くらいに合流かと思ったケイさんが割と早く着いて、席がないため、離れてしまった。ああ、ごめんなさい。4人いたら2×2で話し相手と一緒に座れたのにね。



さて、時間になったので、そろそろ忙しく移動。
『ビール工房』へ。ようやく全員そろった! わたしは、平日限定ハーフサイズ5杯チケットを購入。1杯当たりが200円以上安くなる。各自が好きなビールを言う。とりあえず1人1杯。
かんぱーい!!


事前に話していたとき、こんな会話があった。
「ビール工房に行くと最近食べるのは、鶏の軟骨揚げなんです」
「えー、ホントですか? 私、軟骨揚げ、大好きなんですよー」
「じゃ、食べましょう~! ちょっと油がのってておいしいんです~」
「あ、軟骨揚げは、私、カリッとしてるのが好きー」
「そうなんですかー。じゃ、あそこのはダメかなぁ?」
正直、わたしは料理も得意じゃないし、油で揚げているものの「油っこさ」と「カラッと揚がっている」の線引きがどこにあるのかよく分からない。相当に油ぎっていれば油っこいと分かるけれど、そもそも油で揚げているのだから油が皆無ということはないので迷う。


そんな会話をしていたのに、1軒目で3杯飲んでいたので脳がふんわり気分になっていて、軟骨揚げも注文してしまった。まぁ、4人いるから、おいしくなかったら他の人が食べればいい。量はそれほど多くない。


とりあえずこの店で、ちょい飲み。わたしは余った1杯をいただいた。チケットはわたしが買っていて、お会計としてはちゃんと飲んだ分だけをもらっている。


話はちょい飲みから始まり、一応この日のスタートもちょい飲みから始まった。いろいろな意味でちょい飲みから始まっている。


ごちそうさまでした。では、HUBへ!

自分でできること、できそうなこと

うつ病やうつ病になりかけているかもしれないサインについて、一般的に言われている主なものをまとめてみます。


・ずっと気分が落ち込んでいる
・何をしても楽しめない
・自分はダメな人間だと感じる
・自分を責めてしまう
・涙もろくなった


・食欲がない
・やる気が起きない
・眠れない、または過度に寝てしまう
・体がだるい、疲れやすい
・頭痛や肩こり
・動悸


うつ病という病気にまではなっていないけれど、抑うつ状態であるというケースも多くあります。つらい状態が2週間以上続いているようであれば、受診を考えてみてはいかがでしょうか。


うつ病は、早めの治療が推奨されます。早く治療を始めることで、回復までの時間も早くなりますし、再発も少なくなると言われます。
それに、うつ病や適応障害などであるかどうかは別として、社会生活や日常生活に支障が出て来ているなら、医療による回復を考えたほうがよいですよね。その点では、体の病気と同じことだと思います。


もし「一日中ずっと悲しく、知らず知らず涙が出てきてしまう」というようなことがあったとしたら、ずっと悲しい気持ちでいるのは、おつらいですよね。涙が出てくるほどの悲しい気持ちに一日中囚われてしまうのは、苦しいことでしょう。
たとえば「自分が嫌になる」「どうしようもない人間だ」とか、「こんな自分で家族に申し訳ない」と繰り返し思ってしまうとしたら、それはつらいことだと思います。自分が悪いように感じて、申し訳ないという気持ちになり続けていたら、心がもっともっと疲れてしまうでしょう。
自分自身を否定してしまうのは、とても苦しいことだと思います。


そんなとき、会社でちょっとミスをしてしまったら、どうでしょうか。心がもっと元気なときなら、ご自身を責め過ぎることなく、ミスに対処して周囲に詫びたり、対応法を考えてみたりできるかもしれません。ですが、鬱々とした心理状態になっている時は、ご自分を責める方向に向いてしまうことが多くなります。
高ストレスで心が疲弊しているときは、普段はしない物忘れやミスが増えます。必要以上にご自分を責めることが、さらに多くなってしまうでしょう。
少しでも気持ちが楽になるようにと、ご自身も周囲も願うでしょうが、心が疲れ切っているとその力もなかなか湧いてきません。



休日に趣味に打ち込むことなどは、ストレスを軽減したり解消したりする効果があることが知られています。ワークライフバランスという言葉もありますが、休日を充実して過ごすことが、職場でかかってくるストレスを逃がす役割を果たすと言われています。
それができなくなっていると、ストレスも解消されにくいでしょう。また、せっかくの休日を無為に過ごしてしまったと落ち込んだり焦ったりして、さらなる自己否定につながるかもしれません。
ですが、もし起き上がることができずに何時間も寝てしまったり、一日中眠い状態であったりするなら、本来楽しく癒される趣味もできないかもしれません。。精神的に疲労がたまってしまっていると、何時間もとにかく寝てしまうということがあります。そういったときは、休んでいただいてよいと思います。「休日を無駄にしている」とおっしゃる方もおられます。そのお気持ちも自然なことと思います。とはいえ、それはきっと「必要な休息」です。心と体が欲しているのだと思います。心が疲れきっているときは、寝たいだけ寝ることも重要です。
楽しみだった趣味を存分にできる日が早く戻ってくるとよいなと願いながら、でも今は少し休もうというかゆったりしたお気持ちになれますように。


心が疲れているときは、仕事や家事などをしなければならない平日がつらく、朝なかなか起きられないこともあります。そのようなとき、「怠けている」「ずる休みではないか」と感じるご本人やご家族もいらっしゃるでしょう。ですが、それも必要なお休みのように感じます。精神的疲労が大きいときは、お休みを取れるなら、土日と合わせて連休にしたり、何日か有給休暇を取ったりすることもよいと思います。
医師の診断によって、療養休暇を取れる場合もあるでしょう。
ストレスのある環境から離れることも、回復の助けになると言われます。会社や職務によっては休みを取るのが難しいかもしれませんが、職場から少し長めに離れられるとストレスが緩和されやすくなります。


過度なストレスが続くと、心が元に戻れなくなってしまうことがあります。心の病気につながるかもしれません。
もし今の時点ではうつ病や適応障害でなかったとしても、仕事にせよプライベートにせよ、生活にさまざまな支障が出ているようであれば、早めに医療機関に相談なさるのもよいと思います。


行動したり頑張ったりするのは素晴らしいことですが、そのために心にかかるストレスが増しているのなら、今は休息する時期なのかもしれません。ご自身が「日常生活に支障が出ている」「悪化している」という気がするのなら、焦らず急がず、いったん立ち止まってみるのもよいと思います。そのためにも、医療機関の受診は役に立つと思います。



次に、自分でできることを考えてみましょう。一般的には鬱鬱とした気分に対し、次のようなことが推奨されます。


・朝、太陽の光を浴びることで、一日のリズムを作る
セロトニンという神経伝達物質は、精神の安定や頭の回転をよくします。この物質は日光を浴びると分泌が促進されると言われています。また、日光を浴びてから12~14時間後くらいにメラトニンという睡眠物質が分泌されるので、朝日光を浴びると夜眠りやすくなり、睡眠の質も良くなると言われます。
朝、日光を浴びることでセロトニンが分泌されて日中は安定した精神状態と頭の回転が得られます。そして、14時間くらい経って夜になると、メラトニンが分泌され、眠りに入りやすくなります。


・食生活を整える
食事は、できれば3食摂ることで、生活リズム(体のリズム)も整えられます。
また、トリプトファンという必須アミノ酸を摂取することもよいと言われることがあります。トリプトファンはセロトニンを作り出す役に立つためです。乳製品、大豆製品、ナッツ類などに含まれています。また、魚や肉にも含まれているものがあります。やりすぎは逆効果になることがよくあります。摂りすぎてもよい効果につながりません。「通常の食事として、乳製品や大豆製品をなるべく加える」くらいに考えてみてはいかがでしょう。


・運動をする
特に、有酸素運動はうつ状態や不安定な気分の改善に有効だという報告があります。疲れていて、強度の高い運動が難しいときは、無理をせず軽く体を動かすことでもよいと言われます。


・趣味をする
楽しいこと、打ち込めることをすることで、ストレスが大幅に軽減されます。ですが、もし楽しかったものも楽しめずにいるとしたら、無理に趣味をしようとせず、休む時期なのかもしれません。


・音楽を聴く、アロマなど香りを利用する、など、自分が落ち着くものがあれば活用する


・考え方を変える
自分を責めてしまうときは、いったん考えるのをやめて、深呼吸しましょう。自分だけが悪い、自分はダメだという思いに対し、「仕方ないときもある」「ダメなところもあるかもしれないけれど、良いところもある」など、少しずつ捉え方が変わるようにアプローチしてみてください。
できれば、自分のよいところを考えたり、一日の終わりに「今日自分ができたこと」を3つ挙げてみるなど、自分を肯定してみるとよいと思います。


・大きな決断をしない
うつうつとしたお気持ちの状態によっては、大きな決断をしない方がよいということもよく言われます。普段とは違う精神状態ですから、誤った判断をしてしまうことがあります。小さいことならよいですが、大きなことはお気持ちが平常に戻ってからがよいでしょう。
した方がよいことではなく、しない方がよいことですが、大切なことです。


いくつかご自身でできることを挙げましたが、疲れきっているときはまず休養が大切です。眠くて起きられないときは、無理をせずに休んでください。心身ともに疲れていらっしゃる状態では、無理をすると逆効果になりかねません。
一番に大切なことは休養です。


また、心身の症状によって生活に支障が出てきている、辛い状態が2週間以上続いている、ということが受診の判断の目安です。早めの受診も検討してみてください。受診は、まず症状を伝えることからですし、もし治療をすることになったとしても相談しながら進めていけます。



周囲の方は
・普通に接する
→いつもと違うような特別な接し方がさらに落ち込みにつながることがあります。
・励まさない
→励まされるとご本人が焦ってしまうことがあります。焦りが自己否定につながることがあります。
・周囲にも休息が必要
→たとえば介護なども、ずっと一緒にいて頑張り続けると、家族でも疲れてしまいます。周囲も自分の時間を持ったり、ときどき距離を置いたりして、余裕を持つとよいでしょう。



自分でできることを少しずつ取り入れていけるとよいと思います。
明日が今日より少しでも気分のよい日でありますように。
無理せず、少しずつ、自分のペースで取り入れていってください。



うまくできなかった日があっても、翌日まで持ち越さないようにしましょう。
できたことを数えましょう。
どんな小さなことでも、「できたこと」は「できたこと」です。小さな花びらも、集めれば花吹雪になります。
何もせずに閉じこもっていた日であっても、「カーテンを開けて部屋に光を入れようとした」というだけでも「できたこと」です。たとえ実際にカーテンを開けなかったとしても、開けようとしただけでも「今日自分が頑張ってできたこと」として数えてください。

メンタルヘルスのメカニズム、周囲にできること

☆仕事関係のことについて、まとめを書いていこうと思いながら進みませんでした。このシリーズは日々書いている日記とは別の内容になります。これらの記事については、掲載後1日か2日経ったら、11/1くらいの昔の日付のところに置こうと思います。いずれそれも削除しようと思います。
☆趣味で書いているブログなので好きに書いてます。読まずに飛ばしてくださっても気にしません。
☆このシリーズは、日記とは違う文章スタイルで書いていこうと思います。副業でときどきする文章や電話によるカウンセリング風と書籍風の折衷です。


------------------------------------------------------------


うつ病のメカニズムは、さまざまな心の病気と似ていると思います。


多くの精神疾患は、原因が特定できません。うつ病になる率が高いとされる心理傾向や生育時の体験はありますが、必ず発症するものではありません。また、そういった要素が少なければ絶対に発症しないとは言えません。
心に大きな負荷がかかったりすると、発症につながります。対人関係や仕事などのストレスが高いことが引き金となることは多くあります。


今日は発症に至る経過や、治療から考える意識や接し方について、お話したいと思います。


●発症について
病気になるメカニズムを、図で説明することがあります。
心も回復力を持っています。
指や手のひらで皮膚を押すと、皮膚は凹みますが、手を放すと自然にふっくらと元に戻ります。心も同じで、ストレスがかかって凹んでも、ストレスから離れると戻ります。
でも、あまりに強く圧迫されると、皮膚も元に戻るのに時間がかかります。また、長時間圧迫され続ければ、元に戻りにくくなります。心も同じです。


心を押さえつける何らかの事象をストレッサーと言います。ストレッサー(ストレス要因)によって心が押さえつけられて感じるのが、ストレスです。
回復力が減っていき、日常や仕事などの生活に支障が出ている状態は、うつ病や適応障害などの疾患かもしれませんし、その前段階の抑うつ状態かもしれません。


うつ状態が見られるからといって、即うつ病とは限りません。その手前の段階かもしれないのです。


医師によっては、そういった説明がないことがあります。
「うつ」という言葉は、うつ病なのか、うつ状態なのか分かりません。実は、うつ病とうつ状態の区別は医師でも難しい時があるそうです。
また、うつ病であっても、軽度なのか、中等度なのか、重度なのかによって、症状や治療も変わります。


うつ病の治療は、薬物療法と認知行動療法が主とされてきました。軽度であったり、病気というよりうつ状態であったりする場合は、服薬をせずに症状や状態への対処を考えることも多いでしょう。薬を使うとしても、向精神薬や抗不安薬ではなく、別の薬を用いて症状の緩和につなげることもあるかもしれません。


心理教育や支持的精神療法を用いる場合もあります。


●心理教育
心理教育とは、うつ病について知ることです。当事者ご自身だけでなく、家族にも知っていただけるとよいでしょう。
うつ病は誰でもなり得る疾患です。その意味で「うつ病は心の風邪」と言われることがあります。周囲がうつ病を特別視して、性格や人格の問題ではないかと考えたり、特殊な病気になってしまったと嘆いたりすると、うつで苦しんでいる当事者ご自身にさらなるストレッサーとなってしまいます。うつ病になった人に責任や原因があるのではなく、誰でもかかる可能性があるのです。


甘えているのではないか? 努力が足りないのではないか? と周囲が本人を責めてしまいそうになることがあります。
うつになって苦しい思いをしている方を、さらに追いつめてしまうこともよくあったので、「うつ病は心の風邪」というキャッチフレーズは大きな役割を果たしています。うつ病への理解を促してくれます。しかし、風邪のように簡単に治るものではないということを、理解しておく必要があります。誰でもかかり得る病気という意味で「心の風邪」ですが、「簡単に治る」「放っておいても治る」「気遣う必要はない」というものではありません。


休日に起きられなくて長時間寝てしまうことがあっても、それは心の回復のために必要なのだと理解して差し上げてください。
仕事が手につかないことがあったり、家事をこなせないことがあったりしても、その気力や体力がまったく湧かないことがあるのだと理解して差し上げてください。


「私だって疲れてるけど、でも頑張って仕事に行っているのに」「誰だって何もしたくない時はあるよ」というようなことを周囲が思ってしまうことは多く、それは自然な気持ちなのだと思います。仕事として支援をしていても、「誰だって」「私だって」という感情が湧いてくるという話もよく聞きます。


しかし、うつ病の真っただ中にいる当事者ご自身は、頑張ってもできないのです。なんとか起きようと思っても起きられないのです。仕事に行こうと思っても足が動かないのです。
怠けているのではなく、できないのです。たとえば、高熱があって体に痛みがあるときに、起きて仕事に行こうとすることを想像してみてください。起きられるかもしれませんが、とても苦しいと思います。動けるかもしれませんが、とても痛くてつらいと思います。それでも家を出て、会社に向かえば、着くだけでもひどく消耗してしまいます。会社にたどり着けないかもしれません。それでも「怠けずに行くべきだ」と言うでしょうか。
自分だって疲れていたり、今日はちょっとだるいと感じていたりするかもしれません。それでも頑張って会社に行ったら、「**さんは今日具合が悪くて休みだよ」と言われ、自分は頑張って出社したのになと思ってしまう――それは自然なことだと思います。ですが、「**さん、体調かなり悪くてつらいらしいよ」と聞いたら、その人に「自分だって頑張って出社したんだ、あなたは重病でもないのに休むなんて、ずる休みだ」とは言わないと思います。


うつ病の方は、自分を責めてしまいがちです。実は当事者ご自身が一番、「こんな自分はダメだ」「どうしようもない人間だ」と自分を責め、自己否定から自信をなくし、うつ状態の負のスパイラルに陥っているかもしれません。
ご自身や周囲がうつ病を正しく知ることで、より適切な対応ができます。それが心理教育の役割だと思います。


また、最近では、うつ病を発症する前の段階でも、ストレス要因から離れるための休職を勧められることがあります。休職や休学をしてゆっくり回復を図る際も、ストレスを解消しつつ休養する(休養中も趣味などを行い回復につなげる)、といったやり方が採用され始めています。
それも、さぼっているように見える要因のひとつかもしれません。


心理教育は、ご自身や周囲の方々に、うつ病を正しく知ることで対処法を学んでいただくものです。うつ病になられた方や、うつ病になられた家族を心配する方の心理面へのアプローチといえます。
まだうつ病として治療を受ける段階に至っていなかったとしても、自分自身や周囲を責めるのではなく、正しく知ることが大切だということを意識していただければと思います。きっと良い効果につながると思います。


通常、心理教育は病院や病院付属のデイケアなどが行います。
インターネット検索などの情報収集には充分気をつけてください。情報が多すぎて、どれが正しい情報か見極めるのが難しいので、誤った方向に行ってしまうこともあり得ます。信頼できる発信元かどうか確認する、新しい情報かどうか確認する(間違った情報ではなくても、古い情報は今では変わっている可能性があります)、複数の情報源から多角的に情報を得る、といった対策をする必要があると思います。


●支持的精神療法
支持的精神療法とは、当事者の心のつらさや苦しさを聞き、寄り添っていくものです。主治医として診察している医師がそういった方法を採ることもありますし、医師または支援者がカウンセリングとして行う場合もあります。


うつ病だけでなく、精神疾患を抱える方は病気のつらさだけでなく、病気によって引き起こされるさまざまな生活上の悩み・苦しみを抱えていることがあります。そういった困難に寄り添っていくことで、治療の効果が高まるケースも多いものです。医師は忙しく、ひとりひとりに充分な時間を取れないこともあります。そのため、カウンセリングや相談支援を併用する場合もあります。


この「支持的」というやり方は、日頃のコミュニケーションにも活用できる部分があると思います。「支持」するのですから、簡単に言ってしまえば、相手の言うことを否定せず受け止める、批判せず理解しようとする、ということです。家族や友人に悩みやうつ状態、その他つらい状況の方がいらっしゃるときは、できる範囲で実践してみてもよいように思います。


カウンセラーとしてカウンセリングを行うとしたら、もっとさまざまなことを考えることでしょう。それらの全部をやってみようとしても難しいと思います。知識や経験を必要とするものではなく、誰でもできそうな心構えや受け止め方について、簡単にお伝えしたいと思います。


★相手の話をそのままに受け止める
自分とは考えが違っていても、人はそれぞれ性格も価値観も考え方も違うものなので、それは相手の考えとしていったん受け止めます。
ひとりひとり状況も違います。それに対して感じるお気持ちも、感情の強弱も違います。


「こういう人って、こう考えるよね」「こういう家庭環境だとこんなふうになるよね」と決めつけないようにします。
「こんな問題があるときは、こうすればいい」「これに対しては、こうするといいよ」と分類で考えて解決法をアドバイスしないようにします。
「私もこんなことがあったよ」「そういうときって誰でもあるよね」とまとめず、ひとりひとり違うことを意識しておきます。


★共感的理解を試みる
「受容と共感」と言うことがあります。受け入れることと、共感を示すことは重要なことです。
ですが、「共感」には留意事項があると思います。
ひとつは、「分かる分かる」「そうだよねぇ」という「同じ思いを感じる」ことを目指すのではなく、「そんなふうに感じているんだね」「そういう思いや考えなんだね」と理解しようとすることが大切だということです。
カウンセリングではよく、「共感」ではなく「共感的理解」と表現されます。「そうそう!分かる分かる!」ではなく、「あなたが感じていること(あるいは、考えていること)はこういうことなのですね?」「こういうことなのですか?」と理解しようとすることです。「分かる分かる!」は、「私の気持ちがなぜそんなに簡単に分かるのか?」や「分かってないじゃないか」といった反感につながりがちです。
ひとりひとり別の人間ですから、同じような感情を抱いたとしても、実際はひとりひとり少しずつ違うものです。傷ついているときや弱っているときは、その違いのほうに敏感になることがあります。
そのため、「私も同じだよ!」「自分も同じだから分かるよ!」と言う言葉も、「私の苦しみと同じはずがない」とか「同じじゃない!」といった気持ちになりやすいです。また、「私も同じ!」という共感は、その後に「私もこんなことがあってね――」「そのときこうしたら良かったよ――」という自分の話になってしまうことが多くあります。つらい思いを話しているときに、「私もこんなことがあって」と主語が移ってしまっては、話す気持ちも凹んでしまいます。


「同じ思いを感じている」と伝えるのではなく、「あなたの思いを理解しようとしている」ということを伝えるイメージです。


★否定しない
自分とは考え方が違っても、自分の善悪の基準とは違っても、いったんその気持ちを切り離して、相手の話をそのまま受け止めます。
否定されると、相手は話をしたくなくなります。感情を表すのは悩み苦しんでいる人にとって有効なので、相手が内にある思いを思う存分出せるよう、安心して話せる聞き方をしてください。
相手の考えや思いと違う立ち位置の意見を言うときは、「それは違う」とか「普通はこうあるべきじゃない?」という決めつけた言い方でなく、「私はこう思う」というIメッセージで伝えましょう。しかし、まだ相手が落ち着いた状態になっていないときは、自分の意見を言うのは保留にして、安心して話をしてもらえることを優先してください。


★ジャッジしない
まずはあるがままの相手を受け入れるようにし、批判や非難はそっと横に置いておきます。
一般的な価値基準や、自分自身の価値基準から外れていると感じても、最初から反論するのではなく、一度は受け止めます。そして、なぜ相手はそう考えているのかを理解しようと努めます。
法律で定められた犯罪行為でない限り、「それはどうだろう」と思う言動も相手の価値観であったり、思いであったりします。
カウンセリングや行動療法などで少しずつご自身を振り返ったり、掘り下げたりして、自ら変わりたいと思うようになるには時間がかかることもあります。
つらく苦しいときは、助言よりも支えがありがたいときがあるものです。



【To be continued…】
少しずつ状況に慣れてきて、新たな悩みが沸き上がってくると思います。
いつまでもこのままなのだろうか? いつまでこの状態が続くのだろうか? 治るのだろうか?
どんなふうに気遣えばいいのだろう? 本当にそんなにつらいのか?
当人には当人の、周囲には周囲の葛藤や苦しみがあります。
悩みすぎず、自分を追いつめず、日々を過ごしていけますように。



まだ先が長いかもしれないと思うと、ストレスに感じることもあると思います。
それは仕方のないこと、誰でも感じがちなことです。
周囲の方は、自分自身や当事者ご本人に対して否定的な気持ちが浮かんでしまっても、それも自然なことだと受け止めてください。その後で、息を吐いてその気持ちを手放しましょう。
当事者の方は、自分自身に対して否定的な気持ちになったら、今はそういう気持ちになりやすい時期なのだと心でつぶやいてください。その後、深呼吸してその思いを手放しましょう。
肯定できることを考えてください。小さなことでもいいので、できたことを思い起こしてください。
平和な気持ちが少しでも増えていきますように。

First Step:まずしておきたいこと、知っておきたいこと

☆思い立つことあって、しばらく仕事関係のことについて、まとめを書いていこうと思います。このシリーズは日々書いている日記とは別の内容になります。書いた時にUPするので、横入りの記事です。これらの記事については、掲載後1日か2日経ったら、11/1くらいの昔の日付のところに置こうと思います。いずれそれも削除しようと思います。
☆趣味で書いているブログなので好きに書いてます。読まずに飛ばしてくださっても気にしません。
☆このシリーズは、日記とは違う文章スタイルで書いていこうと思います。副業でときどきする文章や電話によるカウンセリング風と書籍風の折衷です。


------------------------------------------------------------
【ここから本文】


自分の身近な人、家族がうつ病になると、「まさか!」と思う方は多いと思います。ましてそれが、ご自身が育て上げたわが子であれば、心配だけでなく、ご本人へのいろいろな思いが湧いてきて混乱しそうになることと思います。「どうしてこうなってしまったのだろう?」「自分が悪かったのではないか?」と自分責める気持ちも湧き上がってくるでしょうし、「甘えているのじゃないかしら」「学校や会社を休んだりするほどつらいものなのかしら」という思いもよぎるでしょう。
ご本人に対して、ご自分がどのように接していけばいいか、途方に暮れてしまうのも自然なことと思います。


とにかく手当たり次第、情報を集めようと考える方もいらっしゃいます。うつ病とはどんなものか、どういう治療がよいか、療養中はどのように過ごすのがよいか、家族はどうやって接したらよいか、などさまざまな情報を得て、できるだけのことをしようと考えます。
ネットや本で情報を集めたほうがいいのではないかと思いながらも、踏み出せないでいるという方もいらっしゃいます。情報過多になりがちな時代、何をどう調べたらいいか分からないという場合もあれば、調べること自体にまだ気持ちが向かないという場合もあるでしょう。


今日は、これらのことについて、お話したいと思います。


●身近な人がうつになったら
まず、最初の大切なステップとして、ご家族の方自身が受容するとよいと思います。
当事者ご本人へのさまざまな思いや気遣いはあるでしょう。しかし、そういった気持ちを「サポート」という形で実現していくためには、まず「サポーター」である周囲の方が強さや健全さを保っておくことが重要です。


身近な人がうつ病と診断されたとき、「まさか!」と思うのは自然なことです。いろいろな思いは湧いてくると思います。


●最初のステップ
「どうしてこうなってしまったのだろう?」
『今』を見てください。今、苦しんでいる家族がいます。今、心配しているご自身がいます。『過去』を一生懸命振り返って原因を探さず、『今』に集中しましょう。
『今』、仕事やプライベートなどの生活にやりづらさや困難さがあるのですよね。だとしたら、それが少しでも減って、つらい思いなく過ごせるようになっていくといいですね。
そのために、『今』できることを、できる範囲でいいので、ひとつひとつしていきませんか。
最初に取り組むのは、過去の原因探しはいったん忘れて、『今』を見ることだと思います。


「本人の心に甘えや弱さがあるのではないか」
「自分の育て方や関わり方が悪かったのではないか」
誰も悪くありません。うつ病は誰でもなり得る病気です。突発的な体の病気になった方がいたとき、本人が悪かったのだと責めたり、自分のせいでこの人は病気になったのだと自分を責めたりするでしょうか。
責めることもあるかもしれません。たとえば生活習慣病のような病気は、本人が節制できなかったとか、家族が用意する食事が適していなかったとか、つい責める気持ちになったりします。ですが、生活習慣病と言われるものも、なりやすい体質の遺伝もあり、本人の責任にして責めることへの疑問もあります。
うつ病も、「こういうタイプの人のほうが発症しやすい傾向にある」という研究はあります。だからといって、すべての人が発症するものでもありません。発症しにくいはずの人がかかることもあります。病気ですから、こればかりは分からないということだと思います。
たまたまなのです。「なぜ自分が」「なぜ家族が」という意味ではつらいことですが、ほかの病気同様、なった今それを考えても良いことがありません。ブラック企業で働いていて、違法な労働条件によって追いつめられたことが発症の原因というようなケースを除いて、原因や責任の所在を追求することはお勧めしません。
いつか症状が緩解して「あんな日々があったね」と落ち着いた気持ちで振り返れるようになったとき、「もしかしたらこういうことも影響していたのかな」とふと思うような時が来るまで、当事者ご本人や自分自身に対する否定的な気持ちはそっと横に置いておきましょう。


自分が忙しくて手一杯なときに、「ちょっとこれを手伝ってほしい」と言われたら、「私も忙しいのに」とストレスに感じる方が多いと思います。そういう状況をイメージしていただくとよいと思います。人を手伝うには、自分に余力が必要です。ご自身の余力はどれだけありますか? 無理をしないようにしましょう。無理をするとストレスが重なり、ご自身が疲れてしまいます。今よりも当事者ご本人への気遣いができなくなり、ご本人もつらくなります。その状況がご家族にはさらなるストレスになります。ネガティブスパイラルに入ってしまいます。
そういう事態を防ぐために、まず今の状況をあるがままに受け止め、ご自身を責めないように考えることが第一歩です。これはとても大切な第一歩だと思います。


今を見ましょう。そして病気は病気として見ましょう。
誰のせいでもないし、誰かに責任があるものでもありません。
今の状況やご自分の思いについて、否定的・批判的に考えず、あるがままに受け入れてみてください。今は自分を癒し、サポート態勢を整えるときです。あなたはそのままでいいし、当事者ご本人もそのままでいい、誰も悪くありません。そこから始めていきましょう。


●何を知っておけばいいか
周囲が支えるためには知識が必要なのではないかと思われることもあるでしょう。
インターネットで検索するだけでたくさんの情報が手に入ります。うつ病に関する本もいろいろ出ています。うつ病というのは、それだけ「よくあること」「一般的なこと」と言えるのかもしれません。
どのようなことにも言えると思いますが、情報収集の際は各自の情報リテラシーが必要になってくると思います。何事につけ情報が溢れています。数多くの情報から自分が必要とする情報を絞り込む力、正しい情報と誤った情報を見定める力、自分に合った情報を見極める力、などが必要となってきます。
知ろうとすることは大切だと思います。ただ、情報が溢れているので、何を知るべきかを判断するのは難しい時代でもあります。自分にはどのような情報が必要か、情報収集前に目的を明確にしておくとよいのではないでしょうか。また、得た情報は複数の情報源で確認していただきたいと思います。いつの情報なのかも大切です(古い情報であれば最新の情報も併せてチェック)。中には反対のことを言っている情報もあるでしょうし、そもそも情報量が多すぎて混乱してしまうという場合もあるでしょう。全部は覚えることも実践することも困難ですから、その中から自分に合った情報をピックアップする必要もあると思われます。、


情報収集をする気持ちになれないときは、無理にしないほうがよいかもしれません。今はまだ、そのような作業をする段階ではないのかもしれないからです。ショック状態から覚めきっていなかったり、日々に追われてそこまで考えられなかったり、疲れていたりするかもしれません。
やらなければと考えて負担を感じるより、自然なお気持ちに任せるのもよいと思います。
「でも、最低限のことは知っておかないと、対応を間違ってしまうのでは?」という心配が浮かんでくるかもしれません。そのときお勧めなのは、厚生労働省などが公開しているページです。大変端的に、最低限必要なことが書かれています。厚生労働省がこころに関する情報を分かりやすくまとめた「こころの耳」というサイトがあります。ですが、こころに関するさまざまなことが書かれていますので、「今はとりあえず必要最低限のことだけ」というときは、「厚生労働省 うつ病 家族」や「こころの耳 うつ病 家族」などで検索して、「ご家族にできること」など必要なページだけ見てみましょう。いずれ知りたいことが増えたら、また見ればいいのです。
各地の精神保健福祉センターや保健所が情報提供しているページや、医師や病院が解説しているページ、カウンセラーが書いているページ、などいろいろあります。ですが、まだ詳しく調べる気になれないというときは、とりあえず信頼でき、最小限にまとめて書いてあるページを見てはいかがでしょう。
まだそこまでできない、というお気持ちも大切にしてあげてください。


情報を集めないとしても、これだけは知っておいたほうがよいと思う家族の対応はあります。
「原因を探さない」――さきほどから書いていたことです。
「励まさないこと」――「頑張って」とか「私たちも応援してるから」といった励ましを伝えたくなりますが、心が弱っている状態のご本人には普段以上の大きな負担となる可能性が高いです。
「無理せず、普段通りにする」――なんとか励まそう、癒してあげよう、と特別なことをすると、ご本人の負担になることがあります。特別何かをするのではなく、自然に生活するとよいと思います。ですが、心が健康なときは普通にできたことも、心が疲れきっている今は楽しめなかったり、つらく感じてしまったりします。心が健康だったときよりは、少しゆるやかに許容するとよいでしょう。一日中眠っていても、回復のために眠りが必要なのかもしれません。生産的なことをしていないように見えても、今はそういう時間が必要なのかもしれません。心や体は分かっているので、治癒の方向に向かうために自然にそうしているのだと捉えてみてはいかがでしょうか。



最初のステップは、気持ちが動揺や混乱を感じている中で進んでいくので、戸惑いも多いと思います。
今日が昨日より少しでも落ち着いた日であったことを願っています。
そして、明日は今日よりひとつでも明るい気持ちになることがありますように。

ゼロSTEP:自己紹介がてら

☆しばらく仕事関係のことについて、書いていこうと思います。このシリーズは日々書いている日記とは別の内容になります。これらの記事については、掲載後1日か2日経ったら、10月くらいの昔の日付のところに置こうと思います。しばらくしたら、それも削除しようと思います。
☆このシリーズは、日記とは違う文章スタイルで書いていこうと思います。
------------------------------------------------------------


見ているブログの人が書いていることに何か言えることはあるかな、と思ったりしたけど、見ているだけで交流はない仲(?)なので。


万一どこかにこのブログをずっと見てる人がいたら察しているかもしれないけれど、わたしは障害をお持ちの方の支援をする仕事をしている。「障害者」というと重い響きに感じるとしたら、そんなことはない。同じ人間、同じ日本人だもの。困難は抱えていても、軽い困難の人も大変な困難な人もいる。その間のいろんな生活しづらさの段階ががある。等級っていうのは一応区切りをつけなきゃいけないので、こうだったら3級とかあるけど、人それぞれ。わたしにストレスや生きづらさがあっても、程度がそんなに大きくないから障害とは認めてもらえない、でももう少しつらくなったら認められるのかも。という感覚。健常者と障害者にはっきりと区別をつけるのは、サポートするためであって分類や差別化をするためじゃない。


車椅子とか、聞こえない人や難聴の人もいるし、精神障害の人、発達障害の人、高次脳機能障害の人とかいる。
障害っていうのは、それによって生活に困難やしづらさがある場合に使う言葉で、発達障害があっても生活に困難を感じなければ障害ではないという考え方もある。


精神障害では、わたしがいるところに来る方だと、うつ病、統合失調症が数としては多いかな。でも、他にもあまり聞くことがないような名称のものもある。


うつ病が精神障害ということではなくて、うつ病は疾患。もしかしたら、違う名称かもしれない。適応障害とか、急性ストレス障害とか、いろいろ名称はあるから。うつ病が治っても、そのことでストレスへの対応力が減ってしまって、健常な人よりダメージを受けやすいから、それを配慮してもらいながら仕事や生活をしようかな、と思って精神障害者保健福祉手帳を申請して認定されたら障害者としてのさまざまな保護を受けられる。手帳を取らずに普通に生活する人もいる。


わたしのいるところは、介護とか福祉とはちょっと違うのだけれど、精神保健福祉士という資格を(会社の要請ではなく勝手に)勉強して取った。そのあと、キャリアコンサルタントというのを取った。実はキャリアコンサルタントって、心理系の職とされているので。心理系の資格が欲しかったのだ。それをもとにカウンセリングというものをしてみたかったから。たまに副業で行う。少し頑張ってやっていたら、消耗してしまったので、たまににした。自己研鑽と社会貢献という理由で認めてもらっている。


わたし自身も6月頃メンタルクリニックに行った。休職を勧められた。たまたましなかっただけ。


えっと。何が言いたいかというと、


話したいことあったら聞きますよ。
つらいときあったら言ってくださいね。


という気持ちだけでも伝えておこうと思ったということ。


この記事はしばらくしたら削除しますね。