2024.04.08-04.10|月火水:週前半の家飲みと店飲み
月曜、桜がまだ咲いていて、綺麗だった。
家着として使う安い衣料品を買いたくて、安いことで有名な衣料品店のために途中下車。結果として、それほど安くないと分かった。このチェーン店は脱皮し、今ではリーズナブルファッションブランドとしての価値を目指しているようだ。
しかし、普段行かない駅の普段行かないショッピングビルに行ったおかげで、発見があった。見かけたことのない「富士山」と書かれた缶ビールを買うことができたのだ。これ、アサヒなんだなぁ。
〈富士山〉は全面も裏面も浮世絵デザインで面白かった。UNTAPPDに投稿する際は裏表の缶写真を使った。それを意図して2缶買って持ち帰ったのだ――そんなことに執着して労力を使うのはバカバカしいとも言えるが、趣味だからそれも楽しいとも言える。
月曜に飲んだビールはこれだけ。
ビールは〈富士山〉だけだが、実は缶のサワーも買って飲んでいる。
〈じゃばらサワー〉と書かれた商品で、『J-CRAFT』「ことりっぷ」「和歌山」「和歌山県北山村産じゃばらの果汁使用」という文字が書かれている。そして、山々に囲まれた川のようなイラストが添えられている。
もうひとつは〈茉莉花(まつりか)〉と書かれていて、SUNTORYだそうだ。「香るジャスミン茶のお酒」と書かれているので、ジャスミンのことを茉莉花と言うんだね。
こういった、フルーツや花を冠したお酒はつい手が出てしまう。ビールでもそうなんだよな。
火曜、通院。
リハビリではなく、手術後の診察で大学病院に行ったので、時間がかかった。午前中の休みを取っての通院だったので、ついにランチで食べたかった〈坂東豚のかつ丼〉を注文することができた。(前回はまだ手が危なげだったので、親子丼にしたのだ。)
そんな一日の終わりには、『Orion 75(なご)BEER』のケルシュスタイルと、『SAPPORO』〈黒ラベル BREW〉を。
水曜、店飲み。
「手の包帯」というのを薬局で買って使っていた。割とすぐほつれて来たりするのでいくつも買っていた。傷ケアテープを小さく切って貼り、それを手の包帯をすることで固定していた。
手の包帯は、周囲に自分がちょっと弱い部分があると知らせることにもなるようで、その意味でも有用だった。激混みの電車や駅構内、行列のコーヒーショップなどで、わずかながら人が避けてくれる。
しかし、手の包帯は白いので、ビールグラスを持つと汚れそうで困る。
店によるが、グラスが濡れていることは結構多い。上からこぼれたビールのべたつきらしいものも若干あったりして、素手で持つときも「携帯触れない」と思ったりするのだが、包帯が汚れるのは実害が大きい。
『オラホビール OH!LA!HO BEER』〈キャプテンクロウ〉を注文してみた。
缶はスーパーでもよく見かけるので、何度か飲んだことがある。生で見かけたことはなかったので、飲んでみることにした。
UNTAPPDへの投稿を「Draft」にしてやってみたかったという気持ちも、ちょっとばかりあった。
そんなバカな理由を思いついてよかった。とてもおいしく感じたのだ。
それまでのUNTAPPD Ratingを0.25上げた。
わたしには正しい知識としては分からない。
・生と缶ではやはり違うのかもしれない
・醸造法は同じでも樽生で提供されるときと缶に詰めたものを飲むときとでは、保存方法なのか詰め方なのか缶の味が移るとかなのか、何かが違うのかもしれない
・香りがいいように感じる
自分なりに考えてみたけれど、思いつかなかった。
後日、この体験談を話したら、いつもの酒屋のお兄さんはひとつの例として、「缶は提供されるまでの環境がよくない場合もある」と教えてくれた。
「スーパーなんかだと、要冷蔵ビールでも商品として並べるまでは室温のままで置いてあったりするんですよ。たまに酒屋でもそういうところがあったりして驚くんですけど、暑い日の当たるところに置かれていたりとか」
お兄さんに「じゃ、酒屋さんだったら信頼できると思うところから買うとか、スーパーだったら諦めてとりあえず買うとか、そう考えておいたほうがいいんですね」とわたしは答えた。
なるほど、と思った。
実は前にちょっと感じたことはあった。スーパーで冷蔵ケース内に入っているのと同じビールが、隣の棚に常温で置かれているところもある。
また、今はなくなってしまったが、いつもの酒屋とは反対方向に行ったところで安いワインを何度か買っていた。その酒屋さんでは、リーズナブルワインは外の軒先下に並べられていた。暑い夏の日、体内の血液まで温度が上がっているように感じる中で、外のワインが夕日に照らされていた。これ、売れるまで毎日こうして照らされているんだよなぁ、と思ったことがある。
なるほどねぇ。
そう思ったのは後日の話。このときはまだ分からず、「缶より生はおいしいってことなのかしら?」などと考えていた。
もうひとつ飲んだのは、『立飛(たちひ)麦酒醸造所』〈ブラックエンジェル〉。
立飛ブルワリーは東京都立川市にある。行ってみたいが、行ったことがない。同じ東京都内にあるのだから、行こうと思えば行けるのだが。
このブラックエンジェルという黒いビールは、ひと口飲んで「あれ、おいしい」と思い、最後まで飲んで「やはり、おいしい」と思った。なので、Ratingは4.00だ。わたしの「おいしい」と「すごくおいしい」の境界線。(4.00をつけたら「すごくおいしい」となる。Ratingは5点満点で、無料会員は0.25刻み。)
飲んでよかった。また飲みたい。あるうちに、また来られるといいな。
ごちそうさまでした。
週の前半が終わり、あと2日で週末が来る。
ふぅ。
