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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.04.11|木曜:Two Fingers、WCBを飲み比べに


ソーシャルメディアで『Two Fingers』のポストを見て、『West Coast Brewing』の2種類のバーレイワインがつながったと知り、どうしても飲んでみたくて行ってみることにした。
急な話の上、誘う相手もいないので、ひとりで出かけていった。


赤ワイン樽とウィスキー樽で熟成させたバーレイワインだそうだ。飲み比べられるなんて、すごい!!


退社後すぐに向かったが、近くはないので時間がかかる。
席がなくなっていたらどうしよう。膝の弱っている中高年なのでつらいなぁ。


お店に着き、無事にカウンターの椅子を確保することができた。ほっ。


あまりあれこれ飲む気はない。酔い過ぎてしまうに違いない。しかし、いきなり最初からバーレイワインにするのもどうかと思う。何かサクッと飲めそうなビールを小さいグラスで注文しよう。


そう思って眺めていたら、4番はしばらく前からTwo FingersのXで語られていた、Two Fingersが仕込んだビールじゃない?
〈FUSION PORT〉という名前らしい。
Two Fingersのビールを仕込みに、BLACKTIDE BREWINGに行ってくるからお店を休みます、とか、仕込んできました 仕上がりが楽しみ、といったポストを見ていた。あれか!


これを飲まないわけにいかない。
また、これは大きいサイズで飲まなければ。このお店のビールなのだもの、ご祝儀だ。
「このお店のビールですよね」と言いながら注文。


UNTAPPDに投稿しようとしたら、『BLACKTIDE BREWING』のビールとして載っていた。それはそれで合っているのだろうけれど、『Two Fingers』のビールとして投稿したいなぁ。だって、今目の前にいるステフとナオさんが造ったビールなのだもの。
もう自分でビールをクリエイトするのもずいぶん慣れたので、クリエイトすることにした。ただ、Two Fingersはお店であり、ブルワリーの一覧に出て来ないので、ちょっと戸惑った。どうやったかもう忘れたが、そこのところもクリエイトした。やり方がよく分からないんだよねぇ――ビールをクリエイトするのも最初のうちはずいぶん迷い、できないことも多かった。マニュアルがなく、何がいけなくてクリエイトできないのか分からなかったから。


ABVは書いてあるので分かったけれど、IBUが分からなかったのでステフに聞いてみた。いろいろ探してくれたけど見つからず、待ちきれなくなって無しにしておくことにした。
もうクリエイトしちゃったからいいですよ、すみませんお手間をかけて、と謝ると、黒板メニューのブルワリー名のところを「Two Fingers」と変えてくれた。なんだか嬉しかった。
クリエイトしたビールにチェックインしたら、「新しいビールを木曜に飲んだら出るバッジ」、ニューブリューサーズデーが出てきた。


ナオさんは、飽きずにいくらでも飲めるビールを作ったと言ってた。爽やかで、確かにいくらでも飲める。毎日来て飲んでもおいしいビールを目指したそうだ。
なるほどと思った。毎日そこにあるビールだったら、慣れてしまって「何回も飲んだしなぁ、今日は飲んだことのないものを飲むか」と思うことも多い。でもこのビールなら、今日みたいな「最初の一杯は何か気負わず飲めるものを」という時にもいいな。


まだ金曜日だし、長居せずに帰ろうと思っていたので、4番の後はもうバーレイワインに行くことにした。


両方いっぺんにいただいて、飲み比べてみることにする。
ステフは「やっぱり、これを飲みに来たんですね!」と言う。そうですとも!!


うまい。


まさにこれを飲みに来た。
ワイン樽とウイスキー樽! どっちもおいしい!!


確かに違うけれど、同じビールでもあるし、熟成もされていて、どっちがどっちか分からなくなった。
ナオさんに聞いてみたら、「香りで分かる」と言う。うーん、それが難しいんですよ、わたしは鼻が弱いのか、脳の認識機能が低いのか、結び付ける認知機能が低いのか。
「向かって左がワイン、右がウィスキー」と教えてもらい、心して飲んでみる。ワインの方が少し酸味を感じる。この酸味で見分ければいいのかな。


どっちも好きで決められない。


少し何か食べよう。
MENUを見て、〈ナオのポテトサラダ〉と〈オーストラリア風のカラマリのフライ アイオリソース添え〉をいただくことにした。
カラマリとはフライ調理されたイカ料理のことらしい。


時間をかけてゆっくり飲みながらいただいた。


この店、すごいなー。お子さんがいっぱい。家族みんなで楽しめるし、家族じゃなくても家族みたい。
大人と子供が一緒にやって来ると、ナオさんが「今日はこれこれでいい?」と何か料理を作って出している。


だんだん、さらに賑やかになってきた。お子さん率高いな!
テイクアウトでごはん的なものを持って帰るお子さんも。
ナオさんは調理に大忙し。ビール営業はステフ9割ナオさん1割くらいになってきた。どういう状況だったか忘れたが、「ダメダメダメダメ。お箸持ってくんね。食べちゃお」と小学低学年かなぁという感じのお子さんに食べさせてるナオさん。
隣では、(たぶん)ご自身のお子さんや知り合いのお子さん(?)に何か厳しく答えてる女性。


男性がやってきた。聞こえてきた会話2フレーズくらい。
「今日、こども食堂で。子供たちが食べてるんで」
あ、そうだったの! だから子供率、高かったのね。なるほど!
このさらにだいぶ後に隣に座った女性が、「木曜はいつもこども食堂だから」と言っていた。すごいなぁ。地域に密着したお店なのだなと思った。


さて、わたしは味わいながらバーレイワインをかわるがわる飲んでいる。とはいえ、やはりワイン樽を先に飲み終わり、ウイスキー樽に移る。
とにかくどっちもおいしいけど、順番考えるとワイン→ウイスキーだもんね。


飲み終わりかけ、迷う。どうしよう。この樽がつながっているうちにもう一度飲みに来ることはあるまい。
もう1杯ずつ飲もうかな。まだカラマリが残っているし。


もう一度、2種のバーレイワインを注文。
ゆっくり飲み、味わい尽くそうとする。
しばらく経って、〈ジャンボサイズ餃子〉もお願いした。


もうすぐ飲み終わるという頃、樽が切れて新たなスタウトが繋がった。スタウト好きのステフが、樽を繋いだ後のテイスティングで「これはおいしい」と言っているので、気になり始めてしまった。
結局、飲んで帰ることにした。もうお子さんたちはだいぶいなくなり、夜も更けていた。
注いでもらうと、ゆっくりと上にきめ細かい泡が立っていき、最初はコーヒー牛乳のような色合いだったのが、だんだんと美しい黒になった。


素晴らしくおいしい。
しかし、驚いたのはその後だった。


ステフは自分で少し注いで飲んでいたが、「これ、違うグラスで飲んだら違う味になるかも」と薄い小さなグラスを出した。テイスティング用は厚めの小さいグラスだった。
「全然違う!!」
へぇ、そういうものなのか、と驚いて目を丸くしているわたしに、ステフは味見してみるかと言って分厚いテイスティンググラスと薄いグラスに少しずつ注いでくれた。ありがとうございます!!


飲んでみると――全然違う!!!
そういうものなのか。今までグラスでそこまでの違いを感じたことはなかった。衝撃だった。
状態のよい樽生のビールだったからなおさら敏感に感じることができたのだと思う。いつもできるだけ最上の状態でわたしたちに飲まようとしてくれるお店だ。
WCBのバーレイワインを2種飲み比べることができたのは、この日の素晴らしい喜びだったが、グラスによるおいしさの違いを知ることができたのも特筆すべきことだった。たぶん、味とか単純な話じゃないのだろうな。味も香りも温度感も、いろいろなものが少しずつ微妙に違って、まるで違う味に感じたのかもしれない。
『Faction Brewing』の〈Imperial Stout〉がわたしのいる間に偶然つながってくれたことで、貴重な体験ができた。


このビールをUNTAPPDに投稿したら、ロシアンインペリアルスタウトのバッジが出た。そんなバッジがあったのか。


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Imperial Czar


Ordinally Created and brewed for Russian Emperor Peter the Great, the Russian Imperial Stout has a history as rich as it’s roasty, hoppy flavor. That’s 5 different beers with the style of Russian Imperial Stout! Try 5 more for Level 2!


ロシア皇帝ピョートル大帝のために作られ、醸造されたロシアン インペリアル スタウトは、ローストしたホップの風味と同じくらい豊かな歴史を持っています。ロシアン インペリアル スタウトのスタイルのビールが 5 種類あります。レベル 2 ではさらに 5 種類を試してみましょう。(Google翻訳)
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ごちそうさまでした。飲みやすさを考えて造ったこのお店のビール、WCBの2種のバーレイワイン、こども食堂、素晴らしいインペリアルスタウト、グラスによる感じ方の違い、ロシアンインペリアルスタウトのバッジ、いろいろな初体験をありがとう。
 さて、ちゃんと帰れるかな。おやすみなさい。


この日のビール一覧:
Fusion Port
Blacktide / Two Fingers
NZ Pilsner 8.5%
NZのホップ


Red Wine Barley Wine
West Coast Brewing
Triple Barrel BA Wine Single Cask 10.5%
赤ワイン樽 2021年で造られた樽限定


Red Wine Barley Wine
West Coast Brewing
Triple Barrel BA Whisky Single Cask 10.5%
ウィスキー樽 2021年で造られた樽限定


Imperial Stout
Faction Brewing
Stout – Russian Imperial

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