Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.04.13|週末:コミュニティデーだし、試飲会へ


歩いて、花びらを撒いてお花を咲かせ、キノコがあったら倒しに行かせて、世界を花いっぱいにするゲームをやっている。親友だったビアパートナーがやっているのを見て、可愛いなと思って始めたゲーム。のんきなゲームだというところがいい。
ビアパートナーが近くにいた頃は、コロナ禍でなかなかいろいろな人と出歩けない時代だったので、よく週末に飲んでいた。店が閉まっている時期も長かったし、そのために醸造も減っていて開いていてもビールが少なかったりするから、家飲みも多かった。店に行くならはしごしたり観光もしたりするし、1日がかりで歩き回ることになる。家飲みなら、会場に着くまで散歩がてら回り道をしたり、飲むのに飽きたら近場に散歩に行ったりして、歩数が稼げた。ピクミンブルームは歩くゲームなのだ。
月に1回コミュニティデーがあり、1日のうちに1万歩歩かなければならないが、それも楽に達成できていた。
今はひとりなので、強い意志で行こうと思わなければ出歩かない。わたしは生来、無精なのだ。


いつもの酒屋の試飲会とコミュニティデーが重なってくれると、「いつもの酒屋まで(電車に乗らずに)歩いて行こう」と目標ができるので有難い。足りない分は、回り道をしたりして稼ぐ。
ただ、重ならない時が多いので、困ったものだ。どちらも第2か第3の土日なのだが、うまく重ならずズレる。


今回は重なってくれたので、よかった。4月のコミュニティデーなので、気候も良い。暑すぎず、日射しも強すぎないのが有難い。


この日の試飲ラインナップ
①松本ブルワリー(長野県):Traditional Bitter
②松本ブルワリー(長野県):Awesome! Pale Ale
③サンクトガーレン(神奈川県):湘南ゴールド
④うしとらブルワリー(栃木県):大人の缶ビール(これは樽生)
⑤RISE&WIN BREWING(徳島県):MORNING SUMMER
⑥奈良醸造(奈良県):UNDER WATER


試飲会用のビール資料の説明文は、酒屋のお兄さんが書いているものではなく、ブルワリーの公式なビール説明なのではないかと思う。


①と②は2022年の松本ビアドライブでも飲んだり買って帰ったりした。この酒屋でもよく見かけるビールなので、自分初ではない。『松本ブルワリー』のビールは買いやすい価格で有難い。ボトルは持ち帰るのが厄介なので、その点困るけれど、ビール全体に言えることだがボトルの方がリーズナブル価格になるようだ。
③はさらに前、2021年に職場の知り合いに誘っていただき、『センチュリーハイアット東京』(現『ハイアットリージェンシー東京』)で、クラフトビールと料理を楽しめるコースに行ったときに飲んだ。おいしくて、何本も買い込んだ。湘南ゴールドはフルーツとしておいしいので、ビールになってもやっぱりおいしいなぁ。
④大人の缶ビールは、ビアパートナーと渋谷の『うしとらスタンド』に行ったときに見かけて、缶を買って帰って飲んだ思い出がある。


さて。
⑤はたぶん、飲んだことがない。「KAMIKATZ」と書かれたボトルを(たぶん湘南のパンケーキのお店でビアパートナーと)飲んだことがあるように思うのだが、この〈モーニングサマー〉ではなかった。
説明を見てみよう。
________________________________________
爽やかな夏の日差しをイメージしたニューイングランドIPA。トロピカルなホップと爽やかな柚香(ゆこう)の香りをブレンドし、蜂蜜のような甘みと、柑橘感たっぷりのジューシーな仕上がり。KAMIKATZ BEERの一番人気! ジューシーな柑橘感とトロピカルなホップ感全開!!
________________________________________


大変おいしく感じ、好みのビールだった。もともと柑橘の香りや味が好きなので、柑橘系のフルーツビールは好き。このビールはフルーツビールではない(と思う)けれど、柑橘の香りもよく、トロピカル感やジューシー感があり、好きなタイプのビールだ。
その後、このビールがショーケースにある間、何度か買って飲んだ(同じ系統の湘南ゴールドと一緒に買うことが多かった)。お値段も手頃だったのだ。


RISE&WIN BREWINGというブルワリーだが、いつも「KAMIKATZ」と大きく書かれているラベル。何だろう?と思いながら、無精なので調べたことがなかった。
こうして改めて整理しようとすると、検索したりするので記録って良いことだ。
このブルワリーは徳島県中部の山岳地帯に位置する上勝(かみかつ)町にあるのだそうだ。「上勝町は四国でもっとも人口の少ない町(1398人2023年11月現在)として知られる一方、2023年に自治体として日本で初めて『ゼロ・ウェイスト宣言』を行ったことで世界から注目を集めています。」とのこと。


なるほど。上勝町のブルワリーだからKAMIKATZ。町やゼロ・ウェイスト宣言への誇りから大きくロゴを掲げている。そしてラベルには「ZERO WASTE ORGANIC LIFE」とデザインされている。
ついでに、「柚香」って柚子の香りのこと?と思っていたが、「柚香(ゆこう)」という上勝町特産の柑橘だそうだ。


飲んでみたいというだけで飲み、おいしく飲んだかどうか・好みだったかどうかだけがすべての一般ドリンカーなので、何も考えずに飲んでいた。まぁ、それはそれで悪いことではないのだが、今この瞬間、自分を振り返っている。
「「何もない」を楽しむ」と表現された、RISE & WINのガーデンでの貸し切りグランピング体験や、HOTEL WHYという山小屋のようなお部屋だというホテルの写真に惹かれた。


東京にも赤羽橋にタップルームがあると知ったが、果たしていつか行けるかな。写真を見るとひとり飲みで行く感じには見えなかったので、一緒に行く相手が欲しい。


ラスト。
⑥も飲んだことがない。
『奈良醸造』の〈UNDER WATER〉。これも変わったビールらしい。
________________________________________
奈良県御所(ごせ)市にある酒造・油長(ゆちょう)酒造とのコラボレーションビール。2024年は、油長酒造で使用されている仕込み水と清酒酵母に加え、新たに“そやし水”を使用し醸造。ヨーグルトのような香りのそやし水により、酒質に新たな奥行きが加わっています。熟したリンゴ、イチゴ、シャルドネなどを思わせる香りに、清酒酵母で醸した果汁の繊細な香りとドライな飲み口を楽しめます。
________________________________________
“そやし水”とは、乳酸発酵によって出来上がる酸性水のこと。酸性であるそやし水を用いることで、発酵を邪魔する雑菌がいなくなり、清酒酵母が活動しやすい環境がつくられます。この技法は室町時代中期に見出された日本酒造りの技法で、油長酒造ではこの技法と現代の醸造技術とを融合させたお酒造りをされています。(奈良醸造のページより)
________________________________________


このビールについて、UNTAPPDへの投稿を忘れていたようだ。どういう感想を抱いたかあまり覚えていないし、Ratingをしていないのでどのくらい好みだったかさえ分からない。
おぼろげな記憶で、「酸味やヨーグルトのような香りというのは気になるほど強く感じず、フルーティーさがあってなかなかいいな」と思った気がする。(「酸味」「日本酒」というワードに若干敏感に反応するので、おぼろげながらとはいえ覚えていたのだと思う。)


試飲がすべて終わり、最後の角打ち生1杯は、〈大人の缶ビール〉だった。お兄さんはこの頃にはすっかり、その日の角打ち生を試飲の1種に加えるようになっていた。
缶は開けてしまうと封印ができず、ボトルのビールしか試飲には出せない。生を飲むかどうかの判断にも役立つし、その日の生を少し入れてくれるのが定番となっていた。生で角打ちがあるビールは、缶やボトルが並んでいることがほとんどだ。「試しておいしかったら買ってね」が角打ちの意味のひとつだもの、当然だが。個人的なわがままとして、どうせ絶対角打ちは飲むから、試飲は他のものを入れてほしいなぁ、と思う――あくまで、わがまま。聞き入れてもらおうというのでもないし、お兄さんに言ったこともない。


この酒屋もすっかり行きつけとなり、何かにつけて立ち寄ってショーケースを覗くようになった。クラフトビールとしては手頃なお値段のビールが入っていると、つい購入してしまう。その日のうちに飲めなくても、わたし専用の小さなビール冷蔵庫に入れておき、日々の晩酌ビールに飲む。
そうすると、試飲会に行ってみると「あ、飲んだことのあるビールばかりだな」ということが多くなる。それでも、何か面白いビールが出ているかもしれないし、1種は樽生がつながっているので試飲会に行きたいと思う。しかし、最近は試飲会の日につながっている生が試飲6種のうちの1種として入っているので、気持ちが微妙になる。
そういうわけで、ビールを求める気持ちは前ほど強くなくなったので、どうしようかと迷うことが多くなった。
コミュニティデーが重なると、いい目標になるから行こうと思う。重なってくれると一石二鳥で有難い。


1万歩を達成し、4月のコミュニティデーではスイートピーバッジがわたしのコレクションに加わった。


お疲れさま。
今日もごちそうさま。

×

非ログインユーザーとして返信する