Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:主に周回遅れのビール日記(順不同)+ 日々の日記的なこと

2024.02.03-02.06|再会の旅⑥ ラスト、さらにハプニングの帰路

すいちゃん


後で話したら、ビアパートナー シキさんは言うのだ。「もしかして、残っていたビール、全部飲んだ?」
うーん、そうかもしれないけど…… そんなこと、関係ないもん。


いや、たぶん、関係あるのだとは思うが。


電車に揺られていて、ハッと気づいたら、なんだか車窓の外が真っ暗だ。
もともと知らない土地だが、全然違うところを走っている気がする。新幹線乗り場に向かっているとは思えない闇が窓の外に広がっている。
「何これ!? どこここ!?」


恐怖に駆られて、隣に座っていた女性に聞いてみた。
「すみません。この電車はどこに向かっているのでしょうか?」
「**です」
は?! え!?


恐怖が全身を覆った。どういうこと!? なぜそんな電車に乗っているの!?
これが普段の自分の行動範囲なら「乗り過ごした?!」と思うところだが、そういう電車なのかどうかも分からない。


どうしよう。どうしよう。どうしたらいい?
次の駅までに冷静に考えるのだ。このまま**まで行ったとしたら? どうしようもない! どんなところかも分からない。「次のターミナル駅まで行った方がいいのではないか」という考えは捨てるのだ。
だとしたら? 次の駅で降りて、上り電車を待つか、タクシーを呼ぶか(呼べるなら)だ。


停車したので、急いで降りる。ああ、ここで野宿することになったらどうしよう? と降りた瞬間思う。
辺りを見回すと、無人駅っぽいその駅の壁にタクシー会社の電話番号の掲示があった。電話してみる。すぐ来てくれると言う。とりあえず、タクシーに乗って、都市部まで戻ろう。


着いたタクシーに乗り込み、「岡山駅までお願いします!」と言う。でも、料金って、どれくらいなんだろう? だが、聞いても仕方ない、戻るしかないんだもの。
帰り着けない時間になっているかも、と思い、タクシーの中でホテルに電話。ケガをしたとき、大変お世話になったホテル。当日ですけど、今日の予約できますか? よし! 会社には明日連絡するしかない。とりあえず野宿は避けられた。
しかし、タクシーの運転手さんが頑張ってくれて、どうやらその日のうちに帰り着ける新幹線に乗れそうだった。またしてもホテルに電話し、予約のキャンセルをしてもらう。


タクシーの運転手さんも、後から話した時のシキさんも、「そりゃ、岡山駅で違う電車に乗ったんだなぁ」と言うけれど、わたしにとっては「そんなはずない。だって、新幹線に乗るつもりでいるのに在来線に乗るはずない」と思う。
東京近郊はたくさんの路線乗り入れがある。そういう感覚のわたしは、「乗っていたら違う路線になることはよくある」と思っている。でも地元の人からしたら、「そんな路線ない」と思っている。


とにかく、タクシーの中で当日のホテルの予約とキャンセルをし、新幹線の予約をした。ああ、スマホ様様、ありがとう。機種変更ができていなくて、携帯がないままだったら、どうしていいか分からず、何もできなかったろう。ありがとう!!
無事に駅に着き、新幹線に乗り込むことができた。いつもより遅い電車だが、東京駅に着いてからちゃんと自宅最寄り駅までたどり着ける時刻だ。
ああ、よかった。ここまで遅くても東京にわたしの終電前に着くんだね。ありがとうございます。


駅では、アプリから予約した電車、そして事前に予約していたのを取り消した電車について、大慌てで改札付近に立っていた駅員さんに聞いた。駅員さんは的確に答えてくれた。「じゃ、わたしはこの電車に乗ればいいんですね!? **番線ですね!?」「急いで行ってもらって、もうすぐ来ますから」「はい!」


「最後にまだ呪いがあった」と、後日シキさんに話したら、「もしかして残ってたビール全部飲んだ?」と言われた。飲もうが飲むまいが関係ない、呪いは呪いなのだ。でも、最後の最後に呪いをはねのけた。ちゃんと帰り着くことができた。


――そして、病院に行くことができた。例の手のケガのだ。


最寄り駅に帰り着いた時、不在の間に降ったらしい雪はほとんど姿を消していた。
ああ、無事にたどり着いてよかった。


まさに「たどりついた」という気持ちだった。


家に着いて荷物を置き、夫にケガのことを報告し、その後真っ先にしたのはLINEの引継ぎだった。
パソコンを起動して、LINEを開く。そして、携帯側からもう一度操作してみると、「今送った番号を入力」的なものは、パソコンにも送られていたと確認できた。無事にLINEも復活。


目に入ったのは、ゴッチンさんの「そっち大雪だったそうですね。大丈夫ですか?」というメッセージ。
ああ、つながった……。
「濡れた歩道でころんでけがをしてしまいました」と送った。


ああ、本当に、楽しかったけど、ハプニング満載の旅だった。祝福されていると同時に呪われている旅路だった。お疲れさま、自分。お疲れさま、関係者各位。


ひと息ついて、夫に説明した。というか、ものすごい固定具合を見れば、説明以上に驚くけど。
明日は病院に行かなきゃ。


End.

×

非ログインユーザーとして返信する