クラフトビール祭り②/⑨
誰かから聞いたんだと思う。
ここにこんなブルワリーがあるってこと。
ブルワリーの名前だけメモしてあって、ある日「これなんだ?」と気づいた。
それで、行ってみた。
マイクロブルワリーで、ここで作ったビールを試飲させてくれるらしい。
お店というわけではなくて、テイスティングルーム。他でもそういうとこあるよね。
材木店の倉庫にブルワリーがあるという変わったところ。
開始時間ぴったり(より少し前)に着く。
ここがブルワリーかー。
そしてドアはこの奥なんだー。
ノックして、伺ってみる。「今日テイスティングできる生ビールはどんなものがありますか」
生はこの日は1種類だった。
遠くから行った自分としては少ない。
でももっと自宅から行きやすいところにあったら、気軽に行くかも。何回でも行って、そのたびに違うのを飲めばいいもんね。
ボトルビールを買うのは平日も休日もできる。
テイスティングは土日(だったかな、土曜だったかな)
時間を過ぎて、ブルワリーのお兄さんがボトルビールの見本と本日のテイスティングラインナップを表に出す。
まず、生で飲めるのははずせない。
それ以外に飲んでみたいものをボトルでもいいから飲もう。
生ビール。
おいしかった。
さわやかなビールだった。
ボトルは4種試すことにする。
持ち帰るのは、まだ朝いちばんでそのあとの予定もあったので、難しい。
ここで飲ませていただくことにする。
うーん、作り立てをその場で飲むと酔いがまわるのかなぁ。
書かれているアルコール度数は高いわけじゃないんだけど、ほんわりふわーんとしてくる。
そっけないくらいの倉庫で、少しずつ作りたいビールを作っているんだなぁ。
おいしいなぁ。
で、酔いが回るのが早い。
帰るときにはふんわりしてた。
お店で見かける日がくるかな。
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好きなことをして生きるのが、今は当たり前になっている。
20年くらい昔の「好きなことをして生きる」は、もう少し規模が大きかったように思う。
さらにその前の「好きなことをして生きる」は、組織に所属しなくても自己実現をするという(少なくとも生活はもちろんちゃんとしっかりできる程度の稼ぎがある)、そんな感じだったように思う。
今はすべてが多様化している。
趣味も、人の嗜好も、物事のジャンル、サブジャンルも。
人の興味が分散するから、大成功も難しくなっている。
誰でも見る、誰でも食べる、誰でも憧れる、みたいなものはない。
だから、そんな時だから、自分の小さな「人生を楽しむ」でいいのかな。