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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

自宅待機期間(前半)の日記:小さな感想帳2


【抱える不安】


出社していない3週間半、前半はまだよかったのだが、後半になってメンタルがどんどん崩れていった。
不安は人をむしばむ。蝕まれはじめると、不安の連鎖反応が大きくなる。
不安はひとつだけとは限らず、別の不安が沸き上がったりするが、それぞれがふくらんでいくので、3密のベン図みたいになる。
不安はいくつも増えたりするので、ベン図の中心の重なり合っているところは濃厚な色になる。


このあと、しばらくいろいろ書いたのだけれど、消すことにした。
日記に書くなら説明しないことも、人に分かってもらいたいあまり書き始めると、長すぎて。


わたしにもともとある不安。(多くの人が、何かしらに不安があったりすると思う。)
それが今の状況への不安を増幅する。
夫の不安がわたしに移る。それで、それまで感じていた以上の不安に増幅する。
わたしの不安も夫に移る。それで、夫は別な不安を呼び起こされる。


東京都はあんなに感染者数が多いけど、でもステイホームだった。
まあ、散歩している人とか、買い物に行くために歩いている人とか、必要最小限にしてももともと過密だからというのはあるけど。
心理的な意味では完全にステイホームで、家族以外との接点もコミュニケーションも激減した。家族のきずなは深まったかもしれないが、わたしは家族も少ないし孤独が深まった。
オンラインで久しぶりの人たちと連絡を取り合いましょう、というのもやったけど、オンラインでの連絡って年賀状みたいなもの。数回やり取りして終息する。そりゃそうだ。(その点、オンラインゲームの世界に生きてる知人は違った。コミュニケーションの終息しない毎日を過ごしていた。)
自分が生きてる忙しい毎日の中で、久しぶりに連絡を取って「ああよかった」という幸福感とはちょっと違った。よかったにはよかったのだけれど。


まあ、なんか、言いたかったのは、不安て蝕まれるなということ。
蝕まれ始めたら、負の連鎖になるなということ。



【感染の不安】


新型コロナウイルスに感染することへの不安は、1月2月より高まった。


武漢ウイルスの頃より、ヨーロッパ株が流行しはじめてからのほうが、致死率や重症化率、感染率が高くなり、急変の確率も高いようだから当然なんだけれど、わたしの場合それ以外の理由も大きい。
夫は、人の目など気にしないほうで、自分の感染だけが焦点だけれど、わたしは母の「他人さま」価値観で育っていて、自分の感染以外の理由で不安が大きくなる。


3月後半には、「自分が感染源」という状態は嫌だね、とよく人と話していた。
この職場で自分が最初に感染して、そのために濃厚接触者認定されて何人もが隔離や自宅待機になったら、なんて言われるか。


4月後半には、出社しなくなっていたので、夫が怖かった。
わたしが感染したら、同居している夫への感染は免れないだろう。
そうしたら夫は許さないだろう。離婚されるかも。おひとりさまの老後かも。
夫は感染を非常に嫌がって、急で要でも外に出たくないというくらい。
わたしは早朝や夜間の人の少ないときに散歩をしたり、必要なものがあったら人の少ない時間帯に買い物をしたり、くらいはしたい。
となると、もし感染したら、どう考えてもわたしが感染源。どこかでもらってきた。
そうしたら夫は許さないだろう。そう思うとどこにも行けなくなった。
窮屈で息が詰まり、それが不安を煽り、メンタルはくずれた。それが連鎖して、夫にもわたしのネガティブウェーブが移った。


5月になり出社が近づいてきて、出社後が不安になってきた。
家でヨガとかやる場所もないし、やる気もあまりない自分なので、動かない。
通勤して、仕事をするって、すごいな。どれだけ運動になってることか。
もともと生活習慣病遺伝子を豊富に持っている自分が、そうとう太ったし、心拍も大きくなったし、血圧もたぶん上がってるし、糖尿にもなりかけていると思う。
3月だってその傾向ではあったが、今は確実に基礎疾患のある人に近いと思う。
重症化の危険が高いので、新型コロナ感染への不安も高くなった。


治療薬の話が出て、「今はかかりたくないな」と不安になった。
よく3月に「私たちにできることは、できるだけ対策をして、あとは感染しても軽症で済むように免疫力を高める生活をすることだよね」というのが会話の結び言葉になっていた。だってまだ出勤してたし、100%シャットアウトなんてできるとは言えないしな、という思いで。
副作用のリスクが高い(リスクの割に有効性の数値がそれほどでもない)薬が認定されて、もともとインフルエンザのために使われている比較的低リスクの薬が未承認ていうのは・・・今なったら副作用リスクの高い薬が使われるってこと?と思うと。
重症化してしまったら、「命をながらえるためなら」と思うだろう。けど、できるだけぎりぎりまで使ってほしくないような・・・。エボラ出血熱のような致死率の高さなら、副作用を心配するよりとにかく使ってほしいけど。
アビガンという薬が承認されるまでに感染してしまったら・・・と不安に。
だから出社もしたくない気持ち。息が詰まってメンタルがやられても外に出たくない気持ちに。



【みんな不安を抱えてる】


わたしは不安がいっぱいで、先読みしてしまって不安いっぱいになる人間。
分かっているから、ほっこりする記事を読んだりすると、ありがたくもあるし、ほっこりしたりもする。
危機をチャンスに変えて伸びていこうとする人の話や、「自分にできることを一生懸命頑張ろう」と休めない仕事に従事している人の話を見ると、ありがたくもあるし、今できることもあるんだと思えたりもする。


で、わたしはどうも負の連鎖に陥りやすいので、その一方で「わたしはダメだなぁ、不安ばっかりで」と自己への評価がまた下がったりする。┐(´д`)┌ヤレヤレ


だから、どこかで見た誰かの記事で、いろいろなブログを見ていると多くの人が同じような悩みや不安を感じている、というようなことが書かれていて、「みんなそうなのかな」と思った。
同じような不安というのは、そのカテゴリーのブログではということ。
そっかー、と思えたのだ。


考えてみれば当たり前のことなんだけど。


他のブログで、いつもほっこり温かい記事を読ませてもらうのだけれど、不安で涙が出た話を見て、そう見えなくてもみんな不安あるんだな、と思った。


わたしははけ口的にこのブログを始めたから、ほっこり記事とかほとんどないなぁ。

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